カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

沖縄の醜聞 19 公約について

2016年12月21日 07時09分54秒 | 社会

今回は「沖縄の醜聞」です。

「うっかりしていると見逃してしまいそう」な醜聞や「自分と異なる意見を醜聞」とする醜聞。日本にも看過できない醜聞がありそうですよ。


裁判所の判決に関して・・・・・・ 

翁長知事「取り消しは正当」 辺野古訴訟、沖縄県が上告 

 高裁判決については「憲法や地方自治法、公有水面埋立法の解釈を誤った不当な判決で、到底受け入れられない」と批判。「これからの日本の地方自治や民主主義の在り方に困難をもたらすのみならず、三権分立の原則をも揺るがすものであり、法治国家として大きな禍根を残すものだ」とした。 

 最高裁で県が勝訴した場合、県は承認取り消しを取り消すよう求めた国の「是正の指示」に従う必要はなくなり、承認取り消しの効力はそのまま維持される。県が敗訴した場合、県は是正の指示に従って、承認取り消しを取り消すことになる。 

 一方、敗訴して埋め立て承認の効力が復活した場合でも、「あらゆる手法」で辺野古新基地建設を阻止する姿勢は変わらないとしており、移設問題の行方は不透明な情勢が続く。琉球新報 2016年9月24日 05:04 


3ヶ月前の記事ですが

もしも翁長が裁判で負けたとしても「あらゆる手法」で阻止するとする翁長の発言を琉球新報が伝えており、何もコメントしていないようですから、法治県とはいえない県知事の翁長を支持しているように読め、まるで韓国のような報道ぶりです。

裁判を否定するのは、非法治国家の特徴でした。

中国はもちろんですが

アメリカの次期大統領に内定しているトランプも、選挙戦当時、勝てば選挙結果を受け入れるけれども、負けた場合「その時に考える」としました。トランプは選挙の前に「どういうことになろうとも選挙結果を尊重すると明言しなかったのです。

勝った場合は尊重するけれども、負けた場合は「不正」があったので認められない、というあまりにもひどすぎるトランプの姿勢にうんざりします。まるで韓国か中国ですが、それほどアメリカの実体が腐敗に満ちているということでしょうか。

もとより私はボランティアに開票させている今のアメリカの選挙制度に疑問をもっておりますが、それは別の話。

かつてフィリピンが

オランダの仲裁裁判所へ「中国の違法埋め立て」が無効だと提訴しましたが、判決が出る前に「韓国政府は、どういう判決になろうとも裁判結果を尊重する」と言えませんでした。

韓国の醜聞173 パク・クネ弾劾可決

前から韓国が法治国家とは言えないと分っていましたが、今回いっそう鮮明になったということでしょうか。裁判などどうにでもなる、という姿勢ですね。

訴えられた中国が裁判を無視し欠席したまま、2016年夏に「中国の主張を全面的に退けた」仲裁裁判所の判断が出ました。もし判事に問題があるなら、韓国はそう言うべきで、裁判に参加しなかった中国の脅迫に屈したのが、韓国の実体でした。

その韓国が

朴槿恵(パク・クネ)大統領を擁護する意見を決して許さないまま、一糸乱れぬデモなどを経て、国会で弾劾を可決し退陣させましたが、これが立派な韓国の民主主義だと自惚れる・・・・・・。

民主主義のない北朝鮮の正式国名「朝鮮民主主義人民共和国」に限って「民主主義」が入ったり、「人民」など存在しないのに「人民」が入っています。

中国の「中」ではなく中国以上に儒教色を強く出す小さな韓国の正式国名が「韓民国Wikipedia」で「」が付いています。かつては「韓帝国Wikipedia」だったように、「」が好きな韓国ですね。これは「」であるべきだ、という願いなのでしょうが、いつの間にかそれが夢に終わりそうで、単なる演技だったとすれば俳優の「根役者Wikipedia」でした。ただし私も「根」の味が分る年齢になりましたが・・・・・・(笑)。

あ~ぁ世も末ですね。

トランプをみれば分りますが、いくら公約でそう言ったとしても、現実に不可能なことがたくさんあります。もしトランプが公約を曲げないで通そうとすると、それこそ韓国のように弾劾裁判が始まるでしょう。

裁判を否定するような翁長が

「これからの日本の地方自治や民主主義の在り方に困難をもたらす」とか「法治国家として大きな禍根を残すものだ」とするのですが、翁長が自ら民主主義の根幹を否定しながら、自分の考えることが一番正しいのだとして「民主主義のありかた」を述べるなど、韓国・中国そっくりですね。

やはり翁長は

法治国家である日本の知事として、適格ではなさそうです。韓国大統領のように、翁長は退陣に追い込まれるのでしょうか、それとも・・・・・・。

曲がれずにまっすぐに進む魔物(まもの)のように

魔物である翁長は、「沖縄の各地三叉路で見られる石敢當(いしがんとう)に吸い込まれる運命」なのでしょう。

いくら中国から入ってきた伝統とは言え、真っ直ぐに進むのが「魔物」であり、賢い人は「右や左にちゃんと曲がれる」という精神は、民衆を弾圧している中国では廃れてしまいましたが、沖縄では充分に活きているのでした。

私も最初は、T字路にある石敢當の「魔物のみがまっすぐ進む」という意味がさっぱり分らなかったのですが、石垣島に住むようになって、ようやくその謎が解けつつあります(笑)。

石敢當(いしがんとう)に関する私の考えによれば

本家の中国では、中国共産党による「ご指導ご鞭撻」という名の弾圧によって姿を消したと思われる石敢當。

この石敢當が、まだ沖縄にしっかりと根付いているという現実は、いったい何を意味するのでしょうか。

それは、県知事の翁長が魔物のように真っ直ぐ進みやがて石敢當に吸い込まれるだろうと推測できるほど、琉球庶民の生活の知恵となっている、ことを意味してはいませんか。

朝日新聞 がまるで「右翼新聞」のように見えるという人がいるここ沖縄ですが、捨てたものではないどころか、立派な痕跡を残しております。

きっとまた、知事の翁長やこれにヨイショするだけに見える2大紙も、石敢當(いしがんとう)に吸い込まれる宿命をもっているのでしょう(笑)。

その1 その2〔Wikipedia〕 その3


仮に敗訴し判決を受け入れる場合の新基地建設を阻止する手法については「あらゆる手段を講じて辺野古基地は造らせない(手段)のは別の形であると思う。法治国家なので、(最高裁)判決が出た場合は、これに従う」との見解を示した。沖縄タイムス 2016年(平成28年) 12月10日  


そのうちに、やや雰囲気が違ってきました。 

3ヶ月ほどまえの琉球新報では「非法治県」を臭わせていた翁長にヨイショする報道が見られましたが、上記10日ほど前の沖縄タイムスの記事では、「法治国家」という言葉を使っております。まさか韓国ではあるまいし、裁判結果に従うのは当然なのです。

非法治国家についてはこちら「韓国の醜聞174」で詳しく述べました。

ただし今回でも、「最高裁の判決には従う」とはしながら、「あらゆる手段をこうじて埋め立てを阻止する」ということからわかるように、翁長は自らの知事選挙時代の公約を引っ込めてはいないようで、公約が知事当選につながったのであるから、「公約が法に優る善である」と信じて疑わないらしい。韓国そっくりですね。

ただし法治国家であることを否定していると受け取られかねない発言を修正し始めたようで、翁長が訴えられる可能性が出てきたので、これに対する煙幕をはり始めたのでしょう。

最高裁で翁長の取り消しが違法だとされた場合ですが

  • 潔く沖縄県知事の職を辞するか
  • 公約通り他の法的手段で埋め立てを阻止しようとするか

どちらなんでしょうね。 


前沖縄県知事の仲井真が、現知事の翁長を皮肉っています。 

仲井真氏、翁長知事に皮肉 「違法なことをリーダーが言ってはいけない」沖縄タイムス 2016/11/21(月) 8:00配信

これは、ごく自然な見方でしょう。知事たるものが「裁判を否定する韓国のようなこと」を言ってはいけません・・・・・・。


そうこうしているうちに

2016/12/20最高裁の判決が15時ごろに出たようです。先の福岡高裁判決に不服な翁長が控訴していたものです。

時事通信では

まず15:05に短い速報を配信し、15:56これに追加して、通常の記事を配信しました。 


辺野古移設、沖縄県の敗訴確定=前知事の埋め立て承認「適法」-最高裁

国は中断している埋め立て工事を再開する考え。翁長知事は承認取り消しを撤回するが、オスプレイの不時着事故で移設への反対姿勢を一層強めており、国と県の対立が解消する見通しは立っていない。:時事通信 2016/12/20-15:56 


翁長は

あらゆる手段を使って反対運動を繰り広げるでしょう。それが「法律より優先されるべき自分の公約」でしたから(笑)。

翁長は、自ら辞任すべきなのか、それとも韓国大統領にならって辞任要求の裁判(弾劾に代わる)でまけて渋々退任するまで進むのでしょうか、はたまた、いっそう激しく「非法治県らしく」、裁判を無視して反対運動を続けていくのでしょうか。 

最高裁の最終判断で「仲井真弘多前知事が埋め立てを承認した判断に違法はない」としましたが 

これは「翁長の埋め立て取り消しが違法」という意味のはずにもかかわらず、「あらゆる手法」で埋め立てを阻止するとしており、いたずらに裁判を引き延ばすだけで、法治国家の一部であるはずの沖縄県知事としては、不適格ではないか、と考える人がやがて翁長を訴えるでしょう。

「不退転の決意で辺野古新基地建設阻止に取り組む」(沖縄タイムス 2016年12月20日 20:43

とする翁長の公約と実際の法律について述べてまいりました。

いつもの「さてさて、皆様はどう思われますか」などという決まり文句ですが、このような「他人の意見を尊重する」人間が沖縄にどれだけいるのか、と疑問を感じるけふこのころてした、まる。