あつしが行く!!

日本共産党前福島県議会議員・長谷部あつしが日々の活動を綴ります。

社保学校/「何も変わらない」?/原発の住民監視

2008年02月27日 | 日々の活動



浜通り医療生協の「社保・平和学校」があり、「世界最悪の保険制度が4月からはじまる=後期高齢者医療制度」と題して、私からお話しをさせていただきました。

「市の説明会では、75歳以上の医療は何も変わらないらしいし、よくわからなかったので、きょうの話を聞いてみたい」というかたもいらっしゃいました。

入院、外来、在宅、終末期それぞれに後期高齢者だけに適用するしくみをつくるのに、「何も変わりません」という説明ははなはだ不親切だと思います。

しかも、そのしくみの根底に、75歳以上の人たちだけに「心身の特性に応じた医療を」という考え方を持ち込むわけですから、制度が始まってしまうと、高齢者を公然と差別する医療がじわじわと広がり、浸透するところが恐ろしいところです。医療というのは、そもそも、年齢にかかわらず一人ひとりの「心身の特性に応じて」行なわれる営みなのに、75歳以上の人たちだけに強調するところがおかしいのです。

「何も変わらない」という言葉は、「始まる当初は何も変わらないように見えます」ということです。

このロジックは、「戦争放棄・戦力不保持の憲法9条を変えたからといって、あしたから戦争するわけではないので、しばらくは生活が変わるわけではありません」というのと似ているように私には思えます。




夕刻には、「いわき市原発の安全性を求める会」の原発学習会。会の代表として開会のごあいさつをしました。

世界を震撼させた昨年の中越沖地震で、柏崎刈羽原発の被害の全貌はこれからにもかかわらず、東京電力社長は今年の年初会見で「今年最大のテーマは原子力の復興」と言い、これを国の「原子力立国計画」(06年)が後押ししていることを指摘し、住民監視がいまほど重要なときはないことを訴えました。