芸人のなかには、鯨肉を食べて縁起を担ぐ人がいるとか、いないとか。
鯨の音読みは「げい」。鯨を食べて芸(げい)を磨くと、こういう洒落なのであります。
ということで今回は鯨缶。4月に発売されたばかりのニューフェイスだ。
ぱかっと開缶。
芸肉、じゃなかった鯨肉はすじの部分を使っている。だから品名は「鯨すじ煮込み」である。
にんじんとこんにゃくも入っていて、それらをもつ煮込みのような味付けに仕上げてある。
しょうがをしっかり利かせ、ややピリ辛で、にんにくのコクもある。それらが具材にまんべんなく染みこんでいる。
面白いのは、鯨肉特有の獣っぽい匂いがあまりしないこと。僕はあの匂いが好きなのだが、クセがないということは、これまで鯨が苦手だった人にもいいかもしれない。
煮込みとなれば、ほら。
木綿豆腐を食べよい大きさに切って、ねぎも青いとこをちょいと刻んで、一緒に煮てやる。
少し水を足すと焦げ付かないですよ。
かくのごとし。
折しも若葉が芽吹くころ。昼は温かいが夜は冷えるという、そんな季節にはあつあつの煮込みが美味しいわけで。
でも、合わせる清酒は冷やがいいわけで。
いや、ぬる燗でもいいし、なんなら飛び切り燗でもよし。
つまりは、美味しい煮込みにはどんな酒でも合うということ。
固形量:65g
内容総量:110g
原材料名:鯨肉、にんじん、こんにゃく、しょうゆ、発酵調味料、砂糖、しょうが、動物たん白加水分解物、にんにく、唐辛子
原産国:日本(販売:共同船泊 製造:岩手缶詰)
参考価格:税込380円くらい
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