誰にも醜聞があります。
たとえそれが、事実であろうが、なかろうが(笑)。ここでは最近の「韓国の醜聞」を集めてみました。必要な方のために出典も明示し、あればリンクさえ提示しています。
朝鮮半島では
南北2つに分裂・分断されたままです。戦後70年以上が経過したというのに、そして
- ロシアの挫折により、ドイツが東西を
- アメリカの挫折により、ベトナムが南北を
それぞれ統一したというのに、なぜ朝鮮半島が南北に分断されたままなんでしょうか。こうなると
- 中国の挫折により、朝鮮半島が統一される
となるのが必然のように思われますが、しかし世の中は予想通りにはなりません。
分裂・分断したままの地域〔Wikipedia〕
北朝鮮と韓国
ともに国連に加盟しており、南北対立はもとより、地勢的にもロシア・中国がからみ、そこにアメリカなどの国が介入していて、実に複雑な情勢になっています。
尤も、隣国である中国の悪意ある対応が一番の原因ではないかと思うのは、中国が朝鮮半島の両国をテンビンにかけていることから生まれました。中国は決して朝鮮半島が独立した国家になることを望んでいません。
中国と台湾
これは分裂・分断ではなく、もともと別のもの、というのが私の理解です。
確かに戦後、中国から台湾へ大勢が逃げ込んだのは事実ですが、中国が言うような「台湾は中国のもともとの領土」だった歴史はない、と私は考えています。
ほとんどのことで中国共産党が主張することに根拠などなく、ただ「一途な信仰」に基づいて行動するところが特徴で、まったく法治国家とは言えず、今の時代としては致命的な欠陥になっています。
キプロス島
これも確かに、四国の半分くらいの小さな島が今でも南北に分裂したままです。
北側は北キプロス・トルコ共和国で、南側のキプロス共和国から1974年に独立を宣言したものの、純然たる独立国家ではなく、トルコの支配下にあるのでしょうか。
一方南側はキプロス共和国で、国連やEUにも加盟し公用語はギリシャ語とのこと。国連加盟国のうちトルコを除く全てから国家として承認されているようです。
それでは「分裂・分断」について、賢者の声を聞いてみましょう。
韓国民の分裂を防ぐ最強の鎖「反日」
韓国は、ずっと前から、国策として「逆らえない何か」を作ってきました。「ウリとナム」のせいで、国民が分裂してしまうことを防ぐためです。
朝鮮の儒教崇拝はクーデターを防ぎ親中(当時の明)政策を維持するためのもので、反共も軍事政権の維持のためという側面がありました。
もちろん、今の韓国をバラバラにならないように結んでいる最強の鎖は、反日です。いつの時代でも、韓国は国策としてのそれらの持論に反対意見を出す人物を無差別に踏み潰してきました。今でも韓国は「反日」に逆らう意見を出す人たちを極度に恐れています。:P.167-168 シンシアリー「韓国人による沈韓論」扶桑社2014年9月22日初版第3刷発行
歴史的に見て
朝鮮半島は中国を抜きにしては語れないでしょう。その中国との親密度の違いから、朝鮮半島では親中派・反中派などが生まれ、もともと対立好きな民族性もあいまって、まさにばらばらであり、南北対立は当然なのでしょう。
ただし北朝鮮の場合、暴力と粛清でもって一色に鎮圧したまま推移しておりますが、さていつまで続くのやら。
場合によって、南北は統一しないまま、ずっと永久に異国とみなしておくのがいいのかも知れません。まぁ時代が許せば、連邦国家や共和国制で一緒になるのもよし、というところです。
陰湿な対立が続く朝鮮半島ですが
一応、南北間で意見が一致するのが「反日」でした。微妙に立場が異なりますが、むしろこの唯一の共通点である「反日」を旗印にして南北統一が可能になるかも知れませんね。
韓国内でも
差別・対立が激しいことは衆知のことで、地域差別・学歴差別・職業差別などなど無数の差別が現存する韓国ですが、唯一安心して心を許せるテーマが「反日」でした。
マレーシアでの暗殺事件では
韓国内での親北・反北勢力の対立を一層かきたてたようです。VX使用やら非協力な姿勢などから、北朝鮮の犯行であることが明らかになりつつある昨今、親北である現在の韓国野党が「もしも北朝鮮の犯行とするならば」という前提条件をつけて「苦しい弁解」をする始末です。
韓国らしいところは
反日となると与党と野党を問わず協調路線を組めるはずですが、他のたくさんの理由を考えると、「反日」だけでは協調できないのでしょう。
中国から見ると
「反日」で朝鮮半島が統一されるのは望むところではなさそうで、あくまでも「敵を分断させるのが中国やアメリカやロシアなどの大国の理念」ではないか、と疑っておきましょう。
中国が、かつては北朝鮮を利用し、その後、北朝鮮を遠ざけて韓国を利用し、昨年(2016年)あたりから韓国を遠ざけ、再び北朝鮮を利用しようと企もうとした矢先に発生したマレーシアでの金正男暗殺事件でした。
中国によってマカオで何かと保護されてきた金正男(キム・ジョンナム )が、マレーシアで北朝鮮工作員によって暗殺された事件に関しては、当然のことながら、中国は反発しながらも慎重ですね。「利用したい」という下心がみえみえではないでしょうか(笑)。
中国共産党が昨年(2016年)から韓国を制裁し始めた結果、一度は見捨てた北朝鮮を見直そうとし始めたのに、この事件によって中国共産党が北朝鮮に対して「面子(めんつ)」をつぶされ悪感情をもち始めたと言えます。
つまり私たちは
- 韓国内での、差別意識と深刻な対立
- 朝鮮半島南北での、一致した「反日」感情
- 中国共産党が「朝鮮半島を分断させたまま」両国を「手玉に取ろうとしている」と望んでいること
を考えた上で、朝鮮半島の南北統一を考えねばならないようです。
韓国人たちが、こういった微妙な対立の中で暮らし判断している、ということを私たちは知っておきたいものです。いくら韓国人たちが感情的に好き勝手にやっているとは言え、同じようなレベルに堕してしまってはいけませんね。
韓国政権交代「20年周期説」再演なるか
任期に伴う権力の循環サイクルがある。任期5年の大統領は当選直後から約1年間が最も強力だ。 2年目に入ると、失望する人が少しずつ現れ、3年目には支持率が下落し始める。 4年目にはレームダックが始まり、5年目には植物政権となる。
任期4年の国会議員は3年目くらいになると、すべての活動の焦点を自分の再選に合わせる。再選のためには政権の行方も目に入らない。公認を受けられなかった人たちが集団離党を決行する時期も総選挙を控えてからだ。
5と4の最小公倍数は20だ。したがって「大統領選挙と総選挙のサイクル」には20年ごとに同じモデルが出現する。次の総選挙は2016年4月に、大統領選挙は2017年12月にある。 20年前の1996年総選挙と1997年大統領選挙の時と間隔が同じだ。来年の総選挙と再来年の大統領選挙について見通しを立てるためには、20年前に何が起こったのかを振り返ってみる必要がある。:韓国ハンギョレ紙 2015.02.17
ちょうど2年前の記事で
まさか今の朴槿恵大統領の「悲惨な状況」を予想してはいなかったでしょうが、韓国特有の任期に触れています。大統領が5年・議員が4年、というのでその最小公倍数である20年毎に同じパターンが生じる、というものです。
国際情勢がまったく異なるのに、20年周期が存在するとは思われませんが、一考の価値があるかも知れません。
20年前には韓国の大統領は
- 1998-2003 金大中(キム・デジュン)
- 2003-2008 盧武鉉(ノ・ムヒョン)
という左翼政権の10年間がありました。
この2人の大統領の期間、韓国が北朝鮮に接近し、結局だまされたことを覚えているかたも多いでしょう。ちょうど北朝鮮のNO.2と言われた黄長燁(ファン・ジャンヨプ、1923-2010)が1997年に中国経由で韓国へ亡命した頃でした。北朝鮮の重要機密が漏れることを極端に怖れた金正日は「南北宥和ムード」を演技し、その為には亡命した黄長燁が邪魔だとして「干す」ことに成功し、結局だまして巨額の秘密送金を得て、黄長燁が死亡後にはもう安心して「元の対立状況へ戻った」といういきさつがありました。北朝鮮はその後ずっと極めて口汚く韓国を罵って(ののしって)いることはご存じの通りです。
このあと10年間、保守政権が続きます。
- 2008-2013 李明博(イ・ミョンバク)
- 2013-2018 朴槿恵(パク・クネ)
そして2ヶ月も後には大統領選挙があり
再び左翼政権の時代がくると言い事実、盧武鉉政権で重要な地位にいた文在寅(ムン・ジェイン)が大統領候補の中では高い支持率を得ているようです。
いま韓国は大混乱の中にあります。
- 朴槿恵(パク・クネ)が辞任しないため国会で弾劾が可決され、ただいま職務停止中。いま憲法裁判所が「弾劾決議の合憲/違憲」を審議中、来月(2017年3月)には結果が出る模様。
- この結果にもよりますが、合憲となった場合(その可能性が高いらしい)、朴槿恵は正式に失職し、大統領選挙があり上記の通り左翼政権ができそうです。
- 朴槿恵(パク・クネ)時代に米製THAADミサイルの韓国配備を決めたようですが、もし新しい左翼政権ができればこれを撤回するでしょうし、韓国は北朝鮮に接近し中国による韓国制裁も廃止され万々歳となり、名実共に「韓国の中国属国化」が完成します。それが多くの韓国人にとって幸せかどうか分かりませんが,少なくとも、歴史的に中国にヨイショしてきた旧両班としては念願叶ったり、なんでしょう。
- 駐韓日本大使が、釜山領事館前の慰安婦像設置に抗議して、一時帰国して1ヶ月ですが、日本からの制裁と受け止めているようですが、身から出た錆でしょうか。
- このように韓国は、北朝鮮の威嚇、中国の経済制裁、日本大使の一時帰国、に加え自国内での激しい対立と、文字通り四面楚歌の状態で、これに米大統領トランプがどう出るか、まだ明確な方針は出ていません。今回のマレーシアでの暗殺事件で、米大統領トランプがまたまた何を言い出すかわかりませんね。まぁそれを期待する人も多いでしょうが・・・・・・。
- マレーシアでの暗殺事件は、こういった困難な韓国の状況下で起ったもので、親北勢力としての野党は北朝鮮に対してのみ、いつもみられるはずの「口汚くののしる」ことさえできない状況です。
こういった悲惨な状況にあることを、私たちは知っておきたいものです。
さてさて、皆様はどう思われますか。