・・・夕方 お店でボンタン(晩白柚)を買いました。 泊まりに来ているお孫君も一緒にたべました・・・
ボンタンは大きな柑橘類の果物です。お店で見かけたのには「晩白柚」とラベルがはってあります。
お孫君(先週、中学卒業しました)は何て読むんだろう?と最近買ってもらったスマートフォンで検索。
スマートフォンは凄いです。指で画面に文字を書くと上の方に活字になって出てきます。
読み方がわかって、内容を調べています。
私が「 室生犀星のボンタンの詩を知っている?」と聞いたら知らないというので
以前 ブログに載せた室生犀星の「悼詩」を開きました。
2つの「悼詩」古いノートから・・・2005-03-16 09:18:26 | 好きな詩・短歌
この二つの詩をお孫君に見せようと思います。(私はこの詩を読むと涙が出てきます)
「悼詩」 室生犀星
ボンタン実る樹のしたにねむるべし
ボンタン思へば涙は流る
ボンタン遠い鹿児島で死にました
ボンタン九つ
ひとみは真珠
ボンタン万人に可愛がられ
いろはにほへ らりるれろ
ああ らりるれろ
可愛いその手も遠いところへ
天のははびとたづね行かれた
あなたのおぢさん
あなたたづねて すずめのお宿
ふぢこ来ませんか
ふぢこ居りませんか
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ボンタン実る樹の下にねむるべし
ボンタン思えば涙は走る
ボンタン遠きかごしまで死にやった
ボンタン九歳(ここのつ)
ひとみは真珠
ボンタン万人に可哀いがられ
らりるれる
いろはにほ
へらりるれろ
あゝらりるれろ
可哀い其の手も顔も遠いところへ
天のははびと たづね ゆかれた
そなたのおぢさん 室生犀星は
そなたたづねて すずめのお宿
ふぢこ来ませんか
ふぢこ居ませんか
ボンタン
ボンタン
せんていねんたる、せんていねんたる
かはゆきあまり おれはなきます
人にかくれて時計のかげで
せんていめんたる
せんていめんたる。
今日の歩数・・・5612歩・・3251m