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私が子供の頃の沖縄の田舎は
戦争の混乱の影響が残っていて
大人も子供も気持ちが荒れてる人が多かったですね。
よく暴力沙汰が起りました。
で
大人の殴り合いや子供のケンカをたくさん見て来て
不思議なシーンをよく見かけました。
それはケンカに至る経緯です。
大体些細な事から言い争いになり
そしてお互い興奮して手を出す訳ですが。
ごくまれに
笑顔を浮かべながら殴り合いになる
そんなケースがあります。
つまりニコニコ楽しそうに話してる
なんて思ってたら
いきなりボコッ
って訳です。
この笑顔から殴り合いに入る人
決まってますね。
ですから
周りはその人を避けるようになります。
その殴り合いになる前は
冗談で盛り上がってる訳ですが
この冗談が本人にはムカつくのでしょう。
しばらくは一緒にガマンして笑ってますが
笑ったまま限界に達し
いきなり殴りかかる訳です。
私は冗談も好きですし
本音でバシバシ物言をうタイプですが
もし子供の頃のその経験がなければ
多分殴られてるケースがあったと思います
が
私は小さい頃から冗談を受け止められない人が一定割合でいる事を知っていますから
私が毒舌を吐くのは
その前に相手の懐の大きさを確認してるからです。
逆に言えば
気持ちの小さい人には
言葉を慎重に選んで話します。
慎重に選んで話すって事は
こちらは大変疲れますので
自然に疎遠になります。
が
他人はそれで良いとして
家族や社員
これは疎遠になる訳にはいきませんよね
が
いつまでも言葉を選んでは疲れる
ではどうすれば良いでしょうか?
それは
相手の言葉に対する脆弱性を改善するのです。
言葉に対する耐性が弱い人は
周りから人が去りますから
孤独になって行きます。
ですから
身近な人間は
その脆弱性を改善する方が
本人にとっても良い訳です。
で
私はその治療法については
高い能力を持っています。
社員は全員
言葉に対して傷つく事はなくなりました。
かつては
私の村の人のようい
冗談が通じず
あやうく殴り合い
なんてシーンもありましたが
今は
自分の事を言われて怒る人はいません。
自分の事を語る事は
自分に対して相手が興味を持ってるって事ですから
どんなに批判されても
みな楽しそうに受け流す達人ばかりです。
私はその姿をみて
自分自身の方針は間違ってなかった
そう思ってる訳です。
では
どうすれば
この言葉に対する脆弱性を改善するのでしょうか?
それはですね
相手が傷つく言葉を
あえて連発して
そして耐性を強化する訳です。
ある意味荒療治です。
女性に振られて落ち込んでいれば
あれてそれをネタにします。
仕事で失敗しても
それをいつまでも話題にします。
つまり
本来傷つく言葉を
あえてそこに踏み込み
そして慣らす訳です
そしてその私のやり方
このおかげで
今は当社の社員の中で
自分に投げかけられる言葉に傷つく人はいません。
飲み会なんぞは
批難中傷のオンパレードですが
言われた方も
本当に楽しそうに腹をかかえて笑ってます。
まぁそんな訳で
人生楽しく過ごすためには
自分に投げかかる言葉の許容範囲は広ければ広いほど良い訳ですが
しかしこれにも副作用があります。
当社の社員は耐性が強くなりすぎて
私が叱っても
全く動じなくなりました
私が全エネルギーを絞り出して叱りつけても
その効果はせいぜい10分程度です。
叱られた瞬間は大人しくなりますが
10分で完全に元に戻ります。
少しやり過ぎた
そんな風に最近
少しだけ後悔しています。
アメリカでは国民に節電を促す時には
お金の節約より健康への害を訴えた方が有効
そんな調査結果があるそうです。
つまりエネルギーの使い過ぎは
環境悪化を招き
将来の子供たちに健康被害をもたらす
だから節電しましょうって話です。
日本でもタバコは随分高くなりましたが
それだけでは高い効果を得られないように思います。
私自身若い頃少しだけタバコを吸ってた時期がありましたが
重い喘息を発症して
すぐに止めました
ですからタバコも止めるにはお金より健康
これが動機であるのは直観的に分かります。
当社の前は地元の中学の通学路になっていて
たくさんの中学生を見かけるのですが
最近明らかに喫煙少年は少なくなりました
と言うよりここ2~3年全く見ていません。
私の息子もその中学の卒業生なので
お前たちの時代と違って○○○中学は本当に良い子になったよ
何で分かるの?
タバコを吸ってる子を見かけなくなったんだよ
それ何も良い子になったからじゃないよ
何で?
今は中学生にはタバコは高く成りすぎたし、売ってもらえないからだよ
言われて見ればそうかも知れませんね
少し私の喜びに水が差されてしまいました
まあしかし中学生に関しては
このタバコの高値は喫煙防止と言う意味では
いくら先生方が健康被害を語るよりも効果があったって訳です。
ですから逆に
健康被害を訴えるよりお金
これも人間の行動を制御するには有効な場合もある訳です。
中学生に限らず喫煙者の中には
いくら健康に悪いと言われていても止めない訳ですから
もしかしたら人によっては
お金がそれを止めさせる有効な手段になるかも知れませんね。
喫煙者は受動喫煙による非喫煙者の健康被害を補てんするために
税金を倍にする
なんて法律ができたら?
まあかなり効果があるでしょうね。
昨日もお通夜でしたが
最近訃報が相次いでます。
家主であったり同業者であったりゴルフ仲間であったり
って感じです。
死因は肺気腫だの肺がんだの心筋梗塞だのって感じですが
偶然全員ヘビースモーカーです。
タバコは言われてるよりも健康に悪い
私は随分以前からそう感じていますが
健康に悪いだけではありませんよね
明らかに老化も早いです
私はゴルフをやってるのでよく分かりますが
喫煙者は50代から目に見えて飛距離が落ちてきます。
ですから
以前は私と同じ位に飛ばしていた人も
最近は私のはるか後方にボールが落ちます。
また見た目も老ける人が多いですよね
まあこんな話を書くと
喫煙者の皆さんは止めたくても止められない訳ですから
不快に思うだけでしょうからこの位にしますが
しかし
本当に止めたいと思えば
中学生の例で分かる通り
外部の圧力を利用するのも有効ですよね
例えばタバコの吸えない環境の会社に就職するとか・・
私の身近な人間で
私が散々タバコは止めろと言っても止めなかった男がいますが
最近ピタッと止めました
どうして止めたかと言うと
彼女が出来たからです
その彼女が医療関係の人で
タバコを吸い続けるのであれば結婚はしないって訳です。
で
迷う事無くタバコを捨てて彼女を取った訳です。
めでたし めでたし
そんな訳で
自分の意志ではどうにもならないのであれば
外部圧力
これはタバコに限らず
人の行動を促すには有効です。
私自身
若い頃は
仕事でくじけそうになる時には
外部の力を借りて自分に鞭打つ
そんな事もやってきました。
具体的にはどうしたかって?
語れませんね
墓場まで持って行く
私の秘密です。
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昨日辺野古のボーリング再開に駆け付けた
基地反対住民が機動隊に強制排除された
なんてニュースが大々的に流れましたが
一瞬間違いでは?
なんて思いましたね
それは基地反対のために詰めかけてた市民の数です。
たった40人です
全国紙や全国放送で散々取り上げてるのに
たった40人
小学校の1クラスより少ないなんてあり得ます?
ウチの村のゴルフコンペでも60人集まるんですよ
おそらく40人の中には本土から来た左翼系の方達もいるでしょうから
本当の意味での沖縄の住民はほんのわずかでしょうね
テレビではそれでも人が多く映る角度から撮影してましたが
多分現地に行けば
マスコミの人間の数の方が多いと思います。
マスコミの方達
本土からわざわざやってきて
多分困ってますね。
目立ちたがり屋の皆さん
今辺野古へ行けば
高い確率で全国に放送されますよ。
沖縄ではオール沖縄って言葉が流行っています。
保守も革新も心を一つにして
基地にノーを突きつける
そんな意味あいです。
こないだ帰った時にも
新聞にも大きく出てましたし
この話を熱く語る人たちとたくさん出会いました
が
あれほど熱く語っても
実際に行動を起こす人間は
皆無に近いって訳です。
これをどう理解したら良いでしょうか?
専門家ではないのでよく分かりませんが
多分豊かになれば
人間を同じ方向に向かせるのは大変だって事かも知れません。
つまり
言葉では辺野古移転を熱く語っても
実際の生活には何の影響もないので
現地まで出向いて反対運動に加わる気も湧いてこない
そんな感じなんでしょうね。
仮に現地に駆け付けたとしても
たった40人程度が集まっていて
しかも大半がプロの活動家ってなれば
参加しづらくて素通り
なんて人もいると思いますね。
まあしかし拍子抜けでしたが
これはこれでなんだかんだ言っても
平和な証拠
そんな気もしますから
私自身も今後は少し離れた所から冷静に見守る事にします。
沖縄の辺野古の問題でもそんな感じですから
今の時代
いわゆるリーダーは大変難しい時代ですよね。
企業でも
まだ国が貧しかった頃は
運動会なんかの会社の行事は皆楽しみにして参加したと思いますが
豊かになるに従って
休日の行事は迷惑
そう考える人が増えて
会社運動会は無くなった
なんて話も聞いた事がありますし
お金を積み立てて旅行
なんてのも消滅寸前だそうです。
つまり
豊かになれば
それぞれの生き方の選択肢が増えますから
同じ方向に向かせるのは
大変困難になる訳です。
これがリーダーの苦難って訳です。
当社も昔は社員旅行に頻繁に行っていましたが
社員が増えるにしたがって
それが苦痛
なんて訴える人が出てきました
私とすれば
大金を負担して苦痛なんて言われては
それをやる意味は全くありませんから
もう随分前から旅行は行ってません。
旅行どころか
忘年会なんかも全員の意見を聞いたらまとまりませんからね
今はこちらで勝手に場所を決めて
参加したい人は参加
参加したくない人は来なくてもOK
そんな姿勢になりました。
しかし面白いもので
強制をしないと
欠席する人が少なくなりますね
こないだの忘年会は全員参加しました。
こんな感じで
人をまとめるのは
大変難しい時代ですが
こんな時代のリーダーは
強制型ではうまく行きませんね。
少人数でも
同じ志を持つ人だけで行動すれば良い
そう考えるべきです。
つまり
豊かになれば選択肢が増える
そうすれば自分の意にそぐわない団体行動は苦痛になる
これが今起こってる訳ですから
同じ事をしたがる人間だけを集めれば良い訳です。
ネットのゴルフサークルがまさにそれですよね。
ゴルフサークルと名がついても
実はそのメンバーのゴルフに対する考えは皆違います。
男女交際が目的の人もいれば
安くプレースする事が最優先
なんて人もいます。
さしずめ私が参加してるサークルは
純粋にゴルフがやりたい
そんな人たちの集まりです。
ですから
ゴルフ場に集まり
ゴルフ場で解散
これが原則です。
これが私には合ってる訳です。
今のサークルに至るまでは
ゴルフが終わってから合コンみたいな事があって大恥をかいたり
あるいはカラオケに行って大恥をかいたり
そんな辛い思いを何度かしました。
そんな訳で
今の時代は
無理やり人を同じ方向に向かせるのではなく
自分が向く方向をしっかり見せて
そして
同じ志の人この指止まれ
ってのが一番
私はそう思っています。
ただし
辺野古と同じで
同じ方向を向くものだけ集めると言う事は
小さな集団を覚悟しなければいけませんね。
私の会社も
参加してるサークルも
少人数だから
長く続く訳です。
人を多くすれば
違う方向を向く人が出てきますからね
もう争いはしたくありませんから
これからは
会社もプライベートも
小さな集団で良いと思っています。