ナイスちょっとな健康維持

健康維持がテーマ。健康維持は日々の積み重ね。気楽にちょっとずつ続けてナイスでいよう。薬剤師が発信します。

脳のモードスイッチと遺伝子の元気が出るスイッチ

2005-09-08 23:51:37 | 脳の話題
今日の日経夕刊「あすへの話題」は脳科学者茂木先生の脳の潜在的モードの話。

要約すると、脳が10%しか使われていないといわれるが、それは事実でもあるが複雑な事情がある。

まず、器質的な話で言うと、脳の90%を占めるのが「グリア」と呼ばれる細胞で、それが見た感じ役割が明確でないので残りの部分となるニューロンのみが使われているという解釈。最近の研究で何もしていなさそうな「グリア」の役割などが示されつつあるようだ。

次に、脳が持つ潜在的モードの話。例えば、対人関係において、相手が変わると自然に振る舞いを変える事ができるように、脳は潜在的にいくつかのモードを持っていて、使っているモードにスイッチが入っていて、使っていないモードはスイッチが入っていない。仮に私が潜在的に画家になるモードを持っていたとしよう。或いは、宇宙飛行士かもしれない。いや、相撲部に勧誘された事があるので相撲取りかもしれないし、カリスマ美容師かもしれない。いやいや、落語家かもしれないし、ガンダムヲタクかもしれない。残念ながらどのモードにもスイッチが入っていなかったという事だ。

つまり、潜在的に持ち合わせているモード全ての中で、スイッチが入っている、いや、スイッチを入れている割合が10%もないだろう、というのがもう一つの解釈。なので、新しい事にチャレンジする事は使っていない潜在的モードを呼び起こす事になるので、いろいろチャレンジしようと締めくくっている。私の場合、次にチャレンジするのは、相撲にするか美容師にするか迷うところだ。

スイッチのオン、オフといったら、急に気になって本を開いた。「命の暗号」。筑波大学村上和雄先生著。こちらは、遺伝子の話なので、脳の働きからはちょっとずれる。

朝天気が良くて爽快な気分になるのはきっと皆経験した事。これは、「今日は天気がいい」と自己対話をした結果遺伝子にある「元気が出る」スイッチがオンになるからだという考え方。ところが、朝天気が良ければ、世界中の人が気分爽快なわけではない。悩みを抱えている人はいくら天気が良くても気持ちが沈んでいる。こんな時の解決策がとても興味深い。先の「元気が出る」スイッチをオンにすればいいというのだ。

「そんな事いっても悩んでいるのにそう簡単に解決できるわけないでしょ」

いやいや、素晴らしい解決策がこの本には書いてありました。久々に目からうろこです。素晴らしい。「元気が出る」スイッチをオンにする方法に興味がある悩める方は、村上和雄先生の「命の暗号」67ページをお読みくださいな

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1 コメント

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Unknown (kaki)
2005-09-10 06:04:44
はじめまして。

私も同じ記事を読んで「なるほど~」と思った一人です。持ち合わせているモードの中で10%しか使っていないというのは、何とも…。いろいろチャレンジすることは、やっぱり人間必要ですね。

TBさせていただきました♪
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