最近、夜中にラジオをつけて寝ることが多い。昨日は過去に放送されたものの中から選りすぐりの再放送が流れていて、中村紘子さんの最後のエッセー本『ピアニストだって冒険する』の紹介でした。
その本の中で、『歌手が肺で呼吸するように、ピアニストは手首で呼吸する(あるいは、しなければならない、だったか?)』という一節があるそう。
凄い。さすがのお言葉に、眠気も覚めてしまった。
それで本日、楽器の練習中、フィンガリングが上手くいかなかった時に、ふと、「手首が(あるいは手首で)呼吸するように演奏してみようか?」と思った途端、余計な腕の力が抜けたからなのか、サラっと出来てしまい、自分でもびっくりしてしまった。
こういう面白いことがたまに起こるから、音楽って止められない~