みなさんは、昼飯問題をどうされているだろうか。
昼飯問題とは、どうやって昼飯を食するかということ。
折しも世は雇用問題の真っ只中だが、この昼飯問題だって軽視できない。
現に筆者の近しい人は、「今日は何を食べんの?」と、昼になるたびに、筆者に訊いてくるのである。
どこかに一緒に食べに行くと、いつまでもメニューが決められない。
「唐揚げ定食は水曜日に食ったし、じゃこ天はその前の火曜日だったしな」
この人は昼食をすべて記憶しているのだ。そんな人にとって昼飯問題が相当に大きなものであること、読者諸賢も察していただけると思う。
名称が記載されているぞ
昼飯の3大形式は以下の通り。
その1、外で食べる(外食)
その2、外で買ってきて、社内などで食べる(中食)
その3、自分で作った弁当をつかう(節約食)
筆者はほぼ、3番目の節約食である(節約食とは筆者の造語)。
そこで今回は、弁当を作るにあたり
「さばの水煮缶を使ったらどうなるか...」
という実験を行ってみたい。
白飯を詰めて...
ぱかっと、開缶
澄んだ脂が高品質の証だ
かくのごとし。
まず、皮の美しさが目を惹く。このさばはノルウェー産ということだが、さぞ、いい個体を選んでいるのだろう。
さっ、こうして作ったさば水煮缶弁当。当然昼に食べたわけだが、これが予想以上にウマかった。
当初もっとも懸念されたのは、節約食という言葉の由来にもなった“ビンボーっぽさ”である。
この懸念も杞憂に終わった。
あっさりとした塩味が、身まで入った脂に馴染んでいる。だから身が美味い。
歯ごたえのある身をみしりと噛みとり、その上から白飯を大量投入、咀嚼。
ともかく飯が“はかいく”のが、さばの水煮なのである。
結論:さば水煮缶は弁当にも合う
固形量:75g
内容量:100g
原材料名:さば(ノルウェー産)、食塩
原産国:日本(販売:リリーコーポレーション、製造は福井県小浜市の福井缶詰)
おしらせ:いよいよ次回は新企画『缶詰の現場から』をお届けします。全国の缶詰企業を取材するもので、第1弾はねぎ鯖シリーズというヒット商品を生み出した高木商店さんであります。乞うご期待!!