あつしが行く!!

日本共産党前福島県議会議員・長谷部あつしが日々の活動を綴ります。

93歳の患者さんに感謝/深刻ないわき救急医療

2008年02月06日 | 日々の活動


小名浜生協病院付属せいきょうクリニックの診察開始前にいつも待合室へ行くのですが、「あら、長谷部さん、ちょうどよかった」と、定期通院している93歳の組合員さん。

「医療生協に加入してもらったから」と、加入用紙を手渡されました。いやもう、感謝、感動です。

きのうの県内地元各紙は県内の「救急医療格差」を報じました。いわき市の唯一の夕刊紙「いわき民報」も「救急医療が深刻化 医師不足要因、確保へ全力」の見出し。

福島県が「救急要請における傷病者搬送の実態調査」を4日に発表したことを受けての記事です。
06年の実績で、県内で救急搬送があった4万6,828回のうち、搬送患者を受け入れられなかった回数が10回を超えたのは78回、そのうちいわき市が76回です。

市保健福祉部長が記者会見し、その要因のひとつが「医師不足」であり、「一番は勤務医不足」と語ったそうですが、そのとおりだと思います。

実はきょう、ある開業医と話したら、「いわき市はけっこう医者がいると思っていたら、車がよく通る道路沿いに開業医がめだつだけだ、ということに気づいた」とのこと。

それにしてもマスコミのみなさんが「病院たらし回し」、「受け入れ拒否」と活字にしますが、医療機関の実態とかけ離れた表現であることをいつになったら気づくのでしょうか。「たらい回し」や「拒否」をしようとしてしている病院はどこにあるのでしょうか。なぜそうなっているのか、その根本原因を知らせる仕事をマスコミにはしてほしいものです。