駅前不動産屋今日も回りは敵だらけ

株式会社 ハウスショップ 東京都町田市

人の心を俯瞰できるようになれば一人前

2022年06月11日 | 不動産業界

最近朝早く会社に来ています

時間は不規則で

5時台に入る事もあれば

7時近くになる事もあります。

先日も6時に出社して

会社のカギを閉めたまま新聞を読んでると

7時に入り口のドアを叩く人がいました。

何だろうと思って開けると

そこには職人さん風の男性が立っていました。

私がどうしたんですか?

って尋ねると

隣の店舗のエアコンの取り付け工事に来たのですが

そこのカギが閉まっていて

工事が出来ない

って言って来ました。

当社でエアコンは手配していますが

テナントで貸してますから

勝手に入る訳にも行きません。

一体何時の約束なのか?

って尋ねると

7時の約束になってる

って事でした。

そこで

そのテナントの担当に電話を入れると

そちらは8時半って聞いてる

って話です。

工事業者は7時と聞いていて

テナントの人は8時半って聞いた

どっちが正しいんでしょうね?

まぁ分かりませんね

テナントさんと工事業者の間には

たくさんの人が介在しています。

エアコンを発注した当社の担当

その発注を受けたエアコン販売会社の担当者

そしてその発注を受けて

工事業者に手配した人

その工事業者には

職人に時間を指示した人がいる訳です。

子供の頃経験した

伝言ゲームと一緒ですよね。

人間の脳が不完全である以上

むしろこれだけの人間が介在して

正確に伝わる方が不思議

そうも言える訳です。

ただ

最近はこの手の連絡ミスは少なくなりましたね。

メールやラインが普及して

文字情報として記録が残りますから

電話で伝える伝言ゲームの落とし穴

これを避ける事ができるようになりました。

ただ

この文字で打ちこむ作業

良い事だけかというと

大きな問題がありますよね。

それは電話に比べて

時間と手間がかかると言う事です。

一発で情報を伝えるだけなら問題は無いのですが

案件によっては

何度も言葉のやりとりをしますから

電話なら一度で済むのに

大変な手間となります。

ですから

どうしても電話での情報伝達

これも必要になりますから

今回のような行き違いも起こる訳です。

ラインやメールは正確だけど時間かかる

電話は早いが不正確

どっちを使えば良いんでしょうね?

まぁ結論から言えば

どっちも使うべきです。

状況に合わせてどれを使うべきか

瞬時に判断して決める

これが正解です。

私はそれを意識していますから

ラインを打ったり

電話をしたりする訳ですが

そうなると

この選択が

相手の内面を読むには大変有効

そう思えるようになりました。

難しい話ではありません

日頃取り繕っていても

社交性だとか

あるいは雑な性格なのか慎重なのか?

そんな事が見えて来るのです。

言うまでも無く対人関係が苦手な人は

面倒でもラインでやりとしようとしますし

社交的な人は

一回の書き込みで済む話を

わざわざ電話で入れてきます。

またミスを恐れる気持ちが強ければ

文字を打ちこむ傾向にありますし

面倒くさがり屋は電話

そんな風になって行きます。

ですから

私自身は

単に情報を残したいとか

あるいは電話で簡単に済むから

と言う事だけで情報伝達方法を決めてる訳ではありません

それに加えて

相手の性格

これを考慮して

面倒でも文字で打ったり

逆に文字を送ってもあまり見ない

なんて人には電話で伝えたり

って風に選択しています。

こうなって思いますが

不動産の仕事を長くしてると

自分の気持ちより他人の気持ちの把握

ここに重点を置くようになりますね。

それが成長と言うのであれば

不動産の仕事は

若い人にとっては良い仕事

そう言えるのかも知れません。

人の気持ちを俯瞰できるようになれば

滅多に人生がコケる事はない

長くこの世界で生きてきて

何となく感じてる事です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする