駅前不動産屋今日も回りは敵だらけ

株式会社 ハウスショップ 東京都町田市

隣地に住んでるのは人間とは限りません

2022年06月23日 | お客色々

サトウキビ農家の私の兄が言うには

農業は雑草との戦い

だそうです。

まぁしかし農業でなくても

この時期の植物の勢いには驚きますよね。

ゴルフでは午前と午後はラフの深さが違う事もあります。

私達の仕事ではアパートや駐車場の敷地の雑草の苦情が殺到する時期でもあります。

年々草刈りをする人が高齢になり

減って行きますので

その意味では私たちの仕事も

結構雑草で悩まされます。

そんな中

あるアパートの住人から苦情がありました

それは

アパートの敷地ではなく

隣地の植物が凄い

って話です。

枝は大きく越境していて

雑草はフェンスを乗り越えて侵入してきています。

まぁ不動産の境界なんて

人間が勝手に決めた訳で

植物には関係ありませんからね

こんなケースは良くありますが

しかし今回の件は少し変わっています。

普通であれば

植物が越境してるのであれば

その隣地の人に言って切って貰うのですが

入居者の方から強い要望がありました

それは

自分でやる

って事です。

だから

隣地の人を刺激しないで欲しい

そう言ってきました。

理由は

その隣地の一軒家には男性が一人で住んでいて

どうも精神を病んでる

って話です。

家族に自殺者も出ているそうです。

まぁ困った話ですよね。

でもその入居者の方には

本当に申し訳なく思います。

精神を病んでるのであれば

確かに危険ですからね

おっしゃる事もその通りだと思います。

こんな経験をする度に思いますが

本当に人間の脳はやっかいです。

壊れてしまうと

野獣のように危険になりますが

人権がありますから。

檻に入れる事できません。

ですから

都会は

ある意味野獣との共生を余儀なくされる

そんな空間でもあるのです。

だから思う訳です。

皆さん不動産を買う時に

敷地の境界だとか

あるいは建物の劣化だとか

そんな事ばかり気にしますが

実はそれ以上に大切な事は

隣人だと

隣人が野獣だと

もう毎日怯えて暮らす事になりますからね

ですから

せめて買う前は

隣人を訪ねて話を伺う

この大切さを私はいつも語るのです。

コメント
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