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空気で動くマスコミと国民

2022年06月10日 | 世間一般

日銀の黒田総裁が

家計の値上げに対する許容度も上がってる

そう言ってしまって

袋叩きに遭いましたね。

朝日新聞は

許容ではなく諦めだ

そう言って厳しく批判していました。

まぁ黒田総裁

ずっとデフレ脱却のために物価上昇目標を掲げてきましたので

内心は物価が上昇した事を喜んでたんでしょうね。

黒田さんにとっては嬉しい出来事ですが

世間では

物価上昇は家計を直撃する

みたいな話が飛び交って

否定的な空気でしたからね。

それに少し焦ったのかもしれませんね。

それでつい口から出たのだと思います。

まぁしかしこの手の話

いつも思いますが

批判されてる黒田さんが間違ってる

なんて決めつけても

本質からは外れていますよね。

マスコミは黒田さんを批判しますが

データ的には

家計の許容度が上がってる

って話は間違いではありませんからね。

言ってる事は正しいのです。

ただ

今回の件が問題なのは

世の中は数字を科学的に捉えて

それで動く訳では無いって事です。

数字ではなく感情

これが人間社会を動かすのです。

その意味では

私自身は

物価上昇目標

なんて言葉を使った時点で

黒田総裁は少し世間知らず。

そう思いましたね。

こんな国民の感情に反する表現は

例え経済学的には正しい事であっても

表立って使う物では無い

私は最初にこの言葉を聞いた時にすぐに思いました。

まぁしかしこのミスは優秀な人たちが良くやらすんですよね。

黒田総裁も財務官僚上がりですが

公務員は法律や理論に忠実

それが求められる訳で

国民感情に流されてそれを逸脱すると

逆に組織にはいられなくなります。

ですから

今回のように

日銀総裁のような立場になっても

国民感情には無頓着

そうなるんだろうと思います。

ただ

私たちが気をつけなければいけないのは

国民感情に流されない公務員

これを叩き過ぎてはいけませんね。

逆に

公務員が国民感情に流される国家は

まともではありません。

戦前の日本は

国民感情が鬼畜米英を叩く事を求めたために

良識的な官僚が黙ってしまって

結果悲惨な事になったのです。

これは

今まさにロシアで起こってる事です。

プーチンが悪

みたいな話ばかり飛び交いますが

プーチンが軍事行動に踏み切れるのは

8割もの国民が支持してるからです。

そんな感じで

国民感情は

本当にいい加減な物です

間違いを犯すし

それでも結果責任はとりません。

それどころか

本当は加害者なのに自分が被害者

瞬時にそんな風に変化するのです。

日本も戦争に負けたら

軍部のせいにして

国民はその被害者

って事で今に至るまでそんな結論になってますし。

ロシアも

いずれプーチン一人を悪者にして

次の時代に進むのだと思います。

では

この無責任な国民感情

どうすれば良いのでしょうね。

まぁ一口にいえば

一人一人がレベルアップ

これしかありません。

そして

そのレベルアップのためには

まず

国民の感情を煽る

このマスコミの軽薄さ

これを知る事です。

そうやってニュースを読めば

家計の許容度が増してる

って言葉が間違ってない事も分かりますし。

その許容度は

全体的な傾向であり

個々の家計では

それに耐えられない

って所もたくさんある。

この事も理解できます。

全体を見て

家計の許容度が増してる

って口にする日銀総裁も未熟ですが

一部の国民に焦点を当てて

国民は許容してない

って書きまくる新聞も間違いです。

弊害で苦しんでる国民もたくさんますが

全体としては許容度は増してる

これが正しい表現です。

これを機に

正しい政策を選択してもらう

これが正道だと思いますが

果たして

それが今の日本にできますかね?

まぁ分かりませんが

少なくともそんな視点を持てば

日々流れて来る

一見退屈なニュースも

結構楽しめたりする物なんです

コメント
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