読者諸賢よ!
野鳥獣の肉、すなわちジビエの缶詰が、じわじわと増えてきております。
この3品は岡山県で作られている猪シリーズ。一般社団法人「水辺のユニオン」が取り組んでいる6次産業化のひとつであります。
これはコンビーフならぬコン猪(コンシシと読む)。
2017年の料理王国100選に選ばれたそうな。価格は税抜650円なり。
これはスジコン猪(スジコンシシ)。スジ肉入りで、マスタードで味付けしたのが缶所。
税抜800円なり。
これは山椒とオレンジの猪そぼろ。
山椒が和、オレンジが洋だから、和洋がどう組み合わされているのか、とても気になる。
ということで今回はこの缶詰を開けてみよう。お値段は税抜800円なり。
本日もぱかっと開缶!
あらかじめ湯せんで温めたのでシズル缶も満点。
見た目は紛うことなき肉のそぼろだ。全体には牛そぼろ的な匂いと、加熱した玉ねぎの甘い香りが漂ってくる。
ひと口頬張ると...。
むっ。さっきは甘い玉ねぎの香りだったのに、噛むと山椒の鮮烈な香りが立ち上がった。
食感は牛肉のそぼろに近い。それも、脂分が少ない赤身のような感覚だ。
醤油と砂糖がしっかり利いており、ひと口食べるや
「頼むから白飯をくれ」
という味付けであります。
かくのごとし。焼きねぎをあしらってみた。
これで1缶の1/2の量であります。
じっくり味わうと、オレンジの甘みとわずかな酸味が顔を出してくる。
といっても、言われなければ判らないほどほのかなもの。まさに隠し味的な使い方だと思う。
全体の味がすっきり仕上がっているのも、きっとオレンジのおかげである。
現在のところ、この缶詰は一般社団法人「水辺のユニオン」での直販のみ。
同法人に電話かメール、もしくはFAXで注文し、商品は代引きあるいは請求書での振込みになるそうだ。
※連絡先はこちらの公式サイト
内容料:100g
原材料名:猪肉、玉葱、山椒、オレンジ、醤油、みりん、砂糖、酒、野菜エキス(長ネギ、人参、ニンニク、生姜)、大豆油、サラダ油、塩、胡椒
原産国:日本(岡山・水辺のユニオン)
以前、朝日新聞でユーモアたっぷりな記事を愛読していました。
その後、
ブログを見つけて時々拝見していました。
テレビにも出演されているのを何度か見ております。
こちらのブログでは多様な缶詰を紹介してくださりいつも興味深いです。
私は東日本大震災で被災した体験から保存食を作ることが趣味になりました。
缶詰は買うしかありませんが、ジャムや佃煮などの瓶詰はよく作ります。
石巻出身なので木の屋石巻水産の缶詰の紹介は特に嬉しく感じています。
これからも変わった缶詰やおすすめの缶詰を紹介してくださいね。
まだまだ面白い缶詰を紹介してまいります。よろしくお願いします。