「落語研究会」という伝統のある落語番組があります。
石垣島では、BSーTBS で月に1~2回ほど放送されており、深夜なので録画はやむを得ません。
最近の解説役は、榎本滋民から京須偕充に代わっています。
聞き手は、いずれもTBSアナウンサーである山本文郎、竹内香苗などでしたが、最近では外山惠理、長岡杏子らが担当しています。
寄席では10分~15分、また普通の落語番組でも15分~30分が多いようですが、この「落語研究会」では20分~50分が多く、じっくり聴くことができます。
収録される国立劇場へも立ち寄ったことがありましたが、たしか当日券が売り切れで入れなかったはずです。
ところで今の「落語研究会」
解説は、京須偕充(きょうすともみつ)で別にいいのですが、聞き手TBSアナウンサーの長岡杏子にやや難があります。
間に小さなテーブルを挟んで二人で座って、これから放映される落語について解説するのですが、視聴者から見て左手に座る長岡が、右手に座る京須の方を見ながら聞き手の役割を果たしております。
長岡杏子が、京須へ何か質問をしたあと、時折すこし右(つまりこちら側)を向きカメラの下へ「ギロリ」と視線を移します。しかもなぜか、編集上これを切らないで、映しております。
これについては当初、長岡が残り時間を気にしているのか、関係者の何かの合図を受け取っているのかと、気にはしていなかったのですが、余りにもしばしば「ギロリ」をやるので、だんだんと気になり始め、最近では「不快感」さえもつようになりました(笑)。
もしも番組の編成上、残り時間を気にするならば、左手に座っている長岡から見て、京須のむこう側、つまり右手の奥の「画面には映らない」所に「残り時間」などを提示するようにして、あの「ギロリ」をなくせないものか、と考えています。
もしも単なるクセ・習慣で「ギロリ」をやるならやめた方がよさそうです。
最近ではなぜか空前の落語ブームのようです。
その昔、漫才に押されて、風前のともしびのような存在であった落語。お笑い番組がいくら多くても、落語は片隅に追いやられていました。これから年末年始ですが、そこにでてくる落語もせいぜい10分程度に過ぎません。
ですから「落語研究会」はいまでも、光放つ存在になっています。
今、ここ石垣島で試聴できる落語番組は
- 落語研究会・・・・・・BSーTBS ・落語だけ(月2回ほど)
- 演芸図鑑・・・・・・NHK総合・漫才もある(毎週)
- イレブン寄席・・・・・・BS11(月2回)
- ミッドナイト寄席・・・・・・BS12・二つ目ばかり(毎週)
- 日本の話芸・・・・・・NHK Eテレ・落語や講談(毎週)
- えほん寄席・・・・・・NHK Eテレ・5分間のアニメ(毎週)
- 落語超入門・・・・・・NHK(随時)
- 笑点・・・・・・BS日テレ・まれに落語あり(毎週)
さらに関東で視聴した、または存在した落語番組は
- 浅草お茶の間寄席
- 落語者・・・・・・BS朝日
- 今どき落語・・・・・・BSジャパン
- 柳家喬太郎の粋だね、芸賓館・・・・・・BS11
- 笑神降臨・・・・・・NHK総合
今の「落語研究会」ですが
聞き手の役割を最後とあいさつしたはずの長岡が再び出てくるようになったのには、いろいろな事情があるでしょうから、それはそれでいいとして、あの「ギロリ」だけはやめたほうがいい、と思いました。
さてさて、皆様はどう思われますか。