長い間
社員より早く出社して
最後に帰る
この零細企業の社長の姿勢を貫いて来ましたが
最近は週末は時々社員より早く帰ります。
理由は孫が来るためにお風呂を入れるのです。
孫にお風呂を入れるためだけに早く帰るなんて
自分の子育ての頃には考えられませんでしたが
今は迷う事無く家にまっしぐらです。
どうしてかと言えば
孫が私にまとわり付く時間は
あっと言う間に終わるのが分かってるからです。
今は私の顔を見ると飛びついてきますが
もうすぐそんな事はしなくなります。
脳細胞が増えて
知能が発達すれば
人生を終わる年寄りに興味は湧かなくなります。
それが分かってるから
私は今の時間を大切にしてる訳です。
これは成長する子供だけの話しではありません。
私達人間は集団を作る動物ですが
その作る集団
実際にはそのつながりは永遠ではありません。
時代の変化でくっついたり離れたりするのが自然な事です。
私の所属するゴルフサークルは
もう出来てから10年以上になりますが
相変わらず活気があります
が
出来た当初のメンバーはもう誰もいません
私が加入してからもガンガンいなくなりましたから
私はいつの間にか古株です。
私達人間の体の組織が
毎日細胞が入れ替わって健康を保つのと一緒で
人のつながりも出会いと別れ
これを繰り返して健全さを保つ物です。
当社は出来て26年が過ぎましたが
比較的社員の出入りは少なかったのですが
それでも随分入れ替わりました
また今居る社員も
永遠にいる訳ではありません。
少し淋しくなりますが
しかしだから会社は柔軟性を保つ事ができる
そんな風に思えます
まぁしかし
太陽系の中心に太陽があるように
組織の中心部がしっかり求心力を保つからバラバラにならずに済むんですよね。
党首が求心力を失ったために
幹事長になる人も見つけられない
民主党の蓮舫さんが
自分の求心力が無くなったって言ったのはまさにその組織の本質だろうと思います。
で
昨日
長津田店の店長が
朝出社して
ニコニコしながら私に
“社長の求心力も低下しましたね”
なんて言って来ました
そう言われる出来事があった訳です。
なんせこの頑固者達
私の言う事聞きませんからね
昔であれば
大声で叱り付けたり
言う事聞かなければ出て行け
みたいな事が言えましたが
今の時代は
すぐにパワハラ扱いですから
穏やかな言葉で
粘り強く説得する訳ですが
なんせ
話してる途中で無視して出ていきますからね。
ずいぶん社長の権威は落ちた
私自身が感じています。
多分学校の先生方も同じなんでしょうね。
すぐに体罰だの虐待だのって話しになりますから
もう生徒の指導には限界があります。
先生の注意を聞かずに授業中に
廊下で遊んでる子供に
少し強い言葉で注意すれば
録音を取られてテレビで流されますから
もう放置するしかないのだろうと思います。
いずれにしても
今日本は国力が大きく低下していますが
求心力が保てない社会になった
これが一番の原因だろうと思います。
ただし
弱い社会が不幸とは限りません
電通の話しを聞くと
競争に走りすぎて
社長自身が人間に限界があると言う意識が飛んでた
なんて言う訳ですから
その強い組織は
不幸の生産工場だった
そんな風にも言える訳です。
そんな事を考えると
多少の求心力低下は
受け入れた方が良いのか?
なんて考えています。
私の孫とのお風呂も
もしかしたら求心力低下の一因かも知れませんが
それはそれで理解しながら
孫との時間を優先する
還暦を過ぎましたから
その選択に迷いはありません。
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先日売買の決済がありましたが
少し内容が複雑でした。
売主さんは長く海外で生活していましたが
その間に相続が発生したために
海外の住所で登記した訳です。
で
今回その物件を売却する事になった訳ですが
なんせ相続があったのは10年以上前ですから
登記していた時に住んでた海外の住所が転々としています。
国内であれば住民票なり付票なりで住所を辿れますが
海外ですから中々簡単には証明できない訳です。
で
こんな場合どうなるか?
って話しですが
もちろん色々方法があります
で
登記する司法書士と色々事前に打ち合わせをして
それで残金決済の段取りになった訳ですが
その登記を依頼した先生
どうやら事前の準備を従業員に任せ放しで
内容を把握しないまま決済場所に来たようで
書類を見ながら
少し顔が曇ってきました。
で
ポツリ
“これでは登記所が受け付けてくれないかも知れない”
まぁ大騒ぎですよね。
売主買主
私達不動産業者
そして銀行
皆準備万端なのに
この先生が登記できない
なんて言われては決済のしようがありません。
この先生ボケてるのか
実際は自分の責任なのにまるで被害者顔して
ああだこうだと登記できない理由を言い始めました
普通こんなケースで威嚇型の不動産屋が居れば
“ふざけるなお前の責任だろう”
なんて怒鳴られるとこですが
その先生幸いな事に揃ってるのは
皆実務型の人間なので怒鳴る人は居ませんでした
ただ
私も含め
経験が長い人間が数人いましたので
その先生が登記できないからと言って
そのままああそうですか?
って訳には行きません
全員先生の説明をよく聞いて
そして善後策を考え始めました
で
すぐに
先生の話に間違いがある事に気づきました。
それを私が指摘すると
この先生
素直に間違いを認めれば良い物を
不動産屋ごときに司法書士の自分が間違いを指摘されて
恥ずかしいのか何なのか
とにかく冷静さを失って
それから
とにかく登記できないんだと言う話しを押し通そうとしました。
なんせ冷静さを失ってますから
ますます墓穴を掘る
そんな内容です。
まぁしかしプロの不動産屋は皆違いますね
この子供のような司法書士の態度
黙って聞いていました。
いちいち否定しても状況は悪化する訳ですから
大人しくなるまで待つ訳です。
で
話し終わり沈黙
そこで私が尋ねました
"先生、登記できないと言うのは法務局が受け付けないって事ですか?
それとも先生が扱えないって事ですか?"
って
するとその先生
"両方です"
って答えました。
"でも先生のとこの従業員が今法務局に確認して受け付けますって答えをもらいましたよね。"
"私が両方ですって言うのは
私が提出しなければ登記ができないって事です。"
まぁ理論的にはムチャクチャですが
しかし私達もここで先生に納得して貰わなければ困りますから
不動産屋は皆
先生の振り上げた拳を下ろしてもらう
考える事はそれだけです。
で
もう一つ書類を出して
"これで納得していただけませんか?"
って尋ねると
"最初からそれを出していただければ良かったんですよ"
"では登記していただける?"
"はい喜んで。"
まぁこんな感じで円満に取引は終えましたが
しかしこの先生
私と同世代ですが
本当に未熟ですよね。
今回来ていただいたのは
関係した不動産屋と金融機関が使ってるためですが
皆さん取引が終わり
お帰り頂いた後
もう頼まない
って言っていました。
私達の仕事は
司法書士や税理士の方と数多く接しますが
この士業と言われる方達
大体視野が狭いですね。
少し引いて広く物事見る能力が欠けてる
そんな風に思います
私達の資格も宅地建物取引士になりましたが
私自身は
どうもこの士って感じが好きになれません。
元々私は農民の息子ですから
サムライは違和感があるのです。
いずれにしても
不動産の仕事は厳しい物ですが
人間的に大きく成長します。
今回取引が終わったあと
不動産屋同士で色々話しましたが
皆さん学歴は先生方に及びませんが
世間でもまれて
今はもう士業の皆さんを子供扱いです。
そんな風にして見ると
不動産屋も悪くない
そう思います。
数年前
佐藤浩一がコマーシャルで
クラウドって言葉を聞いて
それが分からずに困ってる
なんてシーンが流れましたが
当時私もクラウドが何だか分かりませんでした。
しかし不思議な物です。
当時は分からなくても何の不自由もないのに
今はもうクラウド無しで仕事ができません。
ですから
不具合が生じると
大変な事になります。
で
先日この不具合が生じました。
共有ファイルが使えなくなったのです。
するとどうなると思います?
各店舗から私に電話が入るのです
“ナントカして下さい”
と
まぁみんな仕事が出来なくて困ってる訳ですから
気持は分かりますが
何でも私が解決してくれる
なんて思っているのは本当に困りますよね。
私は前日の深酒がたたり
かなりお疲れ気味でしたが
一気に眠気が吹っ飛びました。
まぁしかしこれが零細企業です。
IT担当社員がいる訳ではありませんから
私がやるしか無いのです。
そんな感じで
零細企業の社長の役目は
問題処理
これが真っ先に来る事は間違いありません。
零細企業と言えども
色んな問題が毎日のように起こりますから
本当に体力も精神力も要求される
タフな仕事です。
しかし長年こんな問題処理係をやって
不思議に思う事があります。
それは
一見不可能に見える問題も
大体はあれこれやってる内に解決するのです。
ネットやパソコンではこれまで散々苦しみましたが
最終的にはなんとかなって来ました。
またお客様のトラブルも
散々対処してきましたが
ここまでやって来て
裁判にまでなったのは一件もありません
強いて言えば
私は一度だけ裁判を体験しましたが
それは
私が被害者であり
私が訴えたのです。
不動産の仕事をしていて
常に裁判は頭にありますが
しかしこれまで私は訴えられた事は一度もありません。
訴えられるどころか
内容証明さえ受け取った事は無いのです。
内容証明は
出すのは頻繁にやってますが
送られて来る事はないのです
本当に不思議です。
私が良く知ってる不動産屋は
顧問弁護士を雇って
やたら裁判をやってますが
私からすれば
どうしてそうなるんだろう?
って思いますよね。
まぁ明確な理由は分かりませんが
自分なりにその社長さんとの違いを考えると
私はどんなトラブルでも逃げる事はありませんが
その社長さんは
都合が悪いと電話に出ませんからね。
これが原因なのかな?
なんて思ったりしています。
実際私達の入居者でも
家賃滞納で裁判を起こされ
強制執行になるのは
ほとんどが逃げ回る人ですよね。
逆に言えば
逃げ回る人は裁判するしかありませんからね。
迷惑な話です。
私は日頃の付き合いでも
一度でも電話を無視されると
もうその人とは深い付き合いはしません。
都合の良いときだけ連絡をして
都合が悪ければ平気で逃げる
なんてのはまともに付き合う人間ではない
ってのが私の考えです。
まあしかしこの逃避癖のある人
事業をすれば
見事に潰れていきますね。
逆に
苦しいときでも
しっかり向き合えば
潰れるまでは行かない
そんな風にも思えます。
知合いで
何人も逃避生活に入った人がいますが
どんな気持でしょうね?
古い人間関係は断って
新しく人生を歩み直すのでしょうが
逃避癖が治らなければ
同じ事を繰り返すんでしょうね。
まあそれはそれで本人の生き方ですから
あれこれ言う気はありませんが
私自身は
逃避癖のある人間は
まともに相手にしない
これは間違いありませんから
中途半端に接触して貰っても困る
って話しです。
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シカゴでレストランの評論を生業として
大変な人気を浴びてた男が
引退後
実は自分が本当に好きだったレストランは紹介しなかった
って語って非難を浴びていました。
つまりこの男は
自分が紹介してしまうと
客が押し寄せますから
レストランの質が落ちる
そうなれば自分が美味しい物を食べられなく
そう考えてひた隠しにした訳です。
まぁプロとしてはやっては行けない事ですよね。
しかしこの話しから学ぶ事は
ビジネスの抱えるジレンマですよね。
繁盛して客が押し寄せれば
大変好ましい事ですが
しかしこれが
その店の評判を落とす事になり
最悪閉店って事になります。
私達の近くにも
マスコミに良く取り上げられたラーメン屋がありましたが
いつの間にか客足が途絶え潰れてしまいました。
食べ物屋だけではありません
私達の仕事でも同じ原理は働きます。
特に私達のような地域密着型の不動産屋は
客が押し寄せては十分なサービスができません。
その結果評判が悪くなり
やはり潰れてしまう。
そんな危険があるのです。
私自身は
数年前にその事に気づき
顧客の数を絞る
そんな行動を起こしました。
結果
社員はじっくり仕事ができるようになり
売り上げを伸ばす事ができました。
そんな自分の経験からも
顧客の多さは時にマイナスに作用する
これは確信を持ってる訳です。
逆に言えば
顧客が押し寄せた時には
単に喜ぶのではなく
実は大変危険な状態に入った
そう思って緊張感を保つ必要があります。
人間は忙しい時には雑になりますから
これを意識してそうならないようにする訳です。
顧客は
忙しいのは分かって入ってきてる訳ですから
心はナーバスになっています。
そんな時に
店員が目を合わせないだけで
帰れ
って言われてるように感じるのです。
一度帰った客は
もう永遠に来ないだけでなく
周りの人にもその店の事を悪く言いますから
評判は急降下となります。
私の友人のお医者さんは
いつも患者さんが押し寄せていますが
近くの同業者は閑古鳥だそうです。
その違いは
友人の先生は
どんなに忙しくても
それを表情に出さないのです。
ですから
患者さんは何度も安心して来る訳です。
武士は食わねど高楊枝
なんて言葉がありますが
さしずめ
仕事が出来る人は
忙しくても余裕があるそぶり
ってとこでしょうか?
最近社員の皆さんに
それが出来ずにただ忙しい忙しいと言ってる人が居ますが
忙しぶるのは
仕事ができない証
これをしっかり頭に入れて下さい。
会社で一番の仕事量をこなしてる私が言うわけです。
間違いありません。
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2年前に松山が一緒に回った
ダニエルバーガーと言うアメリカの若いゴルファーがいて
これが超神経質でギャラリーの少しの話し声に怒鳴ったり
あるいは松山はパターの時の立ち位置が気になるからどくように言われたり
なんて事が続いて
結局松山はスコアを大きく落とした事がありました。
で
試合が終わった後松山は
インタビューでダニエルバーガーの影響はあったのか?
と聞かれ
それはあったと認めた後
“仕方がありません 色んな人がいる それがゴルフですから”
と答えていました。
この話しを聞いて
プロと私アマチュアの違い
特に私のようなエンジョイゴルファーとは
同じゴルフでも全く違う
これに改めに思いが行きましたね。
何が違うかと言えば
プロは回る相手を選べないって事です。
私達は普通は気の合う仲間としか回りませんから
基本的に神経質な人は相手にしません。
これまで何度も神経質で自己中の人に出会いましたが
一度回ってムカつけば
もうそれで永遠のお別れです。
しかしプロはそれが出来ませんから
相手の態度でムカついて心が乱れ
結果スコアを落として
大金を手に入れる機会を失う訳です。
まぁしかし良く考えれば
プロはそれで生活がかかってる訳ですから
神経質になるのが自然ですよね。
神経質って事は
それだけ真剣に取り組んでる証って事でもあります。
私はケーブルテレビで良くステップアップツアーを見ますが
レギュラーツアーとは明らかに違いますね
若い子達が楽しそうに回っています。
逆に言えば
真剣さが足りない
だから上に行けないとも言える訳です。
実際私は面倒くさいので一緒に回る事はしませんが
アマチュアの神経質な人も
ゴルフには真剣に取り組んでる人ばかりです。
ですからその姿勢が間違ってる訳ではありません
ただ
ゴルフには真剣に取り組んでますが
同伴者の感情には鈍感なので疎まれる訳です。
ゴルフで見られるこの二つの姿勢
これは私達人間社会全体に存在する基本的な構造です。
例えば
仕事でも
真面目に取り組んでる人は
どちらかと言うと神経質な人が多いように思いますし
家庭でも育児と家事
手を抜かずに頑張ってる奥さんは神経質です。
しかし頑張る人は
どうしても仕事に意識が集中しますから
周りの感情には無神経になります
結果人望を失い孤立する
私が若い頃から見てきたパターンです。
私達が接する精神を病んだ入居者たち
優秀な経歴の方達が少なくありませんが
これはほとんど人間関係に苦しんで心を病んで行きます。
もしかしらた ハゲ~ の豊田議員もそうかも知れません。
神経質な人は
会社にもいられない事が多いし
家庭でも離婚の確率が高くなります。
私はゴルフは自分のストレス解消が目的ですから
この手の方達は避けますが
しかし組織の上に立つのであれば
この方達の有効利用
これができるのとそうでないのでは
成果は大きく違ってきます。
ゴルフと同じで
仕事も真剣に取り組む人は人望を失いがちですが
しかし経営者が他の社員と同じ気持になってはいけません。
仕事に真剣に取り組むと言う事は
会社にとっては有難い事で有り
むしろ人望はあっても
仕事に情熱がなければ
排除するのはそっちって事になります。
家庭でも
真剣に家事や子育てをしてる奥さんに
“お前と居ると息が詰まる”
なんて言ってはいけませんね。
ゆるい奥さんであれば
毎日笑い声が絶えないかもしれませんが
部屋は散乱して
昼間は子供を連れてパチンコ
ってパターンも多い物です。
いずれにしても
神経質な方は孤立しがちですが
会社や家庭では
それを評価して上げる
私は大切だと思っています。
聖路加国際病院の日野原先生が亡くなりましたね
105歳だそうです
まぁしかし凄い方でしたね。生涯現役を通した訳で
本当に立派だと思います。
私はこの先生がテレビで語ってた事でとても印象に残ってる言葉があります。
それは
“人間は本来眠るように穏やかに死んでいくのに医学の進歩はその権利を奪ってしまった”
と
この言葉は私自身の人生の終わりの迎え方も大きく変える
そんな風に思えるほど強烈でした。
この日野原先生は
自分自身は医学生の教科書も書くくらいに医学の進歩に貢献したはずですが
それが自らの死が近づくと
この医学の進歩に疑問を呈する
これが私には衝撃だった訳です。
その後私自身も自分の命の終焉は自然の流れに任せる
これを決意しましたので
人間ドックにも行かない訳です。
それでもなんとか還暦まで持ちましたので
あとは儲け物
私の今の率直な自分の命の評価です。
私達は平均寿命は日本は世界一だとか
あるいは日本の中でも沖縄は一番だとか
そんな話しに舞い上がった時期が長く続きましたが
今は世界中で新しい考え方に移りつつあります。
それは寿命の長さよりquality 重視に変わって来ています。
その中で出てきた新しい尺度が
健康寿命って考え方です。
つまり介護に頼らず自分の事は自分で出来る
これがいつまでか?
って話しです。
このデーターは本当に驚きます
この健康寿命はせいぜい70歳そこそこです。
つまり
80歳90歳まで生きる人がたくさんいて平均寿命を押し上げてますが
実際には10年以上も介護を受けて生きる
これがデーターから読み取れる事なんです。
そうやって考えると
私もあと10年
そんな人生観が見えてきます。
もう残りわずかとも言えますが
会社経営は
社員や社員の家族がいますから
途中で自分の人生重視の生き方に走る
なんて事は許されません
ですから
死ぬまで現役
どうやらこれが宿命です。
私自身は会社を起こしたときには
その事には全く思いが至らずに
適当な時期に沖縄に戻れる
そんな風に漠然と考えていました。
が
実際にこの歳になると
沖縄に帰れるどころか
ますますしがらみが強くなる一方ってのが分かります。
まぁしかしもう覚悟しましたからね
迷いはありません
日野原先生と同じ生涯現役道
これを極めるだけです。
そのためには
健康寿命も大切ですから
ゴルフも続けて訳です。
しかしゴルフは本当に良いと思いますね。
運動をすると言う意味だけではなく
私自身は
ゴルフをしない頃は
休みの前は大酒飲んでましたからね
これをしなくなっただけでも
随分体には良い
そう思っています。
ただし
生涯現役道のためには良いと言ってる訳で
自分の人生にとって良かったかどうか分かりませんね
休みの前の酒は本当に楽しみでしたからね
実際に私のゴルフ仲間に
60歳過ぎまで大酒を飲み続けた方がいますが
今末期の膵臓癌です
それでもゴルフに来てますが
私に言いました
あれだけ酒を飲んだから
もう全く悔いはないと
余命宣告を受けてるのに
まるで勝ち誇った顔でした。
お見事
つい口から出てしまいました。
恋愛ドラマで
女の子が
世界でアナタが一番好き
って叫んだりすると
世界中の男を知ってる訳でもないのに・・
なんてつい思ってしまいますよね。
ブルゾンちえみによると
世界の中の男の数は
35億と5千万人だそうですから
そんな凄い数がいるのに世界で一番好き
なんて言葉発するのは間違い
私もすぐに感じます。
がこれは全く逆です
これは私達男性の脳がよくやらかす明らかな勘違いです。
世界で一番アナタが好き
って言う言葉に
その女の子の視野の狭さを感じてるお父さん達
視野が狭いのは実際にはアナタです。
私達男性は
地球儀を見て
それが世界
だなんて思っていますが
この世界は実際には存在しません。
おっといけないこの表現
誤解されそうですね
“はるぼさんいっちゃった”
なんてつぶやきが聞こえてきそうです。
私が存在しないと言うのは
自分の五感では存在しないと言う事です。
つまり
自分が実際に体験できる世界は
ごく限られた空間であって
私達が当たり前のように考える地球儀レベルの世界は
私達の頭で想像するしかない
そんな世界です。
つまり
世界と言う言葉は
目の前に広がる世界と
私達が目にする事ができない頭の中で作り出す世界
この二つがあるって事です。
この理解が足りないまま
ドラマの女の子の言葉尻を捕まえるのは
逆に視野が浅いって事になります。
女の子は
自分の体験した世界の中で出会った人
それを前提に叫んでるのです。
私が男性脳とあえて結びつけるのは
ゴルファーのお父さん達に
とにかくこの手の突っ込みをする人が本当に多いのです。
私はその場の空気が壊れると困りますからあえて黙ってますが
得意げになってるお父さんが少し気の毒になる事もあります。
その話はともかく
私達人間は
脳が発達した弊害として
想像力が増した
って事があります。
この想像力は人間の進歩に大きく貢献していますから
肯定的にとらえるべきですが
これは大きな弊害もあります。
それは現実と脳が作り出す世界との区別があいまいになってしまう
そんな性質があるのです。
そしてその想像力が暴走すると
やがて妄想に変わり
社会生活も上手く行かなくなり
精神科の範疇となります。
私達はそんなお客様とも数多く接しますので
この恐ろしさを肌で感じる事ができますから
逆に理解もできる訳ですが
普通の人はそれが理解できない
これも事実です。
ですから
例えば
アパートの入居者に言動がおかしい
なんて人がいると
さし当たり暴れたり危害を加える事がなくても
気持ち悪いから追い出せ
なんて言ってきます。
何もしないのに追い出す事もできませんからその事を説明すると
逆にクレームを言った人が出て行く
こんなケースもよくあります。
出て行くのは止められませんから
結果空室になり
また次の入居者にはその事を説明しなければなりませんから
中々借り手が決まらず大損害
って事もよくあります。
そんな感じで
私達人間社会には
たくさんの現実と妄想の境界を失った人がいますが
悪化すれば不幸の原因となりますから
なるべく早期に意識して
円満な社会生活を営んで貰いたいためにこんな話しをする訳です。
以前沖縄の友人から面白い話しを耳にしました。
沖縄の村は地域のつながりが強いので
精神的に病んでも
周りは抱えながら付き合っていきますが
この精神的に病む人
宇宙の話しをする人が多いそうです。
宇宙の話しと言っても
2種類あって
たとえば宇宙物理学のような学術的な話しをする人問は題ありませんが
危ないのは
UFOだとか宇宙人だとか
若い頃からそんな話しばかりする人
歳をとっていっちゃう事が多いそうです。
地球は行った事がない場所でも
その気になれば行く事はできますが
宇宙は完全に妄想の世界ですからね
幼い頃からその興味が強いと
脳は妄想が支配するようになり
結果目の前の世界と融合する
なんとなく分かります。
これが意識して防げるかどうかも分かりませんが
もし
このブログ読んで思い当たれば
少し妄想の世界は抑制する事でしょうね。
それで改善すれば
私達の苦しみも減りますからね
いずれにしても
私達の一番の悩みは
妄想型入居者です。
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