渋谷の東急百貨店本店が閉店したみたいですね。
新宿の小田急デパートと池袋の西武も閉店しましたから
これで鉄道会社のターミナル駅のデパートは総崩れって感じですね。
昔はガンガンテレビコマーシャルを流して
ドル箱だったのに・・・
随分時代が変った物です。
デパートの売り上げが一番多かったのは1991年だそうですね。
10兆円近くあったそうです。
当社が出来た年ですから
もう30年以上も前の話です。
それが去年は半減して4.9兆円だそうですから
まぁ随分減った物です。
消え去るのも仕方がありませんね。
私自身はデパートでは滅多に買い物しませんので
どうでも良い話ですが
デパートでしか買い物をしない
なんて人たちは困るでしょうね。
早めにユニクロを経験する事をお勧めします。
それにしても
絶対に廃れないと思われた
ターミナル駅の百貨店
どうしてこんな事になってしまったのでしょうね。
色々言われてますね
消費者の趣向の多様性だとか
あるいはネット通販の進出だとか
少子高齢化だとか
まぁいずれもそれなり影響を与えた結果なんでしょうが
その理由の中の一つに
ターミナル駅の商業性が落ちた
って話がありましたね。
具体的には
鉄道の相互乗り入れが進み
乗客は一々ターミナル駅で降りる必要が無くなった
だから買い物客も減った
って話です。
多分鉄道会社の幹部はあまり考えて無かったんでしょうね
乗客に便利になると思い
相互乗り入れを積極的に行った結果
自ら経営する百貨店が苦境に陥る
なんて事は・・
もしそれが分かっていれば
計画段階から百貨店の出口戦略も練った筈ですからね。
それだけ先の事を読むのは難しい
って事でもあります。
ただ面白い事に
たくさんの顧客を相手に成り立ってた主要ターミナル駅のデパートは潰れていきますが
地域の住民を相手にしてるデパートはまだ残ってますね。
小田急デパートで言えば
新宿は無くなりましたが
町田店は残っています。
その他のデパートも形態は変わってますが
しっかり駅前に存在して成り立ってますからね。
多分ターミナル駅とは違い
一定の乗客はしっかり乗り降りしますから
商業性は保ってるんでしょうね。
そうやって考えると
地域に根差した商業施設は強いが
たくさんの流動客を見込む店舗は厳しくなった
って事かも知れませんね。
この話
私達零細不動産屋も
しっかり学ぶ事ができます。
特に当社のように
賃貸管理物件を扱ってる会社は
同じ原理で生き残るかどうか?
決まるように思います。
私達零細不動産屋は
大手と違い
幅広くビジネスを展開する力はありません
ですから
地域に力を集中するしか無いのです
そして
地域に力を集中すれば
顧客に対して
より質の高いサービスを提供する事ができます。
家主さんに関して言えば
大手の会社と競合しますが
担当者は次々に入れ替わりますから
扱う物件の事は詳しく把握できません
その点当社であれば
営業担当が変わりませんから
物件の細かい部分はもちろん
入居者一人一人の詳しい情報とか
あるいは近隣の住民とか
そんな事まで把握しています。
これが強みとなり
競争相手が大手の業者であっても
負けないのです。
まぁそんな感じです。
社員の皆さんは
零細不動産屋の強み
これをしっかり生かして
仕事を楽しみましょう。