あつしが行く!!

日本共産党前福島県議会議員・長谷部あつしが日々の活動を綴ります。

農民連と県との意見交換

2006年12月21日 | 日々の活動


福島県農民連と県農林水産部・農林企画グループとの意見交換会に同席させていただきました。
農業活性化のためには、農業にかかわる産学民官のネットワークの活用が不可欠、との県側の姿勢もうかがわれました。

今年9月に県として確定した「ふくしま食・農再生戦略」を小一時間にわたって説明を受けたうえでの懇談でした。
「戦略」そのものは、基本的な考え方と方向を示したもので、今後、予算を伴う具体的施策としての展開が課題です。

「戦略」の三本柱は「価値観を共有できる消費者と農業者の関係の確立」、「多様な担い手が将来にわたって取り組める農業の実現」、「環境と調和し、持続的に発展できる農業への転換」。

農民連のかたがたからは、県外への知事を先頭にしたトップセールスもさることながら、観光客に県産品のよさを知ってもらうとりくみへのサポート、農業活性化へ向け知恵を出しあえる実のあるネットワークの場の設定など、具体的要望が出されました。

プルサーマル「白紙撤回」堅持申入れ

2006年12月20日 | 日々の活動


「原発の安全性を求める福島県連絡会」の知事申入れに同行しました。
前知事が、「エネルギー政策検討会」を2001年5月に立ち上げ、35回にわたって勉強会を重ねたうえ、国に対して言うべきことは主張し、98年に事前了解していたプルサーマル計画を「白紙撤回」したことは、県民に広く支持されていました。

こうした県としての立場を堅持することを求めつつ、プルサーマル計画について知事が言う「安全性の確認」の担保はなんなのか、今後どのような方法で原発問題を検討するのか、文書での回答を求めました。

対応した原子力安全グループ参事は、「安全・安心の確保が大前提」として対応する県の立場をあらためて示されていました。

チェルノブイリ/原発質疑

2006年12月19日 | 日々の活動
「原発の安全性を求める福島県連絡会」による「チェルノブイリ視察報告会」に参加しました。
チェルノブイリの原発はすべて止まっていますが、現地の人によれば、20年前に大事故を起こした4号炉跡は、あと100年の監視が必要だとのこと。原子炉跡をおおっている「石棺」は老朽化し、来年度から約1300億円をかけて「新石棺」工事が始まります。
過酷事故を体験してから、「日本では過酷事故はぜったいに起きない」という「神話」は間違いだった、というのでは遅すぎます。



午前中から県庁控室へ行き、03年に当選以来、原発問題での議会質問や委員会質疑などをまとめてみました。
1ページ44字詰め42行にしたら、49ページになりました。



「医師・医療編」懇談/献金/白鳥

2006年12月18日 | 日々の活動
11月議会での一般質問から「医師・医療編」を抜粋したものと、「全容解明への姿勢を問われる新知事と県議会」と題した県議会報告を持って、病院や診療所、施設など8か所をたずね、報告をかねて懇談しました。
病院勤務医不足問題や病診連携、救急医療など、医療提供体制に行政が責任をもち、関係者の声を聞きながら具体策を講じることは当然ではないか、とはみなさんの声です。
県はこの声を正面から受けないとなりません。



午後の2時間は、小川地域の党支部のかたと「赤旗」読者などを訪問し、「こども署名」をお願いしながら、11月議会の様子をお話して歩きました。
「知事自身が建設業界からの政治献金を受けないことが談合根絶の第一歩なのに、献金はもらいます、ではいままでといっしょじゃないか」とは、有権者のみなさんの当然の思いです。

今年も白鳥と対面。

散髪/若松紀志子さん/「生まれてよかった」

2006年12月17日 | 日々の活動
議会中からうっとおしいと思いつつ、「それがまたいい」と言われながら、これまで引っ張って長くなった髪をさっぱり。



私の通信紙「かけはし」の企画で、91歳を迎えた音楽家の若松紀志子さんをたずねました。
京都での幼少期にピアニストを夢み、戦争でそんな願いがこわされ、戦後いわきで音楽を通して若者たちの才能を引き出す活動に力をそそいできた人生を聞かせていただきました。



「愚かしい戦争は何のために起こされるのか?」。この疑問に納得のいく答えを聞いたことはないが、いまの世相は徐々にかつての様相になっていることを心配している、とのご発言はたいへんに重く感じました。

「大きな希望をもって生き、生まれてよかった、と思える生き方をしましょうよ」のお言葉もまた、大きな励ましです。


議会報告/後援会役員会

2006年12月16日 | 日々の活動


11月議会での一般質問・答弁をテーマ別に仕分けて印刷したものと、「福島談合汚職事件」の全容解明への私たちの質問や申入れにまともに答えようとしない新知事や議長の姿勢を批判した文書を印刷したものをもち、議会報告のために前の職場や友人、ご近所を回りました。

「全容解明への姿勢を問われる新知事と県議会」と題した短文は、13日づけでホームページの「かけはし」にも掲載しました。
疑惑解明へ向けた追及を県議会がまるごとしなかったかのような地元紙の論調があるので、事実経過を残しておかないとならないと思ってつづったものです。

後援会の役員会でも議会報告をさせていただきました。

「教育基本法」/団会議/落ち葉とサボテン

2006年12月15日 | 06年12月議会
教育基本法について、私は今年の6月県議会で、その全面改定案の問題を「教育の自由と地方の裁量による教育行政」にしぼって質問しました。談合汚職で退陣・逮捕された前知事はそのときの私の再質問に、教育基本法は「すはらしい法律」と評価していました。
「やらせ」から「さくら」から、およそ提案資格者失格でありながら、これを強行成立させようとする姿は異常です。

県議会閉会翌日は、議会「まとめ」の県議団会議。追われるような議会中とはまた違って、その足跡を残しておく必要があります。





県庁の紅葉の名所はすっかり落ち葉、控室ではサボテンの花。

あいまい閉会/超党派要請/知事あいさつ

2006年12月14日 | 06年12月議会
官製談合問題も、県議がかかわったとされる選挙買収問題も、あいまいにされたまま議会閉会日を迎えました。



昼前には、いわき市から要望を受けていた平(たいら)地域の中心市街地再生への県の支援について、市選出の超党派議員で知事に要請しました。

本会議では、県人事委員会勧告と一体の補正予算、「認定こども園」条例など3件に私たち2人だけが反対。
ほかの議員はすべての議案に賛成でした。



閉会後、知事が控室へ。2人の県議団で顔をあわせるのは初めてです。
今後もきびしく監視することを伝えましたが、にこやかにごあいさつしました。

政務調査費など申入れ/委員会採択/広報委

2006年12月13日 | 日々の活動
議長に対し、「政務調査費並びに旅費額等に関する申し入れ」をしました。
これまでにも私たちは、「海外視察」の中止など議会関連費用削減などを申し入れてきました(04年3月16日、05年4月27日)。
今回は、政務調査費の収支報告書に領収書などの証拠書類添付の義務づけや、視察などの際の「日当」の廃止、議会の召集に応じた際の旅費額を実費相当にとどめることなどを、議会として検討する場を設けるよう求めました。

議長がマスコミをシャットアウトしたため、議長室を出ると、マスコミのみなさんが待ちかまえていました。
税金で暮らしている議員のお金にかかわることなのに、マスコミを議長室に入れようとしない議長の姿勢は大問題です。



常任委員会は議案採択日。私は冒頭に発言を求め、議会開会日に私たちが反対した県人事委員会勧告実施の条例と一体の補正予算議案であり、反対であることを表明しました。
採択では、真ん中に座る委員長を除き、賛成の委員が起立します。

その後は広報委員会があり、今議会の広報について、新知事の基本的な姿勢をただした質問を中心にまとめることとしました。地元2紙に来年1月21日掲載予定です。

なお、きのうふれた「学童保育」の請願は、委員会で不採択とされず、「継続」扱いとなりました。

2つの特別委/報告に反する委員会の動き

2006年12月12日 | 日々の活動


「次世代育成支援対策特別委員会」と、テレビカメラがいっぱい入った「公共事業の適正な執行の在り方に関する調査特別委員会」があり、それぞれ前回審議した報告書を確認しました。

それはそうと、「次世代」の報告書には、「学童保育について、対象年齢、適正規模、施設設備の基準等の運用基準を示した上で支援を検討すべき」との項目が入っているのに、かたや、福祉公安委員会では、今議会に出された請願のうち、「学童保育設置基準をつくり現在行われている学童保育事業の充実を図る」ことなどを求める請願を不採択にするような動き。
特別委員会の報告を否定するに等しいこんなおかしなことをさせじと、私たち2人は動きました。
委員会採択はあしたです。