2014/09/11 にも、各地で集中豪雨がみられました。
長年年そこに住んだ年配の人でも「こんなのは初めての大雨」と述懐するほどの音量でしょうから、しばらく耳から離れないことでしょう。
北海道南部でも今日豪雨があったとのこと。
こちらの白地図から得て私が書き込んだ地図です。
2014/09/11 11:00発表の気象庁1時間降雨データによれば、西から東へ順に
- 室蘭市 ・・・・ 0mm/h
- 登別市
- 白老町(しらおいちょう)
- 苫小牧市 ・・・・ 100mm/h
たった50kmしか離れていない両市で、これだけの雨量とは恐れ入ります。
ヤンキース田中将大の出身である駒大苫小牧高校ですが、田中本人もヒジの故障で、苫小牧市も豪雨で、それぞれ大きい試練を迎えています。
上で、降雨量の値が記入されていないところがありますが、これはあすになってから判明する地域で、毎日数回(毎時?)の速報値が公表されるのは、室蘭と苫小牧です。それでもテレビのニュースでは、白老での被害も報道されています。
タクシー運転手のが、1時間で50mmの雨では走行出来ないと話していたのを思い出すので、1時間で100mmの雨がどれほどの雨か、想像するなら・・・・
- 傘をさしていても重すぎて動けない
- 視界は3mほど
- 歩けない
- ものすごい騒音で耳が痛い
- 道路でも薄いアスファルトなら流される
- 鳥が飛ぼうとすると高速の雨粒を被弾し地面にたたきつけられる
こんな雨に出会うと、道路の排水溝はあふれ、道のうち少しへこんだところなら水がたまってプール状態で通行止め、もちろん交通手段は全て停止し、山の近くでは地面のうなり声が聞こえきっと不気味な一夜を過ごし、避難命令が出たところで家の外へ出ることもできず、高台へと言われても近くにはそんな場所がない、運良く家を脱出しても道には水があふれて足を取られて歩けない、こんな恐怖に遭遇することでしょう。
ではもっと前に避難すればいいではないか、と言いますが、言うのは簡単ですね。
毎年ガンの早期発見健診を受けていている人が、半年前の健診で異常がなくても半年後にはガンになって半年、残された寿命はあと2年、ということもあります。一体何のための健診かと言いたくなりますね。医者のぼったくりではないか、と。
近年日本人の寿命が延びて、人がなかなか死なない。困ったのはあふれるほどになった医者軍団。そこで編み出したのが「早期発見」という美しい言葉。ガンの恐怖をばらまき、よって早期発見が肝心、早めに見つかればガンなど恐くはありません、と言うのですが、これが怪しい。
最近の自治体による避難勧告・避難指示は
勧告や指示が遅れたために生じた損害に対して訴訟があった場合に、「自治体として瑕疵(かし)はなかった」と反論するための言動でしょうが、先年沖縄県の宮古島に出た避難指示〔2010/02/28琉球新報〕には驚きました。詳しく読めばわかるとは言うものの、平坦な地形なのでこれといった高台がなく、限られた場所で標高(海抜)120m程度ですから、船も飛行機も出ない状態でどこへ「避難せよ」というのか、と。
もちろんこれは、海岸付近の人は、出来るだけ高い場所へ移動しなさいということでしょうが、全国一律でやっていると、こんな問題が発生します。
私は、宮古島が長閑(のどか)でいい島であることを理解しています。自然環境がよくないところの人の多くは、努力家。いい人かどうかは、好みの問題ですので何とも言えませんが、たのしい人たちです。