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私の従妹の葬儀は家族葬
って言っても結局30人以上集まりましたが
とにかく関係の薄い人に気を使わせる事は極力避けて
本当の親しい人達だけでやりました。
まぁ私はとても良かったですね。
葬儀は義理で参加する人が多い訳ですが
遺族はそんな人達に延々と恐縮しながら頭を下げる
どうもあれが好きになれません。
その点親しい人だけだと
お互いたっぷり思い出話しを語る時間ができますから
故人も霊があるとすれば
その話しに加わり
一緒に盛上がってるはずです。
良かったのは参列者の人数が少ないからだけではありません。
音楽葬って言って
宗教色は全く無いのです
延々と続くお経もなければ
焼香もありません。
あるのはクラッシクの生演奏と
たくさんの花の香りです。
葬儀はどこでも生花がたくさんありますが
なんせ大量のお香を焚きますから
せっかくの花のにおいがそれで消されて
まったく嗅ぐ事はできませんよね。
私自身はお香の臭いは嫌いなので
なんで今の時代になってもそんな事をするのか?
全く理解できません。
大体お香は
昔インドでは
遺体の腐敗臭を消すために炊いたのが始まりだそうですから
元来はトイレの臭い消しみたいな物ですよね
腐敗臭が無ければ必要がないはずですが
長年の習慣で
宗教行事と合体して
元来の目的を逸脱して一人歩きしてる訳です。
その点今回の従妹の葬儀では
お香の臭いは無く花の香りが漂う
私にとっては
すばらしい葬儀でした。
と同時に
核家族が進む今
これまでの習慣にとらわれないこんな形の葬儀は
これから増えるのでは無いか?
って思っています。
私自身義理で葬儀をするのは嫌いですから
自分が死んだら
参列者は
親しい身内と社員だけで十分だと思っています
まぁしかし私が死ねば何も決められませんから
実際には子供達の判断でしょうが
今から私はよくそんな話しをしています。
しかし葬儀の度に思いますが
今の時代はありがたいですね。
葬儀屋さんが全て手配してくれますから
遺族はその指示に従ってあたふた動いてる間に
あっと言う間に葬儀が終わり
遺骨だけが残ります。
その点昔は葬儀屋さんがありませんから大変でしたね。
近所と親戚
総動員で大量の料理を作ったり
参列者の接待やら何やら
とにかく大変な作業を行なった訳です。
ですから遺族は肉体的にも精神的にも負担が重く
それで体調を崩し
一人亡くなればその家で葬儀が続く
なんて事もあったそうです。
そんな訳で
葬儀の負担は軽くなりましたが
逆に問題が大きくなったのがお墓ですね。
お金を出してお墓を建てても
そのお墓
すぐに守る人はいなくなります。
少子化ですから
家族が続かない訳です。
ですから
時々目にしますが
お子さんは結婚してないのに
豪華なお墓を作る人達
どんな気持だろうと思いますよね?
豪華であれば豪華であるほど
後の人の負担が重くなりますから
何か別の方法は無いのか?
って思いますよね。
いずれにしても
霊園であれば
誰も管理料を払わなくなれば
とっとと取り払われて
次の人に提供する訳ですから
お墓ほど空しい物は無い
そうも言える訳です。
今の時代は樹木葬だとか
海に散骨
なんてのもあるようですが
これからはどんどんそんなケースが増えるんでしょうね。
今日本はかつてない人口の衰退期にありますが
私の生きて来た時代は
高度経済成長時代から
まさにバブル崩壊から今に至る衰退期
この両極端を経験した訳です。
高度経済成長期には
無縁墓だらけになる事も
住宅がこれほど余る事も想像すらできなかった訳ですが
今はまさにその時代真っただ中です。
そんな時代の推移を見て
昔の人は
諸行無常
この言葉を良く生み出した物だと思いますね。
いくら財産を溜め込んでも
明日の事は誰も分かりません
であれば
今を精一杯生きる
私達はそれしか無いのです
今日もこれから一日が始まります
夜が来て床に着くまで
しっかり生きましょう。
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昨日おとといと連休だったのですが
所属のゴルフクラブが夏期休業だったために
珍しくゴルフには行きませんでした。
しかし私はじっと家にいる事が出来ないないタイプなので
会社でちょこちょこ仕事をしたあと
自宅の庭いじりを始めました。
今回のテーマは庭の模様替え
結構大変です
木を植え替えたり
レンガを敷いたりします。
で猛暑の中
まず手始めに
一番大きな陶器の鉢植え
これを移動する事にしました
で持ち上げて10Mほど歩き
移動場所へ下ろそうとした瞬間
腰が ギクッ
何度か経験していますから
すぐに鉢を落とし
そのまま腰を押さえて家の中に入り安静にしました
その迅速な対応のおかげで
腰の痛みは完全には取れませんが
随分楽になりました。
庭いじりと続ける事も出来ましたが
用心して中止にしました
で
休みなのに残金決済で出社してる社員がいましたので
連絡をとって夕方から居酒屋で一杯やりました。
その時に腰痛の話題になったのですが
その社員は定期的に腰痛に襲われるいわゆる腰痛持ちです。
で
私に
“社長の腰痛は大した事ありませんよ私は歩けなくなりますから”
って言いました
実際にその社員は会社で歩けなくなり
奥さんに会社まで車で迎えに来て貰って
自宅に緊急搬送した事があります。
そんなすざましい体験をした人の話しを聞くと
私のギックリ腰は大した事では無い
って思いが湧いて来て
気持が楽になり
お酒をガンガン飲んで家に帰りました。
で昨日の朝
やっぱ少し会社に出て来てメールのチェックをした後
自宅に戻りました
で
しばらく本を読んだりなんかしていましたが
庭に目をやると
放置したままの状態が気になります。
まだ腰は少し痛みましたが
昨日の社員の話しと
以前ネットで見た
腰痛は安静にすると回復が遅れる
なんて記事が頭に湧いて来て
この位の痛みなら大丈夫か?
って思い
庭いじりを始めました
実際にやり始めると
全く痛くありません
ですから
調子に乗って
大きな木を掘り起こして移動したり
レンガを敷くためにスコップで整地したりしていました。
すると妻が窓を開けて
“昼ご飯”
って叫びましたので
そこで休憩する事にしました。
で家の中に入ると
妻の食事の準備がまだ終ってませんでしたので
ソファーに腰掛けてテレビを見ていました
ほどなく妻がダイニングテーブルに食事並べましたので
食べようと立ち上がろうとすると
今まで経験した事の無いすざましい激痛が襲ってきました
恥ずかしながら
大きな叫び声を上げてしまいました。
ギャー
っと
妻もさすがに驚いて
お父さんどうしたの心臓?
救急車を呼ぶ?
って立て続けに聞いて来ました。
もちろん心臓ではありません
痛めた腰です。
体を動かしてる時には何ともなかったのに
少し休息しただけで
一気に痛みが数十倍になって押し寄せて来たのです。
社員は歩けないなんて言いましたが
私は歩けないどころか立ち上がれません
人間立ち上がれないと
一気に色んな不安が押し寄せてきますね。
このまま車いす生活になるのだろうとか?
トイレとか風呂はどうなのだろうとか?
そんな事を考えてると
妻が
お父さん病院に行きなさい
と大声で怒鳴りました。
何てことを言うでしょうね?
私は立ち上がれず目の前にある昼食も食べられないのに・・
いずれにしても妻の言葉を無視して
しばらくソファーで固まっていました。
しかし食事は良いとしても
もうすぐ襲ってくる尿意
これは絶対に対応しなければいけませんから
とにかく立ち上がる事を考えていました
で
少し腰を浮かせて立ち上がろうとすると
痛みがすぐに押し寄せて来て
ソファーに叩き落とされます
まぁ絶望的になりましたね。
でも
何度も激痛に耐えながらトライしていたら
ある事に気づきました。
つまり激痛が走って私はその都度立ち上がるのを断念したのですが
この激痛
10秒から20秒程度で収まります
で
収まった直後は
無理に体を動かしても痛みは襲って来ません
この事に気づいて
私は激しい痛みが引いた瞬間
間髪を入れずに思い切り腰を浮かせました
すると簡単に立ち上がる事ができました
立ち上がった後はまた激痛が襲って来ますが
耐えてるとすぐに収まりますので
この瞬間を見計らって
トイレに駆け込む事が出来き
小学校3年生以来のおもらしの危機は逃れる事はできました。
ただしばらくは食事も立ったまま食べて
そのまま次の尿意が襲うまで
ソファーに数時間横になっていました
それでもまた立ち上がろうとすると
激しい痛みは襲ってきますが
もうコツは覚えましたから
その痛みはムダにしません。
一瞬の隙をついて立ち上がり
夕方には車を運転できるまで回復して
一安心でした。
そんな経験をして
私の今回の失敗は
社員の言葉と
それに伴いネット記事の記憶が掘り起こされて
それで私は判断ミスをしてしまったのですが
いつも社員には
人の意見に惑わされずに
自分で考えて行動しろ
なんて言っていますが
これがいかに難しい事か
あらためて思い知らされたって訳です。
もう
今後絶対に無理はしません
ただ
いつも痛い思いをした後は同じ決心をしてるんすよね。
その思いが続かないから
人間は失敗しするのです。
また同じ過ちを繰り返すような気がしますが
その時は皆さん
思いっきり笑って下さい。
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昨日従妹が亡くなりました。
私より6歳年下
小さい頃は
私にとっては唯一の妹で大変なついてくれました。
成人してからは自分の生き方を通して
最後は体を壊して亡くなりました。
残念ですが
これも神様が決めた運命です。
そんな訳で今日は大分気持が沈んでいます。
さすがに今日はブログを書く気になれませんので
これで失礼します。
また明日から頑張って書いて行きます
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たくさんの家主さんにお世話になっていますが
残念ながら皆さん時が来れば遠くに旅立ってしまいます。
そうなれば相続の手続きになります。
税務申告は税理士さんに任せますので
私たちと税理士さんと相談しながら
最善の道を探る事になります。
つまり
地主とすれば
税理士と不動産屋
両輪になって自分達にとってベストな仕事をして欲しい
そう期待してる訳です。
が
具体的には書けませんが
最近少し信じられない話しが耳に入りましたね。
ある相続案件で
当社が連絡を取り合ってた税理士
私たちを飛び越して
地主に売却話しを持ち込みました。
自分が知ってる建て売り屋に売却すれば
手数料がかからないから
ハウスショップさんに内緒で売却しましょう。
って訳です。
まぁしかし本当にそれが地主の利益になるのであれば
私たちは潔く引き下がります。
しかし地主さんがわざわざその税理士の言葉を私たちに伝えたのは
当社とは20年以上の付き合いがありますから
ある意味税理士より当社を信用したって事です。
で
税理士が持って来た買い付け証明
これを私たちに見せてくれました。
すると
確かに手数料はかからないかも知れませんが
いかんせん価格が安すぎます。
でその事を伝えると
地主さんがその買主に電話してくれました。
税理士の紹介ですが、その先生には内緒でハウスショップに会ってくれ
って言ってくれました。
で
しばらくして
その建て売り屋がやってきた訳です。
そして
当社としては
お宅を優先するにしても
価格は他の買手の値段に合わせて欲しい
って言いました。
するその業者の口から
とんでも無い話ポロッとが出てきました。
“先生の謝礼が大きすぎて買い上げができないんです”
って
これはダメですよね。
つまりこの先生は欲が深すぎる訳です。
自分本来の仕事でも大きな収入が入るのに
売買までからんでウラ金を要求してる訳です。
大変儲かってる先生ですが
儲かってるにはワケがある
これを改めて知らされました。
まぁしかしこれが不動産の世界です。
私たちも建築の相談を受けて建築屋を紹介すれば
紹介料が入りますし
私が知ってる上場会社のハウスメーカーの社員の中には
逆に自らが客を不動屋に紹介して
個人のウラ金作りに熱心な人もいます。
この話し
単に汚い人間達
そんな風に捉えては大間違いです。
元来人間はそんな生きものなんです。
私が欲と欲がぶつかるのが不動産の世界
そんな風に言うのはこれが自然だからです。
ただ
だから
しっかり筋を通して正道を歩けば
逆に私たちのような零細企業も支えてくれるお客様がいる訳です。
全く知名度はありませんが
今回のように
社会的信用度の高い先生よりも私たちを信用してくれる
こんな事も起りますし。
大手の会社や
あるいは農林水産省系の組織と競合しても
滅多に負ける事はありません
逆に言えば
私が欲に負けて
ちょろちょろした仕事をしていれば
今の当社は無かったと思っています。
いずれにしても
一般のお客様は
自分の利益を最大限に守ろう
なんて思ったら
社会的な評価や知名度
そんなものに頼り切らない事ですね。
頼り切る事はある意味楽ですが
それが
自らの損失をもたらす
間違い無く存在するのが
この不動産の世界です。
私達の仕事で注意しなければいけない事のひとつに
一般的な常識をお客様に押し付けてはいけない
って事があります。
私自身若い頃はこの理解が足りずに随分失敗をしました。
私達人間は
一人一人脳の構造が違いますし
またこの脳の違う人達が集まる家庭
ってのは一つとして同じ物はありません。
って事は
家庭の数だけ価値観や事情が違う訳で
その事をしっかり理解しないと
つい自分の視野から物事を見て
それをお客様に押しつけてしまう事になります。
この押しつけタイプはゴルフでも嫌われますが
顧客と言う立場になれば
自分たちの事情を理解せずに
物事を押しつける営業マンは
役立たずって事になります。
なんでそんな役立たずの営業マンがいるかと言えば
勘違いしてる訳です。
自分を勝手に高みに置いて
お客様に教えて上げる
そんな高慢な心理があるのです。
よく高齢の不動産屋が
若い顧客に説教口調で話すのは
これによって自分は親身になってると思われ感謝される
感謝しないとすれば
その顧客が未熟
そんな風に思い込んで取れないのです。
顧客が未熟どころか
その高齢不動産屋は
人生で何も学ばなかったのか?
って思える位に幼稚ですよね。
お客様から感謝されてるはずなのに
いつの間にか経営が苦しくなり
消え去る
当社の地域にもたくさんありました。
そんな訳で
自分の価値観の押しつけは
不動産屋の破滅の方程式
そうも言える訳ですから
しっかり頭に叩き込みたい物です。
例えば
せっかく家を買って貰ったのに
実際住んでみたら
道路の音がうるさくてその家を手放したい
なんて言って来る事があります。
こんな時に
その地域にはたくさんの人が問題なく住んでる訳ですからガマンした方が良いですよ。
なんて言いたくなりますが
が
これはダメですね。
普通の人が気にならくても
本人は家を売るほど苦痛な訳です。
どうしてそうなのか?
それは精神が不安定になってるからです。
この事を自分で良く分かってるから
大金を失っても
回避方向に進もうとしてる訳です。
客観的に見たら大した問題でなくても
人によっては深刻
これが私が言う脳の多様性故の問題です。
ですから相手の脳に思いを巡らす事なく
自分たちの脳の基準でそんな人に押しつけては大間違いです。
私達が気を付けるのは
価値観の押しつけではなく
その脳の不調が
契約を妨げる事にならないかどうかです。
こんなケースは
脳の状態が変化すれば
途中で気が変わる事もよくありますから
拙速な行動は止めて
じっくり取り組む
これが大切な訳です。
また
脳は健全でも
お客様が理解不能な行動を取ることはよくあります。
例えば家族は
崩壊する事もあります
その崩壊過程で不動産の売却をする時に
その事情を言いたくない
ってお客様もよく居ます。
そんな時には
一見常識では理解できない行動を取りますが
それに対して自分の狭い視野から接しては失敗します。
私が若い頃失敗したケースは
お客様が家を買い換えたい
なんて相談が来ました。
このお客様は別のお客様の紹介ですが
残債が多かったために
買い換えてもむしろレベルダウン
この事に意識が行き過ぎて
この買い換えを強く止めるように言った事があります。
私はお客様のためを思って言ったのですが
お客様は
とっとと他の不動産屋で売りに出しました
まぁ私自身は当時
自分が納得できない仕事はしない
なんて思って
あえて悔しさを抑えていましたが
その家を売却した後の結末を
後日紹介してくれたお客様から聞く事ができました
奥様同士が仲が良かったのです。
で
私の事を
“あの男はせっかく相談に行ったのに売却を拒んだ”
って言ったそうです。
まぁ実際に売却を拒みましたからね。
そう言われてしまえばその通りです。
ただ
そのお客様には特別な事情があったのです。
具体的には
一緒の空気も吸いたくない
って程夫婦仲がこじれてましたが
その理由が生々し過ぎて
とても私には言えなかった訳です。
ですから
買い換えたい
なんて格好付けて売却理由を言った訳ですが
実際には
売却して別々に暮らせばもうそれでオシマイ
って訳です。
私はそんな事情に思いが至らず
ただお客様の口から出た買い換えって話しを鵜呑みにして
せっかくのビジネスチャンスを失っただけでなく
紹介者の顔もつぶしてしまった訳です。
そんな訳で
お客様は
不動産屋に言えない事情をたくさん抱えてやってきます。
その事情が分からないのに
上から目線で
一般的な話しで
自分の考えを押しつけては
不動産屋は失格
って話しです。
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