本人が否定しようが、肯定しようが、誰にも醜聞があります。ここでは最近の「中国の醜聞」を集めてみました。必要な方のために出典も明示し、あればリンクさえ提示しています。
アパ問題についてはすでに当ブログ
「2017/02/02 中国に関する醜聞 189 アパ問題」
で述べました。たしかに
いろいろな宿泊所の机の引き出しには、様々な書籍が置かれていることがあります。
聖書・論語・仏法書などの宗教書が多かったようで、どれもいいことを言っているはずですが、一生懸命に唱えれば唱えるほど他教を「邪教」と切捨て自己満足に耽らざるを得ず、それがまた利用する数少ない「信者」には堪(こた)えられないほど快適なのでしょう。
それが原因かどうか、私などそんな書物を開いたことさえありません。なぜ開かずに分るのかと問う人がいるでしょうが「分る」から「開かない」のですね(笑)。
そこに何が書かれていても、たとえ自分の考えと異なったことが書かれていようとも、予約には何も制限がないので、抗議しようとも次回から予約しないなどと「思ったことさえない」のでした。
そんなときに起ったのが
今回の中国共産党による「日本国内所在のホテルに置かれている書籍」内容に関する「怒り」表明とボイコット指示でした。
こんな「論外」の脅し・強迫が「他国で通じる」と信じている中国共産党の、怖さ・間抜けさ・おつむの弱さ、世間知らず、うぬぼれ、などに驚く次第です。
冷戦が終わって…文明が衝突するだろう。
- 西洋の傲慢(arrogance)
- イスラムの不寛容(intolerance)
- 中華の独善
:サミュエル・ハンチントン米ハーバード大教授「The clash of Civilizations」NHK 1999/01
「中華の独善」とはよく言ったものです。
「中国に負けるな」「よく言った」 南京大虐殺否定するアパホテル書籍に反響:iza 2017.1.19
日本には
中国には「あり得ない」多様性が存在していて、様々な意見があるのです。
にもかかわらず中国共産党政府がのこのこと出かけて、外国である日本の民間ホテルを「自分の主張と異なる書籍を置いている」だけで名指しで批判し日本への観光客がそこを利用しないように旅行会社に「指示した」らしい。
世界中が中国共産党を「馬鹿にし、かつ笑う」ことでしょう。
そんなのは民間の些細な一コマに過ぎないのに、まるで中国国内のことであるかのように「中国政府が口を挟み」、そのホテルを利用しないよう指示したのが失態でした。ここは日本であるということを理解できる能力を欠いている、と見られます。
いや穿った見方をする人なら、「よかった、中国人が利用しないホテルなら、きっと静かだろう」と考えるかも知れませんね(笑)。これが中国人観光客以外でキャンセルが少ない理由なのかも。
しかし中国内では、政府が気に入らなければ「秩序を乱した」とか「国家転覆を狙っている」などの「でっちあげ」で、いかようにも禁じることができ、違反者を厳しく罰することができるらしい。
これを国外である日本にも適用して、在日中国人の一部が、中国政府の見解と異なる意見をゆるさない、と中国共産党にヨイショして行なったデモだと思われます。
この段階で、まだ中国政府は参加していないようです。
別に
中国人観光客のために運営しているホテルではないのに、なぜ怒り狂うのか、不思議に思った日本人が多かったと思われます。
中国共産党の見解と異なるというだけで、海外である日本に住む在日中国人が中国共産党政府と異なる意見を許さないとデモをするのも、異様な光景でしょう。
尤も暴力を伴わないデモなら、別にかまいませんが、中国内では「反政府デモ」は理由のいかんを問わず、禁止され、違反者は即座に拘束・逮捕・投獄されるといふ。
もしもこういった中国の威嚇が
韓国で起ったとすれば、間違いなく中国共産党の威嚇におびえ、制裁解除の方向へ動くことでしょう。朴槿恵の次の政権ではTHAADミサイル配備計画を白紙に戻すらしいことも容易に想像できます。
沖縄で起ったとしても同様でしょうね。県知事の翁長雄志が怖れていたことでもあり、中国がどれほど不法なことをしても、目先の経済損失を怖れるだけで中国に何も言えません。典型的な視野狭窄症(しやきょうさくしょう)ですね。その反動で米軍基地絶対反対という公約をかかげています。
トランプも翁長も
法律より公約が優先すると信じているようで、その自信は「ささやかな支持者」が国や県全体の意見だと思う、その「うぬぼれ」に過ぎず
どうやら法治国家には不適切な人物なのでしょう。
中国共産党の著しい特徴ですが
反論がないということは『承諾した』とみなすようです。よって何でもかんでも、めちゃくちゃなことを言いますが、必ず反論しておきましょう。
ただしその反論に対して、中国共産党は再びめちゃくちゃな論理と断定で反論をしてくるという覚悟は必要です(笑)。
↑ もう誰も相手にしない? それが狙い?
在日中国人のアパホテル抗議デモ、中国で賛否両論、「外国人のデモ認める日本の寛容さ」感心する声も:2017年2月6日 Record China
これに関しては中国国内でも報道されているようで
中国内でも「報道規制」されていないらしいのですが、ぼちぼち中国共産党が介入し始めたらしい。
なにしろ「不都合な内容を決して報道させない」のが中国ですから、この件は中国共産党にとって「不都合」どころか、推奨すべきことなんでしょう。
報道規制されていないことのほうが珍しいと言えますが、「中国内で報道規制されているか否か」の見分けかたは実に簡単で「中国共産党にとって不都合かどうか」を考えるだけです(笑)。
しかし簡単そうに見えますが、これを理解するためには「普段から中国共産党のわざとらしい屁理屈を聞き続ける」という苦痛を経なければなりません(笑)。
とにかくこれで分ったことは
国内はもちろんのこと、たとえ国外の「多様性がある日本」であっても、中国共産党の見解と異なる部分を見つけたら、できる限り怒り狂って抗議し撤回させ謝罪させ、制裁を加える権利がある、と信仰しているようです。
これこそ全体主義国家らしい正調中国共産党節!
記事では
「いかなる政府当局も後ろ盾になっていないという」とされていますが、こんな「国家ぐるみのウソ八百」を信じる人が、はたしているのでしょうか。
なつかしいこの「国家ぐるみ」は、そうです、ロシアの「国家ぐるみ」の薬物隠蔽工作事件で、見られましたね。
私が中国共産党に言いたいことは、ただ一言だけ。
- 中国共産党と同じ主張のデモだけではなく
- 中国共産党と異なる主張をするデモもある
ということ。
その権利を、許せますか?←100%許さないでしょう
わっかるかなぁ、わかんねぇだろうなぁ
え?「一言ではなかった」ですか。こりゃまた失礼いたしました(笑)。
さてさて、皆様はどう思われますか。