カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

日本と中韓〔北朝鮮は今のところ論外〕

2014年09月28日 09時51分52秒 | アジア

我々が民主主義の中に生きているもっともよい証拠は、体制が民主主義的でないと公然と非難されていることである。(ヴォランスキー) :ジェローム・デュアメル(吉田城訳)「世界毒舌大辞典」 大修館書店 2008/09/01第11刷発行

 

中国では、すでに民主主義を否定し始めているので、中国内で「体制が民主主義的でない」などと言っても無意味だし、韓国でも「まとも」に考えて発言することは許されておらず、「体制が民主主義的でない」と少しでも親日的な発言をするなら、すぐに拘束され財産没収・公職追放となるでしょう。

中韓が、この数年、珍しく共闘して日本を一方的に非難しており

その内容は喜んで聞いてみたいと思いますが、そこには例によって、中国・韓国の意図的な勘違い・独善性が認められ、まことに遺憾に存じます(笑)。

 

外国人の目をあまりにも気にしない中国人と、あまりにも気にする日本人は対照的である。半島の韓国人は日本人ほど気にするのでもなく、中国人ほど気にしないのでもない、まさに半島的と言える。

しかし日本人のように、アジアの隣人は無視しがちで、西洋人・アメリカ人ばかり気にするのは行き過ぎの没個性的な「西洋のとりこ」文化の外化と言える。同じ東洋人の人々から批判を受けるのも当然だろう。:P.91 金文学「日中韓 新・東洋三国事情」祥伝社黄金文庫 平成23年2月15日初版第1刷発行

 

これは、日本人が、

「外国人の目をあまりにも気にしない」、つまり「人の話を無視する・聞かない」中国人は、つまり「独善的な自説を押しつけて人の話を聞かない」中国人は、議論の対象になりにくいと考えた

ことを意味しています。根拠がうすいことを平気で大声でさけび続ける中国人を相手にしてはいられない、ということでしょうか。

中国からすれば、

    • 「ど厚かましい主張に反論しない」韓国
    • 「人の話に耳を貸さない中国に疑問をもつ」日本

とでは、あきらかに韓国の方が「かわいい」ことでしょうし、これがそうとう長年にわたって朝鮮半島諸国を属国扱いしてきた中国の矜恃(きょうじ:矜持)でしょうか。

よって中国・韓国が共闘して自分たちの方を向かない日本を非難する、つまり日本に独善性を無視されたのを「日本は西洋のとりこ」とするならば、これは身から出た錆(さび)

民主制を否定する中国共産党が、自分たちに従わない日本を「西洋のとりこ」としたがる裏には、そういう意味があるのでした。文字通りの「西洋のとりこ」に反応するのではなく、中国共産党の本質に目を向けたいものです。

さらに、

日本は、中国に従属しないから「没個性的」、だと言うのならば、「個性」が笑うでしょう。

独善的な中国の主張を受け入れることになれば「立派な個性」となりきっと中国は喜ぶのでしょうが、そんな独善に従う国は、韓国や無慈悲なアフリカの独裁国をのぞいて、この地球上にはあまり存在しません。

自分たち中国・韓国がその無頼さと尊大さによって孤立しつつあることを知らないまま「日本が孤立しつつある」とする詭弁にも、注意を払いたいものです。

中国や朝鮮半島の発言には、このようなでたらめ(詭弁)がしばしば見られます。

「アジアの隣人を無視」というよりも、中国・韓国が自らの独善性を改めることが先ではないか、そんな風に思うのです。独善性を反省しないまま「日本批判」を続けるだけならば、そんな成熟した国家とは言えないところが発する批判など、無視していいと思います。