上・バロークスの新ブランド『カンガワイン』
下・K.T.ブランド『子持ちししゃもオイル煮』
缶詰ワールド杯の第4戦は番外カードをお届けしたい。
火と氷の国アイスランドvsカンガルーの国オーストラリアである。
しかしvsといっても、このカード。
対戦というよりコラボレーション、あるいは
「まあさ、闘いなんかやめて仲良くいこうよ」
という親睦ムードが濃厚のようだ。
豪州代表はバロークス缶ワインの新シリーズ、カンガワイン。
カンガとはカンガルーのことだと思う。この商品、今月16日から出荷予定という、まさにニューフェイスなのだ。
バロークスが市価400円前後だが、それより割安感のある値段だという(東京酒粋の記事を参照)。
現在は赤、白2種のラインナップだ。
アイスランド代表はK.T.ブランド(川口貿易)の子持ちししゃものオイル煮。
何となくオイルサーディンのようなお姿を想像していたが、開缶するとこの通り、焦げ茶色である。
「軽くバターで炒めて」と箱に書いてあった
深く燻製されたししゃもがバターをまとっていく
バタールにトマト、お新香でオープンサンド作成
唐突だが、ここで会場を移動させていただきたい
第2会場はお台場の浜辺なのであった
かくのごとし。
梅雨も明けたことだし、まずはカキっと冷やした白のカンガワインをいただく。
ふーむむ。バロークスより軽やか。しかしアルコール度数12%と、さすが本格ワインである。
赤のほうを飲むと、やっ。渋み、コクがしっかりある。バロークス赤ワインとあまり変わらないのではないか。これはむしろ、秋冬に嬉しいワインである。
そしていよいよ、アイスランド産子持ちししゃも(燻製オイル漬け)のサンドイッチをひと口...。
ああ、燻蒸香が強めで実にウマい。バターで炒めたから、その分マイルドにはなっているのだが。
付け合わせのお新香もよかったが、酸っぱいピクルスだともっといいだろなァ。
こいつをムシャムシャ咀嚼して、脂っこくなった口内へ冷えたカンガワインをぐびびっと注ぎ込む。
「これが幸福でなくて、何が幸福か」
反語法で幸せを表現しつつ、番外の対戦は果てしなく続くのであった。
缶詰W杯 第4戦ドロー
アイスランド:子持ちししゃものオイル煮
内容総量:115g
固形量:92g(7匹)
原材料名:ししゃも、植物油、塩
原産国:アイスランド(輸入販売:東京都江戸川区・川口貿易)
オーストラリア:カンガワイン
内容量:250ml
赤:サンジョベーゼ、シラーズ、カベルネなど
白:シャルドネ、シュナン・ブラン、リースリングなど
原産国:オーストラリア(バロークス)
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