簡素で力強いデザインが秀逸
喉の渇きで眼を覚ますと、早朝の4時半であった。
台所で水を飲み、ついでにトイレを済ませて布団に潜り込む。
最近は、明け方が寒くなった。布団のぬくもりがありがたい。
枕の心地よいくぼみに頭を落ち着けたとき、ふと、目覚め前に見ていた夢を思い出した。
打合せの約束を忘れていて、先方から電話が掛かってきたのだった。僕は謝りつつ、次に会える日を再設定するという内容だ。
携帯を片手に、手帳の頁を手繰るのだが、いつに予定すればいいのか。
なぜか、ぜーんぜん分からない。
「えーと、すみません。何の打合せでしたっけ?」
ひや汗をかいたところで目覚めたのだった。
実際、ここ2カ月くらい、イベントの企画や雑誌の監修が立て込んでいる。
そんな現実のスケジュールを思い浮かべていると、とうとう本当に眼が覚めてしまった。
外も明るくなってきた。しょうがない。熱いスープでも飲もうか。
外国缶の魅力はこんなところにも
英字表記が何だか楽しいのだ
すさまじきもの、低温で固まったスープ缶
ちょっと藁っぽい匂いがしている
水で薄めて加熱する。さっき感じた藁っぽい匂いは、マッシュルーム独特の匂いだったことが分かる。
しかし生のマッシュルームとは違って、一寸饐えたような匂いに感じる。
牛乳を足し、黒コショウを振ると俄然、風味が良くなった。
かくのごとし。
残っていたパンをトーストし、スープに浸して食べることにした。
では、失敬していただきます。
むっ。コクがありつつ、適度にさらっとしている。通常ホワイトソースにはバターが使われるけど、そのクドさがないのが好ましい。
マッシュルームは細切れで柔らかく、歯応えはないが風味が味わえる。1缶で4人分作れるから、やはりスープ缶は便利なものであります。
外では車のラッシュが始まった。ついさっきまで感じていた、澄明な早朝の雰囲気はすでになくなってしまった。
せっかくの自分だけの朝だったのに。
しょうがない。今日も日常に立ち向かいますか。
内容量:305g
原材料名:水(アメリカ缶は水も原材料表記するのだ)、マッシュルーム、植物油、加工でん粉、小麦粉、2%以下に牛乳、塩、脱脂粉乳、グルタミン酸Na、大豆タンパク質、酵母エキス、スパイスエキス、乾燥ガーリック
原産国:アメリカ(ニュージャージー州、キャンベルスープカンパニー)
世界なんですね。
興味深く拝見させていただきました。
素晴らしい記事で大変
参考になりました。
ありがとうございました。
また遊びに来ますね。