天 敵 ！
http://www.mitomori.co.jp/hana3/hana2.4.562yabuga.html
「やぶからし」 ってのが本名だったとは知らなかった。
「びんぼうかづら」 の方が好きだな。 除草剤も効くらしいが、今のところ
見たら、抜く。 即抜く。 必ず抜く。 絶対抜く。 例外無し。
「おとーさーん、 天敵が生えてるよ～」 んな事言ってないで抜けよ。
それに比べて栽培作物ってな、ひ弱だねえ ・ ・ ・ ・ ・
若いくせに “杖”がなきゃ立ってもいられない。
こいつは又、“クスリ” が手放せないってか。
やれ意気地のない。 虫がなんだ、ひねり潰して養分にするくらいの
元気がなくてどうする。
ひ弱な作物、集めて畑。 いろいろ手をかけ肥料に消毒。
サラリーマン てのは畑の作物かな。 畑が会社。 社長は勿論お百姓。
おっ 新入社員が芽を出した なんてね 。
しかし、「やぶからし系」 も居るからなぁ ・ ・ ・ ・ ・ 。
「ほかの物はできないの？」
毎度、毎度のお土産に飽きられたブロッコリーもついに花盛り。
植えた人間はとうに亡くなっても、 春が廻れば、花は咲き。
せめて、草取りと多少の手入れは、鎮魂の作業。
ナーンチャッテ ・ ・ ・
所詮、人間にとって大地は “借り物” 大切に使わせて頂きます。
さあ、ジャガイモの芽かきをしなくては、インゲンの“て”を立てて
ナスの苗も植えにゃあならん ・ ・ ・ さつまいもの苗も来る。
行く春を惜しむ頃には ・ ・ ・ ・ ・ 夏が来る と。
シャガは日かげの植物である。
半日かげのような所にひっそり咲くが、色合いの鮮やかな花である。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/shaga.html
昨年の春、退院して初めての散歩で拝見した庭。
http://www.jrtf.com/hoshun/index.html
梅の木の下まわりにシャガの花が盛りだった。 病気の恐怖が少しずつ
薄らぎ、それまでモノクロに近かった視界が元の鮮やかさを思い出している
時期だった。
「シャガの根が欲しいなあ。」 家人に言うと、 「お任せ下さい！」
どこで手に入れたのか、翌週にはシャガのプランターがふたつ届いた。
かの庭の足元にも及ばない荒れ庭だが、 梅の根まわりを掘ってシャガの根を
植え込んだ。
場所が気に入ったのか一年のあいだに地下茎を延ばしてよく根付いた。
マルチからじゃがいもの芽が出て、梅には小さな実が生っている。
シャガは昔からそこに生えていたようにいくつも花を付けている。
引越しも 「赤帽」 頼んで自分でしなさいって言ったんだが、愚図愚図
しててね。
「なに？ それでやってやったの？」
うん、だって「赤帽」って なあに？ ってかんじだからね。 そのうち入社日
になっちゃうし・・・
「ばっかだねえ～～～ ほっときゃいいんだよ ほっときゃあ。 いよいよ困
りゃあ自分で何とかするよ、そうやって手ぇ出すから子供が駄目んなるん
だよ。」
まあ、そうなんだが ・ ・ ・ やっぱり いよいよ困るまで見てるってのも
なあ・・・。
「待てないのかい？」
今まで、ずっとそうやって いよいよ困ったところで親が見かねて何とかして
来たからなあ。
「そいでも、ほっとくんだよ。 死にゃあしないよ。 そしなきゃ何にも出来る
ようになんないよ。 なぁにが一人暮らしよ、意味ないじゃん、ばっかみたい。」
パソコンの移動も、ネットの契約とか親子になってるから全然知らないで
困ってる。
「 わーーーっはははは ・ ・ ・ ・ もう 聞いてらんないわ、パソコン無くても
死なないっちゅうの。 子供駄目にしたかったらやってやんな。」
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 
秋に植えて12月から採り出したスティックブロッコリー
3月を過ぎてもまだ採れる。 4～5日おきに伸びてくる花芽を摘んで湯がいて
食べる。 一時 「野菜ドロボー？」 に盗られたり、葉っぱはヒヨドリに食べ
られたりしたが、３ヶ月収穫できれば菜園の優等生。
植え付けの時 “乾燥野菜屑” をたっぷり埋め込んだ。 効果あったかな。
