プライバシーとは、なんぞや。その1に続いて、その2です。
松井秀喜 【私生活のガード】
松井は、妻のプライバシー管理には神経質ともいえるほど厳格な対応を取っており、一昨年の結婚後一度もマスコミに登場させていない。あまり人気のない地方都市では日本人は目立つ。しかし、ニューヨークを上回る全米ナンバーワンの人口を誇る大都市ロサンゼルスの郊外なら好都合。日系人も多く、夫人に好奇なまなざしが注がれることもなく、プレーに専念できる。:2009/12/17 :イザ!
松井秀喜〔1974- 〕は、御存知の通り高校野球時代からの強打者だったプロ野球選手で、読売〔1993-2002〕、MLBヤンキースほか〔2003-2012〕、と日米それぞれで10年を過ごし、2012年で引退しました。
日米通算で本塁打507本は立派でしたが、ヤンキース後の、LAA・OAK・TB(それぞれ1年ごと)、特に最後の年の成績はさんざんなものでしたね。
元所属していた読売のトップは渡辺恒雄。生きているうちになんとか読売球団の監督として迎えたいのが、客寄せになるはずの、松井なのか、それとも引退間近のイチローなのか、わかりません。両者とも準備はしているとは思いますが、監督などやるものではないと忠告しておきます。まぁ私の忠告などほとんど意味がありませんが(笑)。
いちばんいいのは、裏切るのはだめだとしても、やるやると見せかけて、やらないことです。松井は情にかまけてやるかも知れませんが、イチローがやるとしたら日本のプロ野球界の改革、これしかありません。渡辺恒雄が引退してからは、ぜひともやってもらいたい、それは10年後でもよろしい。イチローにしかできないでしょう。
問
松井秀喜はニューヨークに永住するみたいですが、言葉の壁はないんですか?
答
もうこれだけ永くアメリカに住んでますから日常の会話程度は出来るんだろうと思います。又奥さんもお子さんも十分意思疎通の出来る程度の会話は出来てるものと推察します。何かとプライバシーが侵される日本を避けてアメリカで子育てをしたいという事なんだろうと思ってます。:Yahoo知恵袋 2014/6/17
松井自身は別として、家族が悪質なのぞき見趣味から逃れるために、日本ではなくアメリカ(どこの都市は知りません)に住むというのは理解できますが、子供がちゃんとした日本語をしゃべることができなくなる恐れもあります。
松井は、結局、子供が一定の年齢に達するまでは、この両者の間で悩み続けます。
これが終わってから、その後の自分の道を決めるのでしょう。
わたしは中国人のプライバシー観念の欠如の根源を、反文化志向の中国専制主義の中に見いだす。伝統社会で皇帝の権利は至高無上であり、その下に行けば行くほど個人の権利が抑圧されるものだ。私的な観念をまったく許容しない専制思想のもとでは、近代的なプライバシー観念が生じるべくもない。
:P.222 金文学著/蜂須賀光彦訳「中国人民に告ぐ!」祥伝社黄金文庫 平成22年(2010年)11月30日第10刷発行
中国やロシア、そして朝鮮半島という全体主義国家では、
個人は独裁者のために犠牲にされ、個人よりも全体の秩序、あるいは個人よりも独裁者の存続のほうが優先される結果、プライバシーという概念が浸透しません。そんなのを認めていたら、独裁制度を否定することにつながるでしょうから。
中国で、知的財産権〔特許権や著作権のこと〕が定着せず、証明書の偽造が当たり前、パクリによる権利侵害がいっこうに減らないならば
いくら13億の市場というニンジンをぶら下げようとも、企業存続の意味がなくなり、外資系企業の多くは撤退し、事情によって現地に残った企業は、やがて中国に同化されてしまい、この結果、中国経済が破滅へと向うのでした。
それでも夢を捨てきれない中国共産党幹部は、恣意的な国家運営こそが正当だと信じて党の存続を最優先させようとするのですが、残念ながらそれが原因で中国共産党そのものが崩壊するのでした。
一言でいえば、市場を開放しながら知的財産権を無視する中国共産党の精神構造が悪質・愚かで、いつまでたっても中国が後進国であり続ける最大の根拠となっています。
中国共産党が、やがてましな方向へ変質するだろう、と淡い期待をもっていた人たちが、バカだったのですね(笑)。
また平成天皇も、皇族のプライバシーについて、まぁまともなことを述べています。
問5
41年前の皇太子様のご誕生の際には,両陛下の子育ての様子が様々に報道されました。皇孫のご誕生は,皇太子ご夫妻の「プライバシー」の問題も含んでいますが,国民的な関心事であり,皇位の世襲を明記した憲法の規定からもすぐれて公的な事柄です。皇室の活動にも,公的な側面と私的な側面があると思いますが,陛下は双方の兼ね合いをどう整理し,考えていらっしゃいますか。
天皇陛下
皇族が,プライバシーを保ちつつ,国民の関心にどのようにこたえていくかということは,常に難しい問題だと思います。子供との関係で言いますと,私どもは,極力子供の私生活を守ることに努力してきましたが,一方で,皇室の子供が,健やかに育っているという姿を国民に見せてほしいという要請にもこたえていく義務があると思います。一回一回不安を抱えながら,二人して相談し,宮内庁とも相談してこの問題に対処してきたつもりです。これからは,皇太子夫妻が二人で責任を持って,周囲の意見を聞きつつ判断していってほしいと思っております。
平成天皇の会見:平成13年12月18日(2001/12/18)
つまり
- 皇族のプライバシー
- 皇族の状況を国民に知らせる義務
の調整ですね。
いまのところ一番の問題は、皇族ではなく、旧態依然・古色蒼然とした宮内庁の体質であろうかと思います。それゆえに天皇や皇太子が、宮内庁を通さずに直接国民へ語らねばならないのですね。一大改革は、皇族というよりも、むしろ宮内庁に必要なのではないか、そう思うのです。
巨人・渡辺会長 清武氏と法廷バトル!彼は「二重人格」
巨人の清武英利元球団代表(63)の解任をめぐる訴訟で5日、読売新聞グループ本社の渡辺恒雄会長(88)と桃井恒和球団社長(67)、清武氏が証人として東京地裁の法廷に立った。渡辺会長と清武氏が対面するのは11年11月9日以来、939日ぶり。コーチ人事権をめぐって激しい応酬が続き、渡辺会長は清武氏を「二重人格」と評せば、清武氏も人事権への不当介入と訴えた。次回の口頭弁論は9月に行われる。
厳かな雰囲気の法廷に渡辺会長の言葉が響いた。11年11月11日、清武氏が独断で記者会見を開いたことに「電話で説得し、僕にねこなで声で“ありがとうございました。また電話差し上げます”って言っていた。やめてくれるのだと思っていた」と振り返った。ところが、会見は実行されて「二重人格な人物だと疑問を持つ!」と続けた。
同年10月20日に渡辺会長と桃井社長、清武代表が面談。そこで翌12年のコーチ人事案の紙が提出された。渡辺会長の「そうか、分かった」との発言をめぐり、両者の主張は対立した。渡辺氏は「(コーチ人事細部の)説明は受けていない。18時を過ぎて別の会食の用事もある。早く帰ってもらいたい、簡単に言えば、早く俺の前から消えてくれということだ」とまくし立てた。これには清武氏も苦笑い。清武氏は人事案の了解を得られたとの認識を強調した。
渡辺会長は10月31日にCSファーストステージ敗退による状況の変化、さらに11月4日に原監督から江川卓氏のコーチ招へい案の提案があったことで変更はあるとの見解を示した。コーチ人事権についても「僕の承認が必要」と主張。これに対し、清武氏は「人事権は私にある。巨人では一取締役にすぎない渡辺氏のアイデアで覆すのはあり得ない」と反論し、激しい応酬が続いた。
2年半ぶりの対面。渡辺会長、桃井社長、清武氏が3人そろって宣誓書を読み上げ互いの席から5メートルの距離で向き合った。渡辺会長はつえを置いて証言台に向かった。たびたび感情も出た。清武氏側からの尋問で熱くなったり、身ぶり手ぶりを交えると、相手の弁護士から「指をさすな」との指摘。さらに裁判長から「冷静に!」と諭された。清武氏も巨人側から一部発言を取り上げられ、その有無を問われると「弁護士として正義に反する。このような(断片的な)陳述書を書かせるのはやめていただきたい」と語気を荒らげた。
清武氏が会見を強行した動機を、渡辺氏は「GM職を外されるという自分の人事に対する憂さ晴らしだ」としたことにも、清武氏は「コーチを守りたい一心だった」と反論した。桃井社長の尋問も含め、3人で約6時間にも及ぶ舌戦だった。次回期日の9月18日に結審する予定。コーチ人事権が誰に、どこまであるのか、清武氏解任は妥当であるのか。年内にも判決が出る見通しだ。:スポニチ [ 2014年6月6日 05:30 ]
清武記者会見から2年半後のニュースです。元読売の清武が、「原辰徳の女性問題で読売が暴力団へ1億円出した」と暴露し、3年になろうというのに、まだ裁判が続いているようです。
- 2011年に清武が記者会見で暴露しましたが、1億円を拠出したというのは古い話なので、まさか韓国のように、新しい法律で過去を裁くという愚かなことができない日本。
- 結局、読売の機密事項(企業プライバシー)をもらした罪と、国民の知る権利を侵害した罪・法令遵守違反、をどうとらえるか、でしょうが、くだらない子供のけんかという声も聞かれます。通常は小さな企業内の秘密暴露より法令違反のほうが悪質と思われますが、読売側はそうではないと言い張っております。
- ただしブラック企業という名もあるとおり、かなりの企業が堂々と法令違反を繰り返しているともいえ、内部告発しなければ改善されない日本の深刻な事情も理解しておくべきでしょう。
- あきらかなのは、渡辺恒雄の独裁的弾圧体質で、もうとっくに引退しているべき人間を頭に戴いている読売のお粗末な体質でしょうか。
- こういうときに読売球団の成績が芳しくなければ簡単に監督の原を交代させられますが、好調を維持しているため、今の読売の体質では、原の代りを見つけることは難しい。渡辺恒雄と原が読売から去り、読売が多くの人に好かれる体制を築けるならば、日本のプロ野球界もましになるでしょうが、そうならなければ、もう日本のプロ野球界は、MLBの下請け工場になるなど、どん底まで落ちぶれることでしょう。それでいいのです(笑)。
また、渡辺恒雄の言う清武の「二重人格」には笑ってしまい、渡辺恒雄が「八重人格」だと思ってしまいます。そのココロは、もちろん「八十(八重)歳台」ですから(大笑)。
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七重八重(ななえやえ) 花は咲けども 山吹の
実の一つだに なきぞ悲しき 〔兼明親王〕
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