カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

韓国の醜聞195 仏像の盗難

2017年02月14日 08時49分46秒 | アジア

誰にも醜聞があります。たとえそれが、事実であろうが、なかろうが(笑)。ここでは最近の「韓国の醜聞」を集めてみました。必要な方のために出典も明示し、あればリンクさえ提示しています。


韓国人が、日本へやってきて、対馬の寺から仏像を盗んで韓国へ持ち帰った件です。 

対馬仏像盗難事件とは、2012年(平成24年)に、日本の長崎県対馬市の三つの神社・寺院から、韓国人窃盗団によって重要文化財の仏像2体などが連続盗難された事件。韓国の裁判所が盗難仏像の日本への返還を事実上拒否する決定を下し、1体は返還されたが未だに1体が未返還なため、日韓間で外交問題となっている。・・・・・・ 

2014年11月24日、梅林寺 (対馬市)から誕生仏と大般若経を盗み大韓民国に持ち出そうとした韓国人の男5人が対馬南警察署に逮捕された。:Wikipedia

まず2件の盗難事件あるいは盗難未遂事件の概略を知ってもらってから・・・・・・ 


対馬で盗難の仏像、韓国の寺に所有権=裁判所が引き渡し命令 

 【大田(韓国中部)時事】長崎県対馬市の観音寺から2012年に盗まれ、韓国に運び込まれた県指定文化財の仏像「観世音菩薩坐像」について、「かつて所蔵していたが略奪された」と主張する韓国の寺が韓国政府を相手取り、仏像を引き渡すよう求めた訴訟で、大田地方裁判所は26日、韓国の寺の所有権を認め、仏像を引き渡すよう命じる判決を下した。
 日本政府は日本への返還を求めてきたが、一層遠のく見通しだ。:時事通信 2017/1/26


5年前に盗難にあって日本から韓国へ持ち込まれた仏像について、やっと韓国司法の判断が下りました。

韓国が法治国家ではないことの、明確な証明となったようです。

  • 法の不遡及(ふそきゅう)の原則などあり得ない韓国

過去(仏像が朝鮮半島から日本へ渡った経緯)のことを今の法律(著作権など)で裁こうとするのは、避けなければならないという原則です。

「600年前に正当に取得したことが証明されるまで日本への引き渡しを差し止める」というのが、これでした。

しかしかなり昔の日本統治時代になした財を現在の法律で裁こうとし、平気で子孫の財産を没収したのが韓国ですから、もう法律などないに等しいですね。

たとえ話をするなら、幕府の横暴はけしからんとし、今の法律で徳川幕府を裁こうとするものです。

韓国は、未開国家から脱出できていないようです。

  • 盗難の事実を、なかったことにする韓国

600年ほど前に倭寇に掠奪された可能性があるので、5年前に日本の寺から盗難されたものとはいえ、所有権は韓国の寺にある、としました。盗難の事実を隠蔽する、韓国司法の手法が明確にみられますね。

「(政府は)浮石寺に引き渡す義務がある」とするのは、今とりあえず韓国政府が保管しているのですが、日本から盗んだ事実を無視する韓国の法律は明らかに間違っていて、韓国の法体系が未熟と言えます。

北朝鮮から日本へ「一時帰国」の予定で帰国させた拉致被害者を、北朝鮮へ帰させなかった日本も同じではないか、という反論もありそうですが、そもそも600年前の仏像を盗難したことと、40年前の不法な拉致事件を近藤(混同)するのはみ足です(笑)。

不法に日本から日本人を拉致されておきながら、一時帰国の約束に従って帰させなければならない、というのは「不法を正当化する暴論」ですね。


大田地裁 

「日本で盗んだ金銅菩薩像、浮石寺に返還」判決 
「歴史記録から略奪と推測され、当初の所有者に返すのが当然」 :韓国ハンギョレ紙 2017-01-26

判決は、過去の研究記録があるとし、倭寇によって略奪されたと推測されるので所有権は韓国の寺にあるとしていますが、ハンギョレ紙の記事では「盗難」については触れていません

やはり5年前の違法な「盗難」よりも、600年前に「掠奪されたとする推測」を優先したのでしょうが、非法治国家そのものですね。


問題の仏像は、1330年の高麗時代、瑞山で製作され、1526年前に倭寇によって略奪されたものとみられる。仏像返還問題が浮き彫りになった後、「盗んだものだから返すべきだ」、「もともと私たちのモノなのに、なぜ返さなければならないのか」などの賛否が対立したが、裁判所が浮石寺の所有権を認めたのだ。500年前に略奪したという理由で、21世紀の明白な盗品を返さなければ国際社会が私たちをどのような目で見るのか気になる。このようなやり方が認められれば、世界の博物館は修羅場になるかもしれない。時間がかかっても、文化財還収は国際規範に従うのが正しい。:東亜日報 Posted January. 27, 2017 

こちら韓国東亜日報では、盗品を返さないと国際社会が韓国をどう見るか気にしているようで、ごく自然な記事に見えますが、「時間がかかっても、文化財還収は国際規範に従うのが正しい」とは、他の国の事例をみて考えよ、という意味でしょうか。


対馬仏像:専門家「略奪文化財認定、韓国は国際的な信用を失った」

韓国文化財庁「略奪文化財という確証ない」

大田地裁が26日、韓国・浮石寺(忠清南道瑞山市)に引き渡すよう命じる判決を下した「観世音菩薩坐像」は、2012年に韓国の文化財窃盗団が日本の長崎県対馬市の寺「観音寺」から盗み、韓国にひそかに持ち込んだものだ。窃盗団はこの時、仏像2体を対馬から違法に持ち込んだ。もう1体の「銅造如来立像」は韓国で所有権の主張がなかったため、2015年7月に対馬の海神神社に返還された。・・・・・・

文化財庁は「浮石寺で仏像が作られたのは確かだが、略奪されたという決定的な証拠はない」という結論を出した。・・・・・・

しかし、韓国の専門家の多くは「例え略奪された文化財だとしても、適法な手続きによって返さなければならない」と話す。西江大学のカン・ヒジョン教授は「具体的な略奪、持ち込み経緯の確証がないまま仏像を『略奪文化財』に認定したことから、国際的な信用をなくしたのはもちろん、今後、日本などとの文化財交流における影響は少なくないだろう」と懸念した。

匿名希望の国際法専門家は「フランスが略奪していったことが明白だった外奎章閣(朝鮮時代に歴代国王に関する文書を保管していた奎章閣の付属図書館)図書とは全く別の問題だ。略奪されたという確証がなく、韓国人が盗んできたことがはっきりしている文化財を「韓国のものだ」と主張するのは国益のためにならない」と述べた。:朝鮮日報日本語版 2017/01/27

朝鮮日報では、「掠奪されたという確証がないまま盗んできたものを韓国のものだとするのでは信用をなくす」などという専門家の説を引用し、日本に返還すべきだとして、韓国では珍しいマトモな主張をしています。 


対馬仏像判決 韓国、「司法崩壊」窃盗黙認 日韓関係悪化への悪しき判例に 

【ソウル=名村隆寛】韓国人窃盗団が長崎県対馬市の寺から盗み、韓国に持ち込んだ仏像について、元の所有権を主張する韓国の寺に引き渡すよう命じる判決を韓国の裁判所が下した。判決は日本政府の返還要求を無視したもので、韓国の一方的な歴史観により法の番人であるはずの裁判所さえ、日本で犯した窃盗という犯罪行為を黙認するという“あしき前例"となった。・・・・・・

韓国の司法が犯罪行為と認めた泥棒行為を、今回の判決では正当化している。「歴史問題を絡めれば日本には何をやっても許される」といった世論が韓国国内で蔓延(まんえん)することが懸念される。産経新聞 2017/1/27

産経は、「贈与や売買などではなく略奪や盗難で対馬に渡ったとみるのが妥当」とし韓国政府から浮石寺への引き渡す義務がある、というのを客観性に乏しいと判断しています。


銅像も、窃盗団も直ぐに日本に引き渡すべきだった!

・・・・・・

「観世音菩薩坐像」は韓国人の窃盗団が李明博前政権下の2012年10月、観音寺から盗み、韓国に持ち込んだものだ。窃盗団は3か月後の2013年1月に韓国で検挙され、仏像は押収されたが、韓国政府はこの時点で速やかに日本に返還すべきだった。窃盗団も日本で裁かれるよう引き渡すべきだった。そうすれば、今回のような事態は防げたはずだ。日韓間の外交問題に発展することもなかった。

結局、もたもたしている間に裁判沙汰となり、2013年2月に「観音寺が正当な手段でこの仏像を取得したことが証明されるまで日本側に返還してはならない」とする仮処分決定が下されてしまい、身動きが取れなくなってしまった。当時、日韓関係は李明博大統領(当時)の「竹島(独島)上陸」で最悪の状況下にあったのでこの判決は十分に予想できていたはずだ。

韓国政府は沈没した客船「セウォル号」への対応や釜山領事館の「少女像」の設置への対応もそうだが、とにかく初動が杜撰で怠慢だ。やることなすことすべて後の祭りだ。その結果、外交的重荷を背うことになる。・・・・・・

高裁での逆転判決を期待するほかない。:辺真一 コリア・レポート編集長2017/1/27

とにかく対応が遅すぎて裁判沙汰になり外交問題に発展してしまったことには賛成します。確かに様子をみるあまり韓国政府の動きが遅すぎるようですね。 


「仏像返そう」韓国メディアが突然まともになるも慣れぬ文章・・・・・・

1月7日付の同紙(東亜日報)では、この問題を取り上げ、日韓関係は経済や民間分野で深い結び付きがある一方で、歴史問題で対立が続く〈複雑な関係〉であるとし、こう報じた。 

 〈日本との複雑な関係を「親日か反日か」といった単細胞的な観点からしか考えられないとなれば、冷静かつ常に用意周到に立ち回る日本人と渡り合うことなど到底できない〉 

 気持ち悪いほどまともなのである。韓国メディアのお家芸である反日報道は、どこにいったのか。産経新聞ソウル駐在特別記者の黒田勝弘氏が、突然の“まともな報道”の謎を解き明かす。 

 「朴槿恵大統領の一連の弾劾騒動で、韓国の政治機能は停止。対米では、トランプ新大統領への対応に乗り遅れ、対中では、韓国がTHAAD(高高度防衛ミサイル)配備を決めたこともあり、全ての軍事交流が中断。そんな中、日本が日韓通貨スワップ協定の協議中断を表明し、駐韓大使の一時帰国も長期化していることで、外交が三方塞がりになっているのです。 

特に日本の強硬な対応に韓国国内は戸惑っています。“これ以上、日本を怒らせるな”という雰囲気が政府やメディアにあるため、反日報道にブレーキがかかっているのでしょう」

※週刊ポスト2017年2月17日号 2017.2.8 


もしも

韓国政府が判決を不服として高裁へ控訴すれば、そのことが「日本へ返還すべきだ」という主張だとみなされ「親日的に過ぎる」と非難されるでしょうし、控訴しなければ、日本を含めた国際世論に非難されるでしょうし、どちらに転んでも「非難」されることは避けられません。

こういった「非難」を受けるのは、アメリカと中国の狭間で、綱渡り的な瀬戸際外交を続けてきた朝鮮半島国家の宿命であり、当然の報いでした。

まだまだどうなるか分かりませんが、非法治国家である韓国のことですから、盗んだことを不問とし、600年前の所有権を優先する結論になりそうな気がします。

さてさて、皆様はどう思われますか。


中国に関する醜聞 194 最後の「外見飾り」

2017年02月14日 04時15分21秒 | アジア

本人が否定しようが、肯定しようが、誰にも醜聞があります。ここでは最近の「中国の醜聞」を集めてみました。必要な方のために出典も明示し、あればリンクさえ提示しています。


 (アーネスト:ムウオンゾラの助手)ひとつ確実に言えるのは、この国は、外見を取り繕うのが、うまいということ。私たち国民は、体制に服従させられてきました。目立たず、とても巧妙なやり方で。ですから国を外から見ただけでは真実が分らないのです。

この国の体制は、ある機関を利用して、シンバブエ国民に長年恐怖心を植え付けてきました。つまり、秘密警察を利用して。

部屋に盗聴器があるかも。そう疑ってしまうのは、この国が独裁体制だからです。普通の生活をしていても、恐怖からは逃れられません。まずいことを口にしたら刑務所送りになりかねません。サングラスを掛けた連中につかまり、車にのせられ、どこか知らない場所へ連れて行かれるかもしれません。これが現実ですが表面上は平穏に見えます。しかし事実は違う。恐怖に支配されているのです。:ジンバブエ 初めての民主憲法(1前編)NHKBS1 2017/2/8

この番組で

この国は、外見を取り繕うのが、うまい」というのを聞いて、私は直感的に、中国を思い浮かべました秘密警察を使っている、とか、表面上は平穏に見える、などが、中国そっくりに思われたのです。

その中国が、最近ずっとアフリカに接近しているのは、独裁主義者は独裁主義者に接近したがるもの、という伝統があるからなんでしょう。

政府に不都合なことをしゃべれば、盗聴器によってすぐさま官吏の知るところとなり、ただちに拘束・逮捕・投獄・処刑されるのも、中国とアフリカ諸国はそっくりなんです。

反抗する者をどのように扱えばいいか、言い替えると弾圧の手口を漏らす代わりに一部の権力者に「中国崇拝」を植え付けるのは、得意中の得意なんですね。

一部の人間による強烈な独裁国家国家・中国が、アフリカに巧みに「隣国とのだましあい手法」を教え込み「短期間」で独裁国家を誕生させ中国の植民地にしていこうとする姿が、まるで手に取るように分ってきます。

いくつかのアフリカ諸国中国共産党

人類の発祥の地とされるアフリカですが

その後さっぱり変化が見られず、遠い異国の人たちによって支配されてしまいましたが、旧態依然とした中国の漢族をみていると、まったく同じような旧態依然としたところを感じてしまうのです。 

外見」とはあくまでも外からみた「印象」ですが、これを偽って「いかにも立派そうにみせかける」といった偽装は、漢族の得意とする『悪癖』なんでしょう。


 小泉文夫:

胡弓という楽器が日本にありますね。三曲合奏(箏、三味線、尺八または胡弓の三種の楽器で合奏すること)で尺八が流行する以前に使われたもので、形は三味線を小さくしたようこすなものですが弓で弦を擦って演奏する楽器です。あれはいわば隠れキリシタンみたいな楽器じゃないかと思うのです。

というのは日本であれをラベーカと呼んだのですよ。ラベーカというのはヴァイオリンの前身のレベックのポルトガル語ですよね。当時の宣教師の記録ではヴィオラが使われたようなことが書いてありますけれども、日本人が胡弓に対してラベーカという言葉を使っていることは宣教師の影響でしょう。このラベーカつまり胡弓から幕府のキリシタン取り締まりの目をそらすために、いろいろ細工をしたと思われるふしがあるのです。・・・・・・

そのうえに、胡弓といういかにも中国語めいた名前をわざと使って中国から来た楽器のように見せかけ、さらに外見は三味線そっくりの形にしてしまう。そうやってごまかして、擦弦楽器の本質は残したのではないか。・・・・・・

特に弓奏楽器はキリシタン以前の日本にはありませんでしたから、声楽が好きな日本人としては、多少とも人間の声に近い弓奏楽器の味は容易に忘れられなかったのでしょうね。:P.110 團伊玖磨+小泉文夫「日本音楽の再発見」講談社現代新書 


 日本では、そうとう昔に

  • 中国への使者を中止しました←894年頃
  • 相当むかしのことなので想像するしかありません。「なぜ遣唐使を廃止したのか」ですが、それは学ぶべきことより多くの危険なことが伝わり始めた、からだと思われます。当時から、「日本にふさわしくないものは取り入れない」という前提があったのは、とても賢明でした。
  • この遣唐使廃止から600年ほど経過し、ヨーロッパからビオラ(擦弦楽器)のようなものが伝来したのでしょう。キリスト教国のいつもの手口ですが、まず信教の自由を唱えその国の為政者に取り入る宣教師が多いものです。普及してやがて信者が増えるころ、その国の為政者の意志に逆らう信者たちが増えはじめ、こういった信者らと為政者との争いを鎮圧し母国宣教師を守るという口実で軍隊を派遣し、ついにその国を占領する、これが常でした。
  • こういう風に「宗教を利用して植民地を増やすの」が、当時のヨーロッパ諸国の手口で、いわばキリスト教が植民地獲得の手段になっていたのです。昔からイスラム教とキリスト教の、時には理解しあいながら、しかし、しばしば激しい争いを繰り返して、現在の宗教分布になってまいりました。日本では「一神教にはなじまない」のでしょうか、現在はそんな禁止令がないにもかかわらずキリスト教やイスラム教の普及が少ないようです。しかし500年後もこのままかというと、それは誰にも分かりません。
  • 当時の日本の為政者〔豊臣秀吉・徳川家康〕は、ヨーロッパ列強が「布教」を口実に日本を占領しようとした意図を感じとったのでしょう、禁教令〔1587年(バテレン追放令)・1612-1613年(キリスト教禁止令)発布しました。その1 その2

そんな時に

  • かつて禁止したはずだった中国文化でしたが、ヨーロッパ諸国からの伝来楽器を、中国伝来の楽器だと偽装しました。中国の脅威よりも、キリスト教の脅威のほうが、優先されたのでしょうか、とにかく「外見を偽装」しました。バテレン関連の楽器ではなく、中国の楽器であるとだますのには「為政者を安心させる」効果があったと考えられ、これが「胡弓の誕生ではないか」とする説ですね。外見が日本の三味線などにそっくりなのもあったらしい。似ていますが、胡弓二胡ですね。
  • 外見を偽る」方法、つまり「偽装」は昔から中国の得意技だったのでしょう。一旦禁止したはずでしたが、中国語風の「胡弓」とすることで、キリシタン禁教令に付随する文物・楽器の輸入禁止をすり抜けるたのでしょう
  • そういう「外見」を巧みに偽装する中国流の手法が、500年後の今、アフリカのシンバブエに入っていたとは、驚きます。まだ確かな根拠はありませんが、中国流の手法がすでに存在したため中国がアフリカに接近し易かったのか、それとも中国が利用しようとして密かに教え込んだものなのか・・・・・・。

さてさて、皆様はどう思われますか。