仏蘭西 へゆきたしと ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
伝え聞く パリの裏通りにはこんな メガネ屋が、 そっと ありそうな ・ ・ ・
せめて、新しきメガネして気ままなる旅に出でん。
子供の揚げた精進揚げを検分している。
紫蘇の衣は片面、ごぼ天はバリッ と ・ ・ ・ ・ ・
粉に卵 ? ・ ・ ・ 違う! それじゃ お好み焼き。
先に卵といて ・ ・ ・ そこに粉、あまりかき回さないで ・ ・
氷入れておくといい、 氷、揚げないようにね。
よいよし、 そんなとこだ ・ ・
ん ~ ~ ・ ・ 雰囲気だね、 浮いてきて、こつっ と ・ ・ 揚がったなって雰囲気 ・ ・
ん、 いいね。 これで油切れたらパリッとしてくる。
やって見せ 言って聞かせて させてみて 褒めてやらねば ひとは動かじ と。
手先は器用な方である。
本日の課題は ・ ・
折れた “笄” の修繕 ・ ・ ・ と言っても新しい 「柄」 を飾りに合わせて削り出す。
穴の内寸法、想像しながら 「こんなもんかな・・ もう少し・・ こ かな・・ 」 と
カッターとヤスリで削っていく。
ものは明治かそれ以上古いものらしく、柄は何回か付け替えられている。
穴が楕円で、鉛筆を楕円に削る ・ ・ と言えば解りやすいか ・・・ 内径と柄が
合っていないと髪に差しているうちに抜けるだろうし ・ ・ ・
亡くなった舅というひとは実に器用なひとで、オートバイの金属部品も、 計る、
削る、叩く、合わせる ・ ・ して、 こしらえていた。
舅は私の器用さを愛してくれていて、自分から見たら拙いだろう私の細工ものを
「よく できたなぁ~ 」 と褒めてくれた。
今、 なにを作っても褒めてくれる舅が居ないことが 寂しい。
こんな もんかな。
食と器
つくねは京焼 。 きんぴら九谷で
いわしは伊万里 。 椀、会津 。
そして、ヤマザキ春のパンまつり ・ ・ ・ と
意味不明 ?
解るひとには 解る 。
天ぷら蕎麦を食べて10時間後にERに担ぎ込まれたのは4月。
「胆のう無いんだから天ぷら3ヶ月はだめっ」 (ま、言う事きいておくか・・)
本日、天ぷらの解禁。 メデタイ。
豪快にいただきます。 素麺は三輪。
この素麺を送ってくださったSさんのこと。
Sさんの自宅には家族、来客用に広い駐車場がある (いわゆるOKANEMOCHI)
砂利敷きながら、きれいに勾配もつけてあって、真ん中には “集水桝” が設置されている。
「よくできてるでしょ、フェンスもみんな自分でやったの、ブロック積むと庭に水溜まるからね、
これは木のフェンス、下空けてね ・ ・ ・ 考えたんだよ。」
「(集水)桝の排水はどこに取ってあるんですか?」
「桝? 排水なんか取って無いよ。 それ “飾り” 中見て、 ほら、 桝無くても水は浸み込むか勝手に
側溝まで流れるけど、桝あった方が駐車場らしいじゃない、それで埋めてみたの はははははははは。」
端正で優等生然とした人相に似合わず、Sさんは洒落の解る人物である。
天ぷらとSさんの素麺、よい解禁日であります。