缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

ししゃもオス&メス缶

2012-02-21 11:29:53 | 魚介

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3月発売予定の缶つま新商品、ししゃも缶
何とオス&メス2種を商品化

 缶詰の勢いが止まらない。
 日本の缶詰メーカーのほとんどは、昨年の大震災によって資材・原材料が入手困難となり、減産を余儀なくされたのであります。
 その苦難を乗り越え、今、一気に新商品が出てきた。
 今回ご紹介するのは、何と本物のししゃもを使った缶詰。
「缶詰でおつまみ」をキーワードにしたK&K国分「缶つま」シリーズのニューフェイスなのだ。
 ニューもニュー、何しろ3月発売予定の商品であります。
 それを缶詰ブログでひと足早く、読者諸賢にお知らせしようと思う。




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 まずはメス、すなわち子持ちのししゃも缶を開缶。
 湯煎で温めるとふくいくたる香りが立ち昇る。
 ちょうど大兄・島地勝彦氏が来宅していたので、一緒に頬張ってみた。
 繊細な身肉を咀嚼していると、意外と強いうま味とコクがやってきた。
 卵もたっぷり詰まっており、粒々感が舌の上に心地よい。




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 こちらはオスのししゃも缶。身が細く、色合いが地味なのが分かる。
「子持ちじゃないのか、ちぇっ」
 こうバカにしちゃあいけない。通が好むのはむしろオスのほうだ。
 栄養分が卵に取られない分、メスよりオスのほうがうま味が強いと言われている。




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 かくのごとし。オスを半量ほど盛りつけてみた。
 こう紹介すると、オスばかり贔屓してるようだが、メスのほうは島地大兄と食べてしまい、画像が残せなかったのだ。
「さあオスだオスだ、メスより美味なオスだ」
 ひと口頬張ると、繊細な身肉が舌の上で崩れ、うま味を吸ったオリーブオイルとともに口中に広がった。
 ししゃも独特の、川魚に似た匂いが立ち昇る。
 確かにうま味が強い。噛みしめるたび完爾と微笑する。
 しかし、先日食べちまったメスのほうも美味かった。
 いや待て、ひょっとして、メスのほうがウマかったかも。
 確かメスのほうは、うま味がもっと柔らかく、オスよりもどこか温かみがある味で、ふくいくたるコクがあったのだ。
「オスが一級上!」
 このこだわりも缶詰となると、違ってくるのかもしれない。
 新たな事実の前には、思考も風に柳と、しなやかに反応しなければいけない。
 そういえばししゃもは漢字で「柳葉魚」と書くのであった。

  


 固形量:75g
 内容総量:100g
 原材料名:ししゃも、オリーブ油
 原産国:日本(販売:国分
 予価:オス950円、メス1400円
 ※国分担当者によると限定生産になる可能性もあるらしい。見つけたら大事に仕舞っておいて、ハレの日にこそっと出そう。









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