組織化、分業化により私達人間は飛躍的に生産性を向上させました 多少の足踏みはあっても その意味ではずっと進歩しつづけています。 しかし地球の空間と資源に限りがある以上 いずれ破たんするのは間違いありません 私はこれから先の人間はおそらく1万年も持たないのではないか と感じています。 しかし歴史で見れば1万年は僅かな時間ですが 自分個人の与えられた時間から見れば はるかに遠い先の事です ですからあまりその事は考えないようにしています。 先の問題はその時の人達が知恵を絞るでしょうから 無縁の時代に生きてる私が悩むのは愚かな話です。 しかし人類の歴史の経過と共に伸び続ける生産性 これは大きな恩恵をもたらしたのは疑いがありませんが 逆に悲劇もそれによってもたらされますよね 副作用と言うにはあまりにも大きな犠牲です。 人間が戦争を起こすのは 悉く生産性の向上により生み出された富の奪い合いです。 効率的な生産活動により 個人レベルで考えれば皆生活レベルが向上してるのに 自分より更に豊かな生活を手に入れたのが許せなくて 富を奪い合う訳です。 つまり 人間は豊かな生活を求めて生産性を向上させますが 実際それによってもたらされた富の分配が公平でないと 戦争で殺し合いを始める訳です。 国家レベルでもそうですから 個人はそのパターンだらけです。 犯罪グループがその犯罪で手に入れた分け前を巡って殺し合いをするのは 実際のニュースでもよく目にしますし ギャング映画では定番のシーンです。 そうやって考えると 富は恩恵とばかりは言えません。 人間に殺し合いをさせる ある意味毒薬みたいなものです。 つまり 富は劇薬同様 取扱いには細心の注意が必要な訳です。 私達の仕事をしてると これが本当に良く分かります。 子孫のためを思い 生活を切り詰めて一所懸命財を残す人は多いのですが 残念ながらその子供たちは ほとんどが残された財を奪い合います。 そんなシーンを毎月のように私たちは目にします。 資産家の子供たちが 親が亡くなった後も仲良くしてるのを 私自身はほとんど見た事がありません 絶縁も多いのですが 大体がその後の付き合いは冠婚葬祭だけ そんな感じになります。 まあだからと言って豊かな生活を求める気持ちが悪いとは言いませんが 過剰な蓄財は よほど注意しないと 子供たちを不幸にする そんな側面もあるって事 しっかり理解して 蓄財に励みましょうって話です。 ではその副作用を最小限にするためには? まあ万能ではありませんが 最低遺言書は残すべきですね これがあるのと無いのでは大違いです。 本当に子供の事を思うなら 蓄財の多さより遺言書 しっかり頭に入れておきましょう。 |
|
私は100%沖縄の血で出来てますが それほどヒゲは濃くありません しかし不思議な事に そんな私から生まれた3人の息子 剛毛です。 顔も私より濃くて まるで類人猿です。 私自身は見知らぬ人から 沖縄出身ですか? なんて聞かれる事はほとんどありませんが 私の息子たちは 沖縄を通り越して 中東系のハーフですか? とか あるいは長男は六本木で遊んでると やたら英語で話かけられるそうです。 私は濃い顔が悪いとは思ってませんが 本人たちは気にしていて 毎日髭剃りと脱毛に精を出しています。 そうやって彼らが 濃い顔に生まれた事により洗面所の前で費やす時間を思うと 私は本当に恵まれてると思っています。 私が朝の洗面に費やす時間はたったの30秒 私の息子たちは10分以上突っ立ってますから これが365日 80年の人生となると? トータルで1年近くの時間を洗面所の前で過ごす事になってる訳です。 そうやって考えると ひげの濃さも大きな欠点に思えてきますから不思議です。 これが妻となると もう夕食後はほとんど顔をいじってますし 出掛ける時は延々と何かを塗りまくってますから 顔のメンテに費やす時間は天文学的な数字となります。 ですから 男に生まれた私は 妻よりも莫大な時間を貰ってるようなものです 男性の方が女性より平均寿命は短いようですが 間違いなく顔をペタペタする時間を差し引けば 男性の方が恵まれてるはずです。 しかもこの50代の女性の顔をいくらいじっても・・・ 止めましょうこの先は 女性から反発を食らう可能性大です。 とにかく 言いたい事は 私達はよく自分の運命を嘆きますが 実はそうやって細かい所まで意識すると あまり大差がないって話です。 と言うより 羨ましいと思ってる事が実は逆 なんてのもあります。 有名人になりたいと誰しも思うでしょうが あの有名人の皆さん まるで日本中の人間から監視されて生きてるようなものですよね 私は有名人をみかけると 大体声をかけますが ほとんどの方が迷惑そうです その前に 大体気づかれないように サングラスや深い帽子をかぶってますよね 本人たちはバレないようにと思ってますが そのいでたちが不審者ッポイので 逆にマジマジと見てしまいます。 そんな訳で 有名人は羨むどころか あんな窮屈な人生なら私は日本から逃げますね。 以前都心に住む超大金持ちのお宅におじゃました事があります。 まずお屋敷に驚いたのですが 家の豪華さより塀の高さに驚きました 侵入者を防ぐためですが 考えようによっては刑務所です また 防犯カメラも数台設置されてましたが あれでは自分自身も映ってしまいますから 私のように屋敷内を下着でウロウロする事はできません。 しかも私もお誘いいただきましたが 頻繁に高級レストランに行きますので その都度正装です。 私のように サンダルと短パンでファミレスに入るようには行きません。 ですから 私自身はその方達の生活が羨ましいなんて思わなかった訳です。 この話 聞きようによってはむりやりこじつけてると思うかも知れませんね。 でもそうではありませんよ 本当に 世の中にあまり羨む人はいないのです。 自分自身の与えられた人生 これの恵まれた点をしっかり確認して そうやって生きれば 人生の価値が大きく違ってきますよ。 私は 短い自分の足も 不細工な顔も 十分満足しています。 短い脚のおかげで 腰痛も間接痛も無縁です。 また 不細工な顔のおかげで 寄って来る女性も無く 家庭は円満です。 で 私自身が一番恵まれてると思う事 それは 私が 違いが分からない男だって事です。 私は 高い食べ物と安い食べ物の味の違いが分かりません また 高い服と安い服のデザインの違いも分かりません 分からなきゃ安い方を選びますので その事によって浮いたお金は? 分かりません 分かりませんが 莫大な金額になるはずです。 そんな訳で 私は 本当に自分に満足してるって話です。 もう一度言いますが 負け惜しみじゃないですよ ホントに 短足も不細工な顔にも満足してますよ ふぅ |
議論は時に言い争いになります。 そんな時には何の生産性もない訳ですから 一旦打ち切るべきですが お互い冷静さを失ってる状態だと 中々そんな余裕もありません。 お互い相手の話は聞かず自分の主張だけを繰り返す 不毛な時間が続きます。 で 最後は感情的なしこりが残る よく目にするシーンです。 私もエラそうな事は言えません。 何度も自分自身で体験しています。 若い頃は大ゲンカになった事もあります。 しかしこのパターン 繰り返せば繰り返すほど人間関係が損なわれますから これがクセになってる人は 最後は孤独になります。 ですから そうならないために この軋轢生産型議論は 早期の対応が重要です。 感情的になる前に打ち切る訳です。 私自身は 相手に伝えたい事がある時 一番注意するのは 相手がこちらの話を理解できる状態にあるかどうかです。 特に相手の人格にまで立ち入る時には そ~っとそ~っと少しずつ触れながら 発火点を探ります。 その発火点が低いと判断すれば その話は持ち出しません。 あとは 爆弾から離れるだけです。 ですから その方とは 場合によっては永遠の別れ なんて事になります。 しかし私自身はそうやって 爆弾を踏まずに離れようとしても 相手は 近づいてくる人は皆自分と大ゲンカになる訳ですから 私は数少ない理解者として好意を持たれてしまいます。 ですから こちらは距離を置こうとしても 爆弾から近づいてくる訳です。 そんな時は困りますね。 ここまで書いて思いましたが 読んでる人は何を書いてるか分からないでしょうね。 私自身 ビクビクしながら書いてますからね。 とにかく 人と話す時 相手の話しを聞く事より 自分の話しばかりにエネルギーを注ぐタイプ 友達はいなくなりますね。 自分が孤独になったと思ったら 相手を非難してはますます孤独は深まるばかりです。 まず話したいと言う自分の気持ちを100%封印する そこから入りましょう。 一方的に話まくる人は友達が去りますが 話しを聞くのが上手な人は 勝手に人が集まってきます。 孤独がいやなら まずそこだけ改善しましょうね。 |
あの人はお金に細かい よくそんな会話が交わされますが この言葉がクセになってる人 仕事がうまく行かない事が多いですね。 この言葉は日本でビジネスを行うのであれば 封印した方が良いと思います。 理由は その言葉を発する事によって 自分の負の面を相手に伝えるからです。 他人をお金に細かい なんて批判すると それを聞いた人は その人が逆にお金にズボラであると言う印象を持ちますし その程度で人を非難する事により 心の狭さも露呈する訳です。 ですから この言葉はビジネスの上ではなるべく使わない方が良いと私は考えています。 しかし このお金に対する意識 実は人は様々です。 よくコンビニにおつりの寄付を求める箱が置いてありますが 一円玉が圧倒的に多いですよね 恵まれない人に寄付をする そんな気高い意味も間違いなくありますが この一円玉はお金の内に入らない そんな金銭感覚もまた見てとれます つまり人によっては 一円玉は レジのレシートと同じで持ってても邪魔 なんて人も多い訳です。 ところがビジネスによっては 単価が1円以下の部分で勝負してる世界もある訳ですから この1円も大きな数字として意識するはずです。 こんな感じで 人間の金銭感覚の多様性を理解せず 自分の価値観が表に出過ぎると 顧客相手の仕事は上手くいかなくなる訳です。 そうは言っても 日本人は確かにお金には厳格な傾向が強いですよね 私達の仕事は 数千万円 時には数億円の取引をしますが その取引の際に清算する固定資産税は しっかり1円単位まで清算する これが常識となっています。 数千万のお金のやりとりのあと 1円玉のやりとり よく考えれば不合理なように思いますが これに疑問を挟む事無く行うのが日本人です。 で 私はここに日本の素晴らしさを感じる訳です。 理由は お金のやり取りは 実は単に物やサービスの交換手段ではなく もう一つ私達人間の生来の欲求を満たす目的があるからです。 それは公正さです つまり私たち人間は 生きる手段としてお金を求めますが 同時に公正さも求める訳です。 にもかかわらず 単にお金のやり取りを 欲と欲との交換として捉えるから 先ほど言った “あの人はお金に細かい” なんて言葉が出てくる訳です。 ですから 私自身は 例えば社員が同僚に対してその言葉を発した時には 大体叱りつけます。 お金にズボラでは到底先はないからです。 当社にも細かい金額に厳しい社員がいて 私のミスをよく叱ってきますが 私にとってはとても有難い存在です。 この社員を見てると お金は人間の公正度合いを表す この事がよく分かります。 給料が一円間違ってても 私が叱られますが 少ないから叱ってる訳ではありません 間違ってるから叱ってくる訳です その証拠に多くても返してきますから 私に1円を返して 更に明細の訂正を求める訳です。 明細の訂正はとても一円では済みませんから不合理ですが これはその男の公正さの表われですから 私は 謝罪して 訂正する事になります。 この1円のやり取りが お金は欲と欲とのやりとりだけではありませんよって話です。 分かりましたか? 社員の皆さん |
|
||
悪い話をお客様にしなければならない事がよくあります。 例えば 契約予定が決まってるのに 一方がキャンセルしてくると 売主がキャンセルしたのであれば 買主にそれを伝えなければなりませんし 逆であれば売主に伝えなければなりません。 賃貸でも同じです せっかく申込みをしたのに 家主が断ると それを借主に伝えなければなりません。 まあこんな時気が重いですよね。 なぜ気が重いかと言うと理由は二つです。 一つは人間は共感する動物ですから お客様の落胆がそのまま自分に重くのしかかるのです。 そしてもう一つは 悪い話を伝える事により 相手が激怒するのでは? なんて感じで 相手のリアクションを恐れて 苦しむ訳です。 更にこの話を伝える時には 大体契約がダメになってますから 自分自身の失望も加わります。 つまり 自分自身が落ち込んだ状態で 悪い話をする訳ですから 二重の苦しみとも言える訳です。 が 私達はこの苦しみ 避ける事はできないどころか ひんぱんに起こりますので これが自分たちの生活を支えてる そう割り切るべきでしょうね。 この苦しみがあるから 不動産の仕事は誰でも務まる訳ではありません。 多分この構造的な苦悶のパータンでウツ病になった人もたくさんいるでしょう。 であれば この苦しみを耐える事ができれば ある意味この世界で安定した地位を築ける訳です。 ではどうすれば良いでしょうか? まあ色々乗り切る方法はありますが 私が一番愚かな行為だと思うのは 自分自身が委縮して 悪い話を中々お客様にすぐに伝えられないタイプです。 このタイプが愚かだと言い切るのは 大きく分けて二つのマイナスがあるからです。 一つは 時間の経過と共に 悪い話は被害が増幅するって事です。 つまり すぐに伝えれば大した問題にはならないのに それをお客様に伝えるのが1日延びただけで大問題になる事があります。 賃貸であれば 家主から断られたことをすぐに伝えれば問題なかったのに 翌日伝えたためにお客様が現在の住まいの退去通告をしてしまった なんて話はよくあります。 また売買であれば 売主が不動産の売却のお金をあてにして車を買ってしまった なんて事もあるでしょう。 ですから 悪い話はすぐに伝えなければ 被害が増幅する可能性があるのです ビビってる場合ではありません。 それと もう一つ 悪い話を伝えるのが遅くなる事の弊害 これは自分自身の事です。 悪い話を伝えてない状態では 自分自身の中でストレス状態が続きます。 つまり 伝えるのが遅くなれば遅くなるほど このストレス状態が長くつづく訳です。 これが 営業マンの精神と肉体に多大な悪影響を及ぼす訳です。 ですから 長く活躍してる営業マンは まず悪い話を長く抱える事はしません。 悪い話はとっとと処理する これが この仕事でウツにならずに長く続ける一番のコツです。 とまあこんな話を 会社創業以来散々社員にする訳ですが この私の話 何年経っても実践できない社員がいます。 って事は 常にストレスを抱えてる状態ですからね 長生きできないかも知れません。 でも この悪い話を中々伝えられない愚か者 これよりもっと悪いケースがあるんですよ それはですね 悪い話を虚言と逃避で処理するタイプです。 最悪ですね さすがに当社にはいませんが その素質を備えた人はこの世界にはゴソゴソいます 昨日もそんな他社の人間と接しましたが そんなに芝居が好きなら劇作家にでもなれば? って思いますよね。 まあ他社の人間はどうでも良いのですが そうならないために 私は いつも社員を疑って 少しでも弱さとズルさが見えたら 頑張って少し声を張り上げて しっかり修正する訳です。 |
沖縄では私の甥や姪が子供を産みまくって ベビーラッシュです。 こないだ正月に帰った時も 皆赤ちゃんを連れて遊びに来てくれました 甥や姪は ついこないだまで 自分達が赤ちゃんだったのに もうすかり一人前の親になってます。 月日の流れるのは早いものです。 で その中に1歳半と1歳4か月の女の子がいるのですが この二人が来ると もう周りの大人はその子達相手に ベロベロバーをしたりなんかして まるでスーパースターの登場って感じですね はたから見てると滑稽ですが 実はそんな恥ずかしい行為を一番連発してるのは私です。 無類の子供好きですから この子達とはいくら遊んでも飽きません ただ 残念な事に 私の片思いです 私が全体力を注いでアピールする愛情表現を その子達は 大泣きして自分の気持ちを私に伝えます なんとも悲しい話です。 で 大泣きもしますが こちらが無関心を装うと その子達も気を許して 機嫌よくパフォーマンスを披露してくれます。 そんな時には横目で見てる訳ですが このパフォーマンスが最高で 笑いコケてしまいます。 どんなパフォーマンスかと言うと 親が ドナルドダックって言うと 1歳4か月の女の子が 口をアヒル口にします。 これがものすごくかわいくておかしい訳です で 何度見ても笑いコケてしまいます。 しかし 冷静に見れば 小さな女の子が口をとがらせただけで 50代後半の男がひっくり返って笑う まあ嘲笑物ですよね 後で少し反省しましたが 思い出しただけで笑いが込み上げてきますので もうどうしようもありません。 こんな感じで 私達人間は 1歳4か月の子供であれば 唇をとがらせただけで大拍手をします が これが幼稚園生位の子が同じ事をしても もう私達大人は喜びません 生まれたての子供がやるから関心を引くのであって 生後4~5年経って 言葉も達者な子が いつまでもドナルドダックの真似ばかりしていては 親は少し成長が心配になるでしょう。 ですから 同じ事をしても 昔は拍手大喝采だったのに 幼稚園児になってやれば 周りは逆に心配する訳です。 この話 何も幼児に限った事ではありません 私達人間社会は その人間が経験を積まない内は 温かく見守りますが 経験を積めば 当然成長に意識が行きます ですから その人の行為が その成長に見合った物でなければ 冷たい扱いとなります。 特に会社はそれが極端に表れる そんな世界です。 新しい社員が入ると 歓迎会を盛大に開いたりなんかします そして新人には 皆優しく仕事を教えます が この新人 入社後1か月もすれば そろそろ周りの態度に変化が現れます 仕事の覚えが期待以下だと 周りはそれまでの温かい態度が一変 怒鳴ったりしてきます。 どうしてそうなるか? 会社はボートと一緒です。 皆で漕いで前に進みますが 新人が入って来たときには 当然一緒に漕いでくれて 自分達は楽になる そう期待する訳です ところがこの後から乗って来た新人 一向にボートを漕ぐ気配がないと 今度は逆に大きな重荷になります ですから 周りの人はこの人間に降りてもらいたい そんな風に思う訳です。 これが 新人の頃は大切にされても 本来戦力になるべき時期に いつまでも甘えてると 周りが冷たくなる構造です。 家庭でも いつまでも働かずに親のスネをかじってるニートは負担になります。 親は可愛かったはずの子供に どこかに行って欲しい なんて思うようになります。 スポーツの世界でも 能力が伸びなければ レギュラーから外れます こんな感じで 人間社会は 成長するから その中で暮らせる そんな世界でもある訳です。 ですから 自分の成長が遅れてると思ったら 排除される前に 一生懸命頑張りましょう。 居心地が悪いと思ったら もうそこは あなたを排除にかかってる そう思って間違いありません。 人間社会は 残酷で 厳しい物です |
経済的に困窮して家賃が払えなくなる
誰でも起こり得る事ですが
そんな事態になった時どうするか?
まあ日本人が救いなのは
ほとんどの方は一生懸命払う努力をしますよね
私達もそのお気持ちがある限りは
いつまでも客様として丁寧に接する事になります。
ところが
一定割合でそうでない方もいらっしゃいますので
その場合は少しこちらも厳しく対応する事になります。
で
一番多いのは逃避ですね
夜逃げって訳ではありませんよ
今風に言えば”シカト“って事です
今の時代は携帯とメール全盛時代ですから
こちらの着信を無視したり
メールを送ってもウンもスンもない
そんなパターンです。
このケースは自宅にお邪魔したりなんかして対応する訳ですが
大体その段階で
詫びて頑張って払うようになりますね。
まあここまでは良しとしましょう。
問題になるのはこの次の段階の方達です。
本来逃げ回ってた訳ですから
謝罪すべきなのに逆の行動に出る方がいます
つまり逆ギレです
一方的に理不尽な言葉を怒鳴りながら機関銃のように発します。
まあこれは大変ですが
私達のように経験を積めばなんとかなります
機関銃もいずれ弾が尽きますから
エネルギーを使い果たし疲れた頃から本題に入り
支払うか退去の選択を迫る事になります。
で
この逆キレまでは私達はなんとかなりますが
一番やっかいなのは次のパターンです
これは妄想です
人間苦境に陥った時
その回避行動のひとつに妄想があるのです
これは家賃滞納だけではありません
例えば彼女にフラれた時に
その心理的なダメージを軽減するために
妄想に走るのはよく知られています。
最悪はストーカーになります。
この妄想にお客様が走ると
本当にやっかいです。
例えば
家賃を督促すると
“明日知り合いがお金貸してくれる事になってる”
なんて言う事があります
これが単なる虚言であれば何とかなりますが
妄想は本当にそう思い込んでしまう訳です。
で
実際には翌日になってもそんな知り合いはいませんから支払えません
すると
今度は
その友達が交通事故に逢った
なんて言ってきます
これも普通は虚言ですが
妄想に走ってる人は
これも現実と区別がつかなくなります。
本当に友人が事故に逢ったと思い込んでしまいます。
こうなるともう精神科の範疇ですから
私達はどうにもなりません。
そんな場合はどうするか?
行政にお願いする事になります。
まあ
これが私たちの
レシピって訳です。
先日テレビでウクライナの農家の番組をやってましたが その農家のお婆さんが嘆いていました “今は豊かになったけど人間は皆個人主義になり お互いのつながりが無くなってしまった“ と この言葉世界中で聞かれますよね もちろん私達日本でも散々語られます また 田舎の人は都会の人は冷たい なんて言いますが これも世界共通の話題です。 であれば 嘆く前に なぜそうなるのか? この原因に少し思いが至ると 人間の社会がよく見えますので それをしっかり理解して 自分に合った環境を求めて生きるべきだろうと思います。 豊かになると人間関係が希薄になる これは必然です。 個人を責めたり時代を嘆いたりしてはいけません。 理由は 人間はお互い助け合わなければ生きていけない時には助け合い 助け合う必要がなければ助け合わない それだけです。 冷たいはずの今の時代の人間が あの震災の時には皆東北に駆けつけましたよね まさに助ける必要があるから駆けつける訳です。 今の時代は豊かになりましたが 豊かになったと言う事は助け合う必要がない訳です。 年金制度がありますから 老人も子供が助ける必要はありません ですから家族の絆さえ希薄になるのです。 こんな感じで 貧しいと人のつながりが深まり 豊かになると希薄になるのは 自然な事であり嘆く事ではないのです。 でも この時代 老人にとっては辛いですね 衣食住は心配なくても孤独になりますからね 特に私達島国日本人は 新しい人間関係を築くのが苦手なように思います。 昔家を買っていただいたあるお年寄りが 今の楽しみは 昔の同僚と会う事だけ なんて言ってましたが リタイヤして20年も経ってるのに 相変わらず会社以外の人間関係は作れない訳です。 ですから 奥さんが亡くなった後は昔の同僚以外に 会話を交わすのは せいぜいスーパーの店員ともう一人・・・ 誰だと思います? そう そのもう一人が私です。 時々私に電話がかかって来きます。 電話をかけてくる理由は もちろん不動産にからめてきます。 元の同僚のお孫さんがワンルームの部屋を探してるからとかなんとかって感じです。 で こちらは資料を届けてお茶を飲んできますが もちろんそんな話が実になるとは期待していません ただ その方の孤独を少しだけ癒す そんな目的だと分っています。 こんな感じで 人間関係が希薄な今 私達不動産屋は 孤独化するお年寄りの話し相手になる こんな社会的な義務も負ってる 私はそう考えています。 たとえ仕事にならなくても 過去には当社に利益をもたらしてくれた方です。 そんな方の話し相手も苦になるようでは この仕事をするべきではありません。 と まあ この話を 私は社員に伝えるためにこのブログを書いてる訳です。 知り合いの知り合いが不動産を探してるから なんて話を迷惑そうに聞くのではなく その話に付き合って少しの時間を共にする そんな社員に 私はなってもらいたい訳です。 |
ゴルフでは人に教えたがる人はたくさんいますが
逆に素人に教えてもらいたい
なんて人はほとんどいません
これがゴルフの人間関係を崩す一番の原因です
つまり
一方は教えたがり
一方はそれがウザい
ゴルフの教え魔が嫌われる原因です。
私も素人にああだこうだと言われると今は大迷惑です
大体スコアがガタガタになります。
が
私がたった一人だけ
素人でありながら
プロよりも教えてもらいたい人がいます。
それは
沖縄の同級生です
この中に一人
すざましい男がいます。
何が素晴らしいかと言うと飛距離です。
日ごろゴルフではたくさんの飛ばし屋と言わる方達がいますが
この男は別物です。
プロでもこの男にかなう人はいないかも知れません
まあゴルファーでなければ分かりませんが
例えば今年の1月1日のラウンドでは
私の後ろの組で回ってましたが
パットで打とうとしてた私の横に
ドスン
わざと打ち込んできました。
で
そのホール打ち上げホールです
距離はどの位だと思います?
320ヤードです。
つまりこの男は
打ち上げの320ヤードをキャリーで楽々載せる訳です。
普通のコースであれば400ヤード近くを飛ばします。
まあまずいませんよね
いくら飛距離自慢でもせいぜいラン入れて300ヤードです。
このすざましい男が
私が素人で唯一ゴルフを教えてもらいたい
そう思う人間です。
酒の席ではよく口で教えてくれますが
口で教えられて出来るなら誰も苦労しませんよね
いつかレンジに引っ張って行って一日中特訓したいと思います。
で
この男との出会いは衝撃的ですが
これが私に一つだけ悪影響を及ぼしています
それは
私自身の他のゴルファーを見る目です。
それまで上手な方を見れば
私より遥かに遠い存在に見えましたが
その男との出会いにより
私の対極にあるのはその男だけになりました
あとの人達は
みな私の側に立って見えるのです。
分かり易く言えば
自分より上手な方達も
自分の仲間に見えてしまう訳です。
これがなぜ悪影響かと言うと
さっき言った話です。
つまり
私はもう他の方から学ぶ気持ちを失ってしまった訳です。
ゴルフを始めた頃は大変有難かったのに
今は迷惑だと思うようになった訳です。
つまり
私は自分の実力が上がった訳でもないのに
以前は尊敬してた人たちから
学ぶ気持ちを失ってる訳です。
これではまずいですよね
ですから
今は意識して傲慢になってく自分を退治しています。
が
この変化
実は悪い事ばかりではありません
私がそれまで尊敬してた人たちから教わる気持ちを失った一番の理由は
実は私の場合は相手を見下してるからではありません
自分の目標を高い位置に置くようになったからです。
高い位置に置けば
自分より今は実力が上でも
設定した目標の下の人達の意見は邪魔になります。
その人達の意見を聞いてもその人のレベルまでしか行けませんからね。
ですから
目標が高くなれば
当然学ぶべき人も変わってくる訳です。
分かり易くゴルフに例えましたが
語りたいのは仕事の話です。
会社でもよく先輩や上司がああだこうだとアドバイスするケースがありますが
それを素直に聞けば可愛がられますが
その意見を無視すれば嫌われます
でその意見を無視する人の中には
自分の目標を
その先輩や上司より高みにおいてる人がいる訳です。
これを理解して
後輩や部下に接しましょうって話です。
自分の意見を聞かないからと言って無理に押し付けるのではなく
その人が何を考えてるか
すこしそこに思いを巡らすだけで
自分の未熟さも見えてきます。
私達営業の世界では
先輩や上司の話を無視すれば
生き残る道はほとんど閉ざされます
が
一つだけ道が残ります
これは
その先輩や上司を成績で打ち負かす
これだけです。
上司の意見を無視して
成績が上がらなければ
もう居場所はありません
逆に言えば
上司の歓心に気を配る人は
成績が上がらない人が多い訳です。
成績が上がらなくても
上司がかばってくれる訳です。
まあそんな感じで
どんな会社にも生意気な新人はいますが
この生意気な新人
もしかしたら
大化けする
そんな可能性も秘めてる訳です。
私自身
今にして思うと若い頃は
本当に生意気なガキでした。
先輩たちからは煙たがれました。
だから私には成績を上げるしかなかった訳です。
ゴルフも一緒です
もし私が
300ヤードヒッターになれなければ
ゴルフ仲間から誘われなくなるかも知れません
そうならないために
今度沖縄に帰ったら
アノ男
何が何でも引っ張り出したいと思っています。
今日から24節気の大寒となります。 この24節気 よくTVのニュースで聞きますが 私自身はあまり興味がありませんでした が 日本に住むアメリカの自然学者が 24節気は日本の季節を表すのに大変優れてる なんて言うのを聞いて それからなんとなく気にするようになりました。 確かに言われて見ると この大寒の時期が一番寒いように感じます。 寒さが大嫌いな私にとって一番嫌な時期? ところがそうでもないんですね不思議な事に 私自身は寒さの恐怖を一番感じるのは12月です。 今の時期はどちらかと言うと 気温は低くても心はウキウキします。 理由は簡単です これから2月上旬までの間の寒さを耐えれば また春に近づく これが分かってますから 気持ちは軽やかになるのです。 私だけではありませんね 私の庭には桃の木が植えてありますが この桃の木 今の一番寒い時期に もう芽吹きの準備を始めています。 枯れたように見える枝のいたるところに 小さなボツボツがたくさん出来ています。 大寒を過ぎたら 一気に花を咲かせる準備が整ってる訳です。 つまり 植物ですら この寒さの後には春が来る事が分かって 一見枯れたように見える枝の中で しっかり準備をしてる訳です。 改めて自然の素晴らしさを思い知らされます。 自然はこんな感じで極寒の中で春の準備をしますが 実は私達人間の営むビジネスも全く同じですよね。 景気は長いスパンで見ると 良くなったり悪くなったりします。 が 自然と違ってやっかいなのは そのサイクルがまちまちだって事です。 いざなぎ景気なんてのは5年近く続いたようですが 好景気が数か月で不景気に転ずる事もありますし バブルを基準に考えれば 私達不動産業界は20年以上の不景気とも言える訳です。 自然は大寒を過ぎれば確実に春に向かいますが ビジネスの夜明けは誰も分かりません。 大体自然は植物にとっても動物にとっても平等に春がやってきますが ビジネスにおいては 世間は好景気でも 自分の会社の業績は最悪 なんて事もひんぱんに起こる訳です。 全体の景気も不規則 更に個々の企業の業績はそれと連動するとは限らない であれば どうすれば良いのでしょうか? まあ私の考えは もう景気の先読みはほどほどにって事ですね 確実性のない予測はバクチと一緒です。 ですから私自身はもうずいぶん前から 景気予測なんてのは気にしなくなりました でも 自然と同じで 環境の変化に対応できなければ生きていけません 予測はできないのに 備えなければ生き残れない このジレンマ どうすれば良いのでしょう? そこで 経営者の皆さんの個性が出る訳ですよね あえて不確実な情報でも勇気を持って進む そんな人も多いでしょう。 が 私は元来臆病者です ですから 私の備えは臆病者の備えです。 臆病者の備えとは? 予測できないのであれば 最悪の事態に備えると言う事です。 分かり易く言えば どんなに暑い夏でも ダウンジャケットや羽毛布団をいつでも取り出せる状態にしてあるって事です。 具体的には 私は多少動きが活発になっても そこに突き進む事はありません その動きは止まった状態を想定してかじ取りをします。 ですから いつまでたっても 華々しい売り上げにはならない訳です。 ただ 逆に 氷河期が来ても 生き残る自信があります。 もし化石燃料が枯渇して 暖房手段を失った時 氷河期に生き残れるのは? エスキモーですね そうです 私の経営は エスキモー そう言えるかも知れません。 野心のある人には 到底魅力のない会社だろうと思います。 |
|
||
|
||
当社の社員は全員入社して1~2か月は期待以上の結果を出しました。
が
これまた不思議な事に
その後は全員低迷期に入ります
その低迷期
その長さはまちまちです
3か月ほどで終わる人間もいれば
4~5年続いてる社員もいます
もしかしたらこの社員は永遠の低迷期かも知れません。
この最初は成績がよくて
その後落ち込む現象
ビギナーズラックなんて言葉がありますが
それに似てますね。
でも
私は長年社員を見て思いますが
これは運の話ではありません
しっかり理論的な根拠があります。
ではどうして
何も知識のない新人の成績が良くて
経験と知識を積んだ社員が成績低迷に陥るのか?
この原因が
まさにその得た知識と経験な訳です。
知識と経験は
どんな世界でも有利に働くものですが
これは大きな副作用があります
その副作用によって
まさに入社当時は成績が上がるのに
時と共に成績が下り坂にさしかかる訳です。
ではその副作用とは?
大きく分けて二つあります。
まず一つ目は先入観です。
経験を積むと言う事は
失敗の経験を積むと言う事でもあります。
案内してもお客様が気に入らない
その繰り返しをたくさん経験する事により
もう案内する前から
自分の中ではダメだと決めつけてる訳です。
ところが
実際には決断するのはお客様ですから
案内してみなければ分かりません
つまり
案内しなければ可能性ゼロですが
案内すれば可能性はゼロではありません
新人の内は
可能性が低くても一生懸命案内するために成績が上がる訳ですが
経験を積む事により
本来お客様に決定権があるのに
自分の中で決断してしまう
これが成績低迷の原因です。
別の言い方をすれば
経験を積む事により
人間は楽な方向に進もうとする
それが言える訳です。
楽して通用する世界ではありませんから
こんな結果となる訳です。
それともう一つの成績を妨げる副作用があります。
経験を積むと言う事は
私達の仕事で言えば
たくさんの住宅を見ると言う事でもあります
たくさんの住宅を見ると言う事は
自分の目が肥えてきます。
目が肥えると
自分の住宅への嗜好は
高くなってしまいます。
これがマイナスなんです。
食べ物で言えば
毎日高級料理ばかり食べてる人が
コンビニ弁当を食べられなくなるのと一緒です。
住宅への嗜好が高くなった営業マンは
自分は食べられないのに
お客様へコンビニ弁当を売ってるようなものです。
つまり
実際にはお客様は多様で
それぞれ自分に合った住宅を探してる訳ですが
そのお客様の価値観より
自分の価値観が勝り
お客様とのミスマッチが起る
そんな感じです。
そして
そのミスマッチが
いくら物件を紹介しても
お客様が反応を示さない理由です。
お金を払うのはお客様ですから
営業マンの価値観を押し付ければ押し付けるほど
お客様は逃げて行く訳です。
まあそんな感じです。
不動産の世界では
経験を積んだ者より新人の方が成績が上がる
よく見かける現象ですが
これには
人間の怠惰な性質と価値観が固定化すると言う
二つの副作用がもたらすと言う
しっかりした根拠があるって話です。
では新人の時の気持ちにリセットするには?
簡単ではありませんね
がこれを取り戻せないと
この世界から去る事になります
ですから
頑張って怠け者の虫を退治する
これを心がけましょう
どうしてもそれが出来なければ
残された道はひとつ
違う世界に転職です
新しい環境で
もう一度ゼロからスタート
これしかありません