太陽電池を身にまとう! 3月18日

先日、歩けば歩くほど自家発電できるシステムを提案した私だが、今日の新聞によると、下着でおなじみのグンゼが、衣服に太陽電池を貼り付け、携帯電話の充電を可能にしたという。モデルの女性がスーツの上に★の形をした太陽電池をまとう姿は、「ファッション」と見まがうほどの仕上がりだ。太陽電池は4平方センチ四方、厚さ0.4mmのシート状。電池の出力は、約5ミリワット。試作品では、電池の形は★型だが、●型でもハート型でも何でもOKだろう。傘など衣服以外への応用も、研究中ということだ。私の期待通り、歩けば歩くほど、走れば走るほど、あるいは自転車をこげばこぐほどクリーンエネルギーを自家発電できる時代は、もうそこまで来ているのかもしれない。こういう記事を読むと、胸がワクワクする。

4月1日の個人情報保護法の全面施行を前に、三井住友銀行が金融機関では初めて、独自のプライバシーポリシー(個人情報保護の方針)を発表した。主務官庁である金融庁のガイドラインに則り、個人情報の利用目的・適正な取得・安全な管理・開示請求の手続きなどの7項目を明示した上に、苦情相談窓口も儲けるなど対策は万全だ。

しかし、だ。顧客が自らの個人情報の開示を求めた際の手数料は、開示内容によって異なるが最低でも税込み840円!!用紙代やコピー代などの実費が妥当であって、これでは抑制的で、あまりにも暴利をむさぼっているとしか言いようがない。自身の情報であり、かつ個人の権利であるはずなのに、何故こんなに高い手数料を要求されるのか、利用者は理解に苦しむだろう。プライバシーポリシーを早々とまとめきっちりと明示した姿勢には、企業のモラルと社会に対する責任感の強さを感じるが、個人情報保護法が、「優良事業者としての資質」を問う法律であることを忘れた行き過ぎた手数料には、疑問を感じざるを得ない。三井住友銀行も、これでは優良フロンティアとは言いがたい。

ガングロ(顔黒)少女に、いよいよ警鐘!不自然な日焼けは、相当に高い確率で皮膚ガンを誘発するとし、WHOは、18歳未満の日焼けサロンの利用を絶対に避けるよう勧告した。紫外線は有害以外の何ものでもない。特に幼児に対する紫外線の有害性について熱心に取り組んでいる友人がいることから、私も以前から学校や自治体の紫外線対策には関心をもち、ヒアリングをしたり、講演会を開いたり、また自身のホームページ上にも特設コーナーを設けたりして、紫外線の有害性について広く訴えてきた。

しかし、残念ながら現状では、学校は文部科学省からの通達がないと、身動きがとれないし積極的には取り組まない。自治体も同様で、何を尋ねても要請しても、「厚生労働省からの通達がない」が常套文句だ。依然として、母子手帳に、日光浴を推奨する文言が盛り込まれていることに、時代錯誤と行政の怠慢を感じずにはいられない。極めて鈍感だ。

皮膚科医や眼科医の間では、紫外線が皮膚ガンや白内障を誘発していることは周知の事実だ。屋外で元気に飛び回って遊び、真っ黒に日焼けした子どもが健康優良児と言われた時代は確かにあった。しかし、科学は進歩し、現代では、紫外線の皮膚に与える悪影響が実証されている。21世紀は、国をあげて、「紫外線は有害であり、極力、紫外線を避ける」ということを、国民のコモンセンスにしなければならない。私の理想である歩きながらあるいは走りながら自家発電する時代がやってきても、長袖長ズボン、サングラスにツバ広の帽子、しっかりと紫外線ガードをして臨まなければならないのだ。
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