駅前不動産屋今日も回りは敵だらけ

株式会社 ハウスショップ 東京都町田市

不動産屋の知り合いは宝

2022年06月14日 | 社内事情

昔のお客様から電話があって

困ってる事があるので相談に乗って欲しい

って話でした。

詳しく話を聞くと

今住んでる家の前が私道になっていて

その私道に接してる家10数件が

それぞれ持ち分を持ってる

まぁ良くあるパターンです。

その私道を市に移管する

そんな話が数年前から持ち上がっていて

そのお客様だけが反対してるそうです。

ただ

自分だけ反対して市に移管が出来ないために

周りの住民から浮いてしまい

住みづらくなったので

自宅の売却

それを考えてる

って話でした。

その事で毎日悩んで

奥さんも精神的に参ってるそうです。

で私は聞きました

何で市に道路を移管するのを反対してるのか?

するとそのお客様が言うには

今の家を建てた時に

建蔽率ギリギリに建てたので

私道分を失うと

今度建替える時には

家が小さくなってしまうから

だそうです。

まぁ大きな勘違いですよね。

素人の人はこんな事もあるんだ

って良い見本です。

私は

私道の持ち分は元々建ぺい率容積率に算入できないので

市に移管しても問題ありません

って言いました

するとそのお客様は驚いて

えっ! そうなんですか?

って尋ねたあと

では私道の持ち分が無くなって

この土地の価値は下がりませんか?

って聞いて来ましたので

ずばり言いました

価値は下がるどころか上がります

だから他の皆さんは一生懸命市に寄付しようとしてるのです

そのお客様はそれを聞いて

そうだと分かってれば反対なんかしなかったのに

本当に無知でした。

長年悩んでバカみたいな物でしたね。

と言って電話を切りました。

まぁこれで一件落着

お金にはなりませんが

人助けが出来た訳で

気分的には嬉しい気持ちになります。

そのお客様

翌日電話がかかってきました。

妻が川端さんに救われたのでお礼がしたい

そして

相談料はいくら位でしょうか?

って尋ねてきました。

もちろん私は

お金を頂くほどの仕事はしていませんので

今度何かお手伝いする事があったらお願いします

と言って丁重にお断りしました。

このやり取りはここで終わりですが

改めて思いましたね

一般の人にとって

気軽に相談できる不動産屋の知り合いは大切だと

私たちが常識だと思ってる事も

一般の人は知識が無いために

それによって

精神を病むほど悩む訳です。

ですから

気軽に相談できる不動産屋がいれば

人生にとっても大変意味がある

私は

友人たちから頻繁に不動産の相談があります。

その大半はお金にはなりません

ただ

そんな事はどうでも良いのです。

恵まれない子供たちに

自腹で食事を与える

そんな人たちもいますから

自分たちの知識が

悩んでる人を救う事ができるのであれば

無償の仕事

ガンガンするべきです。

まぁしかし

実際には無償ではありませんね

時が過ぎれば

これが仕事につながるのです。

私自身は意図した事ではありませんが

そんな付き合いの中から

たまに仕事がやって来て

それでここまで生きて来ました。

人助けは

いずれ仕事につながる

これも自分が経験した事ですから

不動産の仕事を長くしたいと思うのであれば

そんな気持ちも持つと良いでしょう

コメント (2)
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