あつしが行く!!

日本共産党前福島県議会議員・長谷部あつしが日々の活動を綴ります。

人工島のムダ使い/加速される大型事業/庭の梅

2008年03月12日 | 日々の活動


全国区のムダ使い道路として注目されている「あぶくま高原道路」もさることながら、小名浜の沖合いに造ろうとする「人工島」(小名浜港東港)もまた税金のムダ使いです。

佐藤栄佐久前知事のもと、94年度に着手した人工島造りは、当時は240haをめざしていました。93年の取扱貨物量が約1,500万トンで、08年頃(つまり来年度)には約2倍を見込んでのことでした。

このところは、04年1,472万トン、05年1,603万トン、06年1,479万トンと推移しています。93年当時とほとんど変わりません。

03年には人工島の面積を5分の1に縮小しました。02年の取扱貨物量が1,100万トンを少し上回るぐらいに減ってしまい、およそ3,000万トンはありえないからです。
それでも2018年ぐらい以降には2,100万トンを見込んでいます。

ちなみに、1980年ぐらいには2,260万トンを見込んでいた1976年には人工島計画はありませんでした。そのときよりも取扱貨物量は下方修正されていますが、人工島造りだけは残したのです。

今年度まで使ったお金は約230億円、うち県負担は約162億円(70%)。52haの総事業費予定は730億円です。

3月11日に県議会の土木常任委員会で示されたところによると、来年度の「人工島」事業費は34億2,000万円で94年度以降最高額。うち県負担は約53%の18億円強。国直轄事業として新規着工される整備事業だそうです。佐藤雄平知事が国に直談判した「成果」なのでしょう。

前知事のときよりも加速される大型事業。しかも税金のムダ使いと指摘され続けている事業です。いわき市に住む民主党現職国会議員の後押し質問も国会ではありました。県民は雄平知事にこんなことを期待したのでしょうか。



わが家の庭の梅が開花です。