駅前不動産屋今日も回りは敵だらけ

株式会社 ハウスショップ 東京都町田市

憧れる世界は存在しない

2018年02月28日 | 世間一般
家賃の保証会社ができて 
 
私たちは大変助かってますが 
 
その保証会社の先駆者みたいな会社があって 
 
当社は一番多く利用してますが 
 
最近審査が厳しくなったようで 
 
社員が毎日ああだこうだと議論しています。 
 
まぁ保証会社はたくさんありますから 
 
審査落ちが続けば他に移るだけですが 
 
しかし私は社員と違って 
 
保証会社はこれまで良く頑張ってくれたと思いますね。 
 
私自身滞納者の処理で昔は散々大変な思いをしてきましたから 
 
保証会社の皆さんには頭が下がります。 
 
が 
 
さすがに保証会社も飽き飽きしたんでしょうね。 
 
社員の話によると 
 
一気にハードルを上げたようです。 
 
ハードルを上げれば顧客は逃げていきますが 
 
それでもそっちの方がメリットが大きいと判断したんでしょうから 
 
それはそれで経営判断であり 
 
我々があまり口を挟む筋合いでもありません。 
 
しかしビジネスは皆そんな感じですよね。 
 
私の息子達は不動産とは別の業界で営業をしていますが 
 
いつも貸し倒れの話しをしています。 
 
無理をして顧客を開発して売り上げを上げたら 
 
相手が突然ドロン 
 
って訳です。 
 
しかし 
 
リスクを恐れて安全な客ばかりで商売をしても 
 
結局売り上げが頭打ちになりますから 
 
それはそれで問題が大きいのです。 
 
こうやって考えると 
 
ビジネスは本当に厳しいですよね。 
 
安全な仕事ばかりでは売り上げが行き詰まり 
 
危険な道に進めば貸し倒れ 
 
まぁしかしいつも社員には言っていますが 
 
この境界線が私たちの生きる場所です。 
 
 
いつも精神をすり減らしながら 
 
なんとかかんとか生きて行ける 
 
これがビジネスの本質です。 
 
つまり 
 
楽な道は無いのです。 
 
昔私が不動産の買い取りをやってた頃 
 
持ち込んだ不動産屋が 
 
私が出した値段が低く 
 
条件が折り合わない時に 
 
他の買い取り業者で買って貰って 
 
その報告で 
 
“社長残念ながら今回は○○不動産に負けてしまいましたよ。” 
 
なんて言って来る事がありましたが 
 
勝ち負けはそこで決まる訳ではありませんよね。 
 
高値で買った不動産を見つけて勝ったのは仲介業者であり 
 
買い取った業者は 
 
利益を出して転売して利益が出て初めて勝ったって事になるのであり 
 
逆に損を出せば 
 
負けたって事になるのです。 
 
しかし 
 
こんな当たり前の事が 
 
買い取りばかりしてると分らなくなる事があります。 
 
つまり 
 
他社より低い値段を提示したために買いそびれた 
 
この事を負けた 
 
って買い取り業者が思うようになるのです。 
 
特に 
 
在庫が無くて焦ってると 
 
その気持が強くなるようで 
 
高値買いをしてくる事が良くあります。 
 
こうなると 
 
高い確率で負けますよね。 
 
私は今買い取りはほとんど行わずに仲介を主に行っていますが 
 
自分自身が買い取りをしてた時期がありますから 
 
この罠も良く理解できます。 
 
買い取りは 
 
誰でも買える値段ばかり提示しても 
 
結局ビジネスチャンスはやって来ませんから 
 
ギリギリで勝負するしかないのです。 
 
まぁ神経をすり減らしますよね 
 
とにかく 
 
どんな仕事も 
 
ビジネスである以上は 
 
そんな厳しい場所でしか生きられない 
 
これを覚悟して 
 
存在しない楽な道を夢見ない事です。 
 
諦めましょう 
 
 
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加齢とともに嫌悪感が同情心に変わります

2018年02月27日 | プライベート

オリンピックが終り 
 
選挙カーの絶叫も終り 
 
また町に静けさが戻って来ました。 
 
祭りの時にはいつも思いますが 
 
私たちは未来に起る事は皆大変興味を持ちますが 
 
過去になった途端にすぐに記憶から消えるんですよね。 
 
私は4年前のソチオリンピックで誰がメダルを取ったか 
 
全く思い出せません 
 
毎日夜遅くまで見てたのに・・ 
 
人間の脳がそんな構造になってるのかも知れませんが 
 
生きて行くのに大切な事は 
 
過去より未来ですからね 
 
理にかなった話しです。 
 
それと 
 
特に今の時代は 
 
一つのイベントが終っても次々にドラマはやってきます。 
 
良い事だけではありません 
 
悪いドラマも起ります。 
 
今回はオリンピックが終わり 
 
米韓軍事演習が予定されてますが 
 
そしてそのまま北朝鮮に軍事攻撃 
 
って最悪のシナリオも囁かれてますので 
 
そんな事になれば 
 
平昌オリンピックの記憶はすぐに吹っ飛んでしまいます。 
 
なんせ日本にも北朝鮮からミサイルが飛んで来るでしょうから 
 
72年ぶりの有事って事になってしまいます。 
 
そうならないように 
 
北朝鮮の方針転換 
 
是非お願いしたい物です。 
 
しかし私たちは 
 
こんな風に社会全体の心配ばかりしますが 
 
面白い事に 
 
この社会の出来事は個人の命があるから認識できるんですよね。 
 
言い換えれば 
 
命を失えば 
 
その人に取っては 
 
瞬時に宇宙が消滅する訳で 
 
北朝鮮問題なんてのはどうでも良い 
 
って事になります。 
 
にも関わらず逆に 
 
私たちは死期が迫ると 
 
自分の死んだ後の事を心配します。 
 
相続対策に走るのも個人の命と共に宇宙が消滅する 
 
って考えれば 
 
なんて愚かな事か? 
 
って風にも言えますが 
 
しかし 
 
私たちの遺伝子の中では 
 
個人の命が果てた後の事を考えて行動する 
 
これが間違い無く組み込まれてるからそんな事になる訳です。 
 
私自身還暦を過ぎると 
 
毎日のように 
 
自分が居なくなった後の家族と会社 
 
この事ばかり考えています。 
 
少し大げさに言えば 
 
その事が頭の中を占めて 
 
自分の将来を考える余地はありません。 
 
こんな自分自身の内面から湧く不思議な思い 
 
これを考えると 
 
なんとなく自分が命を授かった意味も理解できます。 
 
多分私たちは 
 
命のリレーをしてるのです。 
 
それは自分の遺伝子だけでなく 
 
社会全体で命をつなぐ 
 
そんな風にプログラムされていて 
 
この世に生を受けた 
 
こう考えれば 
 
自分の命が尽きるのに 
 
先の心配をする自分の不合理さも理解できます。 
 
それと 
 
若い頃は全く考えもしませんでしたが 
 
還暦を過ぎると 
 
次の人にタスキを渡す駅伝選手のような気持になります。 
 
つまり 
 
精一杯走って来て 
 
やっともうすぐ次にタスキを渡す寸前の選手の気分です。 
 
自分がヘトヘトになっていますが 
 
満足感もあります。 
 
ただしもう一度走れと言われれば 
 
もうまっぴらです。 
 
次の人に少しでも早くタスキを渡すために 
 
一生懸命走りますし 
 
タスキを渡した後も心配になりますが 
 
しかし自分の持ち分を走り終えれば 
 
もう後は自分ではどうする事もできません。 
 
そんな人生観を持ちながら 
 
毎日襲ってくる自分の居なくなった後の心配 
 
そんな気持を退治したりしています。 
 
しかし自分の役目が終りそうになると 
 
自分の心の中に大きな変化が起りますね 
 
それは 
 
若い頃と違って 
 
他人を見る目が大きく変わります 
 
どんな風に変わるかと言えば 
 
これまた駅伝選手が自分と一緒に走ってる他の選手を見るのと一緒です。 
 
結果から見れば 
 
早く走る人 
 
遅く走る人 
 
そんな差がありますが 
 
しかし 
 
人生は 
 
皆自分の置かれた環境と能力と運が違う中で走る訳で 
 
元々平等ではないんですよね。 
 
昔であれば 
 
家賃を払わずギャンブルに明け暮れる人を見ると 
 
本当に嫌悪感が湧いてきましたが 
 
最近はそんな人を見ても 
 
むしろそんな脳を持って生きる事の重荷 
 
そんな事が先に頭に浮び 
 
同情心が湧いて 
 
気の毒になります。 
 
人それぞれの人生を走って 
 
そして確実にゴールを迎える 
 
これが神様が私たちに与えた人生です。 
 
多様な人生は神が作った物 
 
であれば 
 
私たち人間が 
 
他人の人生をああだこうだと言うのも筋違い 
 
還暦を過ぎて 
 
こんな風に思えるようになりました。 
 
家賃滞納やその他のトラブルで 
 
出て行って貰うお客様が無くなる事はありませんが 
 
縁が切れれば 
 
心の中で叫ぶのは 
 
“もうすぐゴールですよ 頑張りましょうね” 
 
って言葉です。 
 
 

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不労所得の弊害

2018年02月26日 | 大家さん

先日来店した家主さん 
 
随分怒っていました。 
 
で担当の社員が対応してるのに聞き耳を立ててたのですが 
 
気の毒な位に筋違いの話しでした。 
 
具体的には 
 
怒ってる理由は 
 
当社で契約した家賃が安すぎる 
 
って話しですが 
 
なんせ契約してから2年も経過してるのに 
 
いきなり激怒してる訳です。 
 
で 
 
どうして家賃が安すぎると思ったかと言えば 
 
知合いに言われたそうです 
 
“その家賃安いよって” 
 
理由はそれだけです。 
 
その知合いは素人ですが 
 
そんな話しで頭に血が上ったようです。 
 
担当は 
 
当社としては相場を徹底的に調べて 
 
それで賃料を提示してご了解いただいて契約した訳で 
 
素人の方の話しだけで怒るのは筋違いである事 
 
これを粘り強く話して 
 
なんとか納得してもらいました。 
 
で 
 
落ち着いてからもしばらく話してましたので 
 
どうしてそうなったか 
 
理由も分りました。 
 
この方が家賃が安いと怒った理由 
 
それは 
 
自分の将来が不安になったからです。 
 
具体的には 
 
定年退職が近づき 
 
収入が途絶える 
 
その備えで 
 
分譲マンションの一室を買って家賃を生活費の一部に充当 
 
なんてつもりで不動産投資を始めた訳ですが 
 
実際に定年になり収入が入らなくなったら 
 
その家賃に対する依存度が高くなり 
 
結果 
 
それまで大して気にも止めなかった賃料 
 
これに意識が行くようになり 
 
素人の知合いの話にも激怒した訳です。 
 
この話 
 
特殊なように見えますが 
 
私たちはたくさんの家主さんを見てきて 
 
このパターンは本当によく目にします。 
 
家賃収入は不労所得ですが 
 
これは他に収入があって 
 
それに加えて手にする分には 
 
大変精神衛生上良い結果となる訳ですが 
 
他の収入が途絶え 
 
家賃収入だけで生活する 
 
って事になれば 
 
急激に精神状態が不安定なる 
 
そんな家主さんはたくさんいます。 
 
まぁしかしもちろん誰でもそうなる訳ではありませんが 
 
傾向として 
 
余裕のない計画 
 
これは大変精神衛生上よくない 
 
これは間違いなく言えます。 
 
ですから 
 
最近よくネットで 
 
不動産投資で安定した老後 
 
みたいな話しを目にしますが 
 
これは 
 
大変大きな危険もはらんでいます。 
 
そしてその危険は 
 
金銭的な側面そのものよりも 
 
精神的な悪影響 
 
これが大きい事が 
 
私たちの仕事をしていると良く分ります。 
 
元々大変優秀な方なのに 
 
家賃収入に頼る老後の計画を実践したために 
 
精神的におかしくなる人は 
 
本当にたくさんいます。 
 
そしてそうならないためには 
 
不動産投資を考えるのであれば 
 
精神状態の悪化 
 
この備えも必要だろうと思います。 
 
どうすれば良いかと言えば 
 
一つには人とのつながりを保つ事です。 
 
今回の家主さんも 
 
こんな態度に出たのも 
 
退職により人間関係が途切れたからです。 
 
ですから 
 
たまたま居酒屋で出合った人の言葉で 
 
血相変えて怒るまでになるのです。 
 
日本人は 
 
会社を離れれば 
 
急激に人のつながりが無くなります。 
 
家賃収入がなければ 
 
シルバーに勤めたりなんかしますが 
 
家賃収入があるばかりに 
 
働かずに毎日テレビを見て過ごす事になります。 
 
結果 
 
感覚が世間とズレる訳です。 
 
これは本当によく目にするパターンですから 
 
くれぐれもそうならないように 
 
って話しです。 
 
 

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会社と家庭のカベを低くしたい

2018年02月25日 | 社内事情

今年の異動シーズンは引っ越し屋さんが手配できないケースが出てきてるようですね。 
 
理由は人手不足のようです。 
 
なんせ重労働ですからね 
 
若い人が少なくなれば必然的にそうなる訳です。 
 
こうなると引っ越しできない人が出てきて大問題 
 
そんな記事がありましたが 
 
しかし不思議な話ですよね。 
 
私たちが若い頃は引っ越し屋さんって概念自体がありませんでした 
 
引っ越しとなれば 
 
学生の頃は友達 
 
社会人になってからは会社の同僚 
 
これに手伝ってもらって 
 
自分でやる 
 
これが常識でしたが 
 
いつの間にかそんな人はいなくなりましたね。 
 
引っ越し屋も含めて 
 
今の時代はどんどん専門業者が出てきて 
 
個人の手を借りる必要が無くなりました 
 
一番手間がかかるのが人間ですが 
 
生まれれば託児所から保育園 
 
老いてくればデイサービスから介護付き老人ホーム 
 
すべてシステムが出来上がっています 
 
そして最後はお葬式 
 
もう昔のように親戚の女性が集まって 
 
お通夜の料理を作る光景も無くなりました 
 
セレモニーセンターで 
 
業者が用意したオードブルやお寿司 
 
そしてなぜか葬儀以外では中々お目にかかれない 
 
小さなビンに入ったジュースやコーラ 
 
それと日本酒の一合瓶が定番になりました。 
 
先日奥さんを亡くした友人が言っていましたが 
 
病室で亡くなると 
 
あっと言う間に職員が荷物の片付けと 
 
遺体の霊安室への移動を始めるそうです 
 
で 
 
地下にある霊安室にエレベーターで下りて行くと 
 
そこにはすでに葬儀屋さんが待機していて 
 
そのまま流れ作業で 
 
あっと言う間に葬儀は終って 
 
悲しみに暮れる間も無かった 
 
って言っていました。 
 
葬儀が終り 
 
少し悲しみに浸ろうと思ったら 
 
すぐにまた葬儀屋がやって来て 
 
請求書を置いて行ったので 
 
その金額を見て 
 
一気に現実に戻され 
 
すぐに仕事の事が頭に浮んだ 
 
って話しでした。 
 
つまり今の時代は 
 
何でもかんでも便利になってるようですが 
 
それはそれでお金がかかりますから 
 
仕事の強迫観念に襲われる 
 
そんな時代だとも言えます。 
 
まぁあまり好きにはなれませんね 
 
こんな時代は・・・ 
 
私は来月2番目の孫が産まれますが 
 
息子はやはり仕事の脅迫に晒されてますから 
 
奥さんが具合悪くても中々会社を休もうとしません 
 
で 
 
私自身 
 
子供が小さい時には 
 
この脅迫にドップリ浸かってましたから 
 
結構雑に子供達を育ててきました 
 
その罪滅ぼしの意味もあって 
 
今は 
 
できるだけ息子夫婦の手伝いをしています。 
 
主に嫁さんを病院に送り迎えする事ですが 
 
まだ孫は2歳になったばかりですから 
 
その間の面倒を見なければなりません 
 
でも私自身も仕事はたくさんありますので 
 
孫を会社に連れて来て仕事をしています。 
 
幸い聞き分けの良い子なので 
 
騒ぐことも無く大人しくしてくれますので 
 
なんとかなっていますが 
 
私がこんな事をするのは 
 
自分自身の家族のためではありません 
 
会社は家族を守るためにお金を稼ぐ場所 
 
つまり 
 
家族を犠牲にしては存在価値がない 
 
これから社会全体にそんな意識変化が起る 
 
これを信じて 
 
家族と会社の垣根を無くそうと考えてるのです。 
 
自分の孫だけでなく 
 
社員の子供達も 
 
頼まれれば 
 
預かるつもりです。 
 
身内や友人と家庭とのカベが高くなってしまいましたから 
 
今の時代は頼る人が少なく 
 
皆不安を抱えて生きるようになりました 
 
せめて 
 
これからは 
 
会社は家族との垣根を低くする 
 
そうして 
 
社員の心理的負担を軽くする 
 
これが人生の質を高める 
 
そんな風に考えています。 

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共有物は汚しまくり 個人の所有物はどこまでも綺麗に

2018年02月24日 | 社内事情

私が所属してるゴルフクラブは 
 
お金持ちや社会的地位の高い方が多いのですが 
 
所詮人間は大差は無い 
 
って感じるのがトイレです。 
 
皆さん会社では重役であったり 
 
お医者さんであったり 
 
大学の学長さんであったり 
 
する訳ですが 
 
男性の便器の下は 
 
的を外した尿で常に濡れています。 
 
つまり 
 
偉い方達でも 
 
便器の外を汚さない 
 
なんて単純な事ができないのです。 
 
私はゴルフのマナーの前に 
 
まずその程度の事ができないのではどうしようもない 
 
っていつも感じます。 
 
でもこの便器の下を汚す男たち 
 
多分誰も自宅の便器は汚しませんよね。 
 
仮に汚しても綺麗に拭いてるはずです。 
 
つまり 
 
私たち人間は 
 
自分の所有物と 
 
他人の所有物に対する意識は大きく違う 
 
これが男性の便器からハッキリ見て取れるのです。 
 
社会的地位があっても 
 
人間のこの性質は変わらないって事です。 
 
この話し 
 
私の場合は 
 
社員達の行動の中によく見て取れます。 
 
当社の社員は皆綺麗好きで 
 
自分の車は何年経っても中も外もピカピカにして乗ってますが 
 
同じ男達が 
 
会社で新車買って乗らせると 
 
すぐに生傷だらけにしてくれます。 
 
この小さなキズは割れたが窓ガラス理論によって 
 
だんだん大きなキズになっていきます。 
 
最後は 
 
車体がへこんでしまいます。 
 
私は以前はその都度社員を叱りつけましたが 
 
しかし全く改まりませんでしたね。 
 
しかし最近はこの事は単純な問題では無い 
 
って風に理解するようになりました。 
 
なんせ名門クラブでアレですからね 
 
で色々考えた訳です。 
 
解決策は意外な人の口から出てきました。 
 
それは風俗店の経営者のお客様とあれこれ話してる時に 
 
風俗嬢は自分の使う個室は決まってるって事でした 
 
そうする事によって 
 
店の提供する空間でありながら 
 
女の子たちは自己所有意識が芽生え 
 
小綺麗にする 
 
って話しでした。 
 
で 
 
私もそれまで会社の車は全体で回す 
 
そんな風にしていましたが 
 
それ以来 
 
まず店舗別で車を確保し 
 
そしてなるべくそれぞれ個人が乗る車をある程度決める 
 
そんな風にしたのです。 
 
まぁ効果はテキメンでしたね。 
 
今はほぼ車を綺麗に使うようになりました 
 
ただ 
 
社員も性格の差がありますからね 
 
人によってはまだ汚いのもありますが 
 
以前と違い 
 
全体が生傷だらけになる事はなくなったのです。 
 
そんな状態になると 
 
とんでも無い事を言う社員もいます。 
 
たまに車が足りなくて 
 
私の車を社員が使う事がありますが 
 
そんな時に 
 
“社長の車は臭いので消臭剤を入れて下さい” 
 
ですって 
 
神経質な人間が増えた今の時代 
 
それはそれで窮屈 
 
そんな事を思い知らされました。 
 
いずれにしても 
 
今の人間は 
 
共有物には無頓着ですが 
 
個人の所有物には神経質 
 
こんな事も理解しながら 
 
若い社員達を使っていく必要があるって事です。 
 
 
 

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ねつ造隠蔽はビジネスを支配する原理

2018年02月23日 | 世間一般

欧米には地球平面協会(Flat earth society) 
 
ってのがあるそうです。 
 
聖書に書いてあるのだから地球は平面である 
 
って事を信じて疑わない人達の組織です。 
 
私たちから見れば滑稽な話ですが 
 
本人達は大真面目で 
 
今の宇宙の理論は 
 
Nasaの陰謀によって仕組まれてる 
 
みたいな話しで自分たちの考えの矛盾から目を背ける 
 
そんな団体です。 
 
身近な人間でも昔からNasaの陰謀とかCIAの陰謀とか 
 
たまにいますが 
 
大体少しヤバいですよね。 
 
矛盾点は陰謀のせいにして 
 
ひたすら妄想の世界を膨らますって感じです。 
 
地球平面協会の場合は 
 
最後はお決まりの 
 
“科学は有害である” 
 
って言葉も見られますので 
 
ISみたいなカルト宗教に見られるように 
 
自分たちの都合の良い物以外は 
 
とにかく信じるな 
 
って考え方です。 
 
ISの場合は信じるどころか 
 
そんな情報に触れただけでムチ打ちですからね 
 
まさに悪魔の組織って感じです。 
 
この地球平面協会やISの行為 
 
これは極端ですが 
 
しかし私たち人間社会は実際にはこのロジックが蔓延する社会でもあります。 
 
簡単に言えば 
 
自分の利益を守るために 
 
情報を都合の良いように解釈し 
 
時にはねつ造まで行う 
 
これが特にビジネスでは普通に行われます 
 
政治の世界でももちろん行われていて 
 
最近森友問題で財務省の記録がガンガン出てきていますが 
 
昨年の通常国会で佐川局長が 
 
“交渉記録は廃棄してございます。” 
 
って答弁との矛盾を問われて 
 
麻生財務大臣は 
 
“今回の書類は森友学園と直接交渉した時の記録ではない” 
 
って答えてましたね。 
 
国会でも都合の良い解釈は日常茶飯事に行われてる良い例です。 
 
私たちが日頃目にする経済指標みたいな物も 
 
これをビジネス目的で使用すると 
 
都合の良い解釈がいくらでもできます。 
 
バブルの頃私も若かったですから 
 
シンクタンクが出すそんな資料を見てたくさん頭に入れ 
 
何か他の人からは一段高い位置に登った 
 
そんな気になっていましたが 
 
バブル崩壊で痛い目に遭い 
 
後で検証すると 
 
私が学んだそのデーターは 
 
それを作った人の都合で出来上がった 
 
まがいもの 
 
これがハッキリ見て取れました。 
 
それ以来私は 
 
銀行だの証券会社だの 
 
そんな人達とは深く接する事は避けるようになりました 
 
彼等と飲み歩けば 
 
彼等自身が洗脳されてますから 
 
私とは噛み合わなくなったのです。 
 
そんな感じで 
 
今世の中に蔓延するカルト宗教や 
 
いかがわしい投資話 
 
この被害に遭わないだけでなく 
 
日頃の経済活動においても 
 
自分の利益を守るためには 
 
どんな人であっても 
 
その口から出る言葉は 
 
基本的に 
 
自分の目的のために都合の良いように書き換えられる 
 
これを意識しなければなりません。 
 
人間の言葉は善意から由来する物も含めて 
 
基本的に情報は加工されて伝えられる 
 
これが大原則です。 
 
私自身 
 
ガンで助からないと分ってる人にお見舞いに行った事がありますが 
 
私の口からは 
 
“顔色が随分良くなりましたね、多分治りますね” 
 
って言葉が出ました。 
 
また 
 
自分は嘘のつもりでなくても 
 
結果的には嘘だと捉えられる 
 
こんな事もたくさん経験しました。 
 
そんな訳で 
 
嘘つきは許せない 
 
なんて言う人がいますが 
 
嘘を否定したら 
 
人間を否定するのと一緒です。 
 
もう自殺するしかありません。 
 
人間社会を上手く渡るには 
 
嘘とうまく付き合う 
 
これが絶対に欠かせないって訳です。 
 
 

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死んだ人より生きてる人

2018年02月22日 | お客色々
アパートや売り家で人が死んだとなると 
 
不動産は大きく影響を受ける訳ですが 
 
その影響の大きさは 
 
殺人>自殺>自然死 
 
って事になります。 
 
まぁ殺人や自殺は今後も影響の大きさは変わらないのでしょうが 
 
自然死の場合は 
 
そのダメージは最近弱くなっています。 
 
理由は高齢化で孤独死が増えてるからです。 
 
つまり自然死の場合は 
 
今後そんなアパートだらけになるのです。 
 
逆に言えば 
 
部屋の中での孤独死は借りる人にも将来起る可能性がある訳で 
 
忌み嫌ってる場合ではないでしょうね。 
 
それと私たちは経験的に思いますが 
 
住んでて問題になるのは 
 
死んだ人より生きてる人ですよね。 
 
前の入居者を気にしてああだこうだと悩むより 
 
知るべきは隣の入居者 
 
って事になります。 
 
一番問題になるのは 
 
神経質で少しの生活音で壁をドンドン叩く人ですよね。 
 
隣人がそれだと 
 
毎日ビクビクしならが暮らす事になります。 
 
またさらに最悪なのは 
 
全く音を出さないのに 
 
うるさいと言って来るひとですね。 
 
こんな人は自分の脳で勝手に音を出してますから 
 
いくら静かにしても苦情を言ってきます。 
 
当社であった最悪のケースは 
 
苦情を言われた女性が耐えきれずに自殺してしまいました.。 
 
苦情を言ってた人は高齢の男性で 
 
相手が自殺して空き部屋になってるのに 
 
私にウルサイと言って来ましたので 
 
すぐに飛んで行って 
 
誰も居ない部屋を見せました。 
 
で 
 
はっきり言いました 
 
“アナタのせいで自殺したんですよ” 
 
って 
 
まぁそんな感じです。 
 
人の死は心の問題ですから 
 
そのとらえ方は人様々で 
 
当社のお客様でも 
 
最悪の殺人事件があった物件でも気にすることなく購入した人もいれば 
 
近所で最近葬式があったと言うだけで 
 
気に入った物件の購入を止めた人もいます 
 
特にそんな方達に言いたいのですが 
 
毎日生活する上では 
 
死んだ人はどうでも良いのです。 
 
逆にその事にこだわりすぎると 
 
本当に大切な事を見落としてしまいます。 
 
生きてる人は 
 
本当に様々で 
 
何にも自分には悪さをしなくても 
 
人によっては同じアパートで暮らすのが苦痛になります。 
 
いかにもそのスジの方と毎日顔を合わせるのは不快でしょうし 
 
ゴミ出しのルールを守らない人も不愉快になります。 
 
まぁだからと言って他の入居者を警戒してばかりでは 
 
借りる物件がなくなりますので 
 
どこかでは妥協しなければなりません。 
 
また 
 
いくら隣人を気にしても 
 
問題がないと思って入ったアパートでも 
 
入居者は入れ替わります 
 
仮に入れ替わらなくても 
 
加齢で人格が変わる人がいます。 
 
認知症になれば 
 
真夜中に毎晩やってきてチャイムを押す 
 
なんて事も当社で最近ありました。 
 
そんな訳で 
 
現実のトラブルを知れば 
 
死んだ人に構ってる場合ではない 
 
ってのが良く分ります。 
 
職業としてる不動産屋から見て 
 
顧客との意識のギャップを感じるのが 
 
その辺です。 
 
 
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決断は意思よりデフォルテ

2018年02月21日 | 人生一般
インターネットの時代になり 
 
難しい英語が飛交う事が多くなりましたね。 
 
今ではアプリケーションとかカテゴリーとか 
 
日本語と変わらない位に普及してますが 
 
この言葉が使われ始めた頃はサッパリ意味が分りませんでした。 
 
まぁ難しい言葉も時間が経てば理解が進む 
 
これは当たり前の話しですが 
 
今の時代を上手く乗り切るには 
 
いまいち理解が足りないと思ったら 
 
まず最初にしっかり調べる事ですね 
 
そうれば難しい話しが簡単に理解できたりします。 
 
例えば 
 
デフォルテって言葉がありますが 
 
これも使われ始めた頃は混乱しましたね。 
 
私の脳の中ではデフォルテイコール債務不履行 
 
これしかありませんでしたから 
 
コンピュータのデフォルテ状態に戻す 
 
なんて言われて何が何だか理解できませんでした。 
 
しかし少し調べると 
 
このデフォルテって言葉は 
 
債務不履行とは一見無縁に見えるもう一つの意味がある事が分りました 
 
それは初期の値とか 
 
最初の行動とか 
 
そんな意味です。 
 
これだけ理解するだけで 
 
コールセンターの方達の話しにもついて行けるようになります。 
 
でこのデフォルテって言葉 
 
ある行動経済学の先生が使ってましたので 
 
つい聞き入ってしまいました。 
 
この先生が語ってた事は 
 
私たち人間の行動を決める一番の要因は 
 
目標でも目的でも願望でもなくデフォルテ 
 
って話しでした。 
 
これがイマイチ理解出来ないので 
 
掘り下げて話しを聞いた訳です。 
 
この先生が言ってる事は 
 
私達は 
 
何か決断に迷ったときには 
 
既に経験した道に進むって話しです。 
 
例えば 
 
当社は最近2台車を買い換えましたが 
 
いずれも同じ車種です。 
 
色んな車のカタログを見ましたが 
 
さっぱり分りませんので 
 
結局それまで乗ってた車と同じ車物にしたって訳ですが 
 
これがデフォルテを選択する人間の性質の表われ 
 
って訳です。 
 
当社のお客様を見ても 
 
離婚してる両親の子供は離婚する事が多いし 
 
賃貸住宅で育ったお客様は 
 
賃貸住宅に住み続ける 
 
そんな傾向があります。 
 
また職業を見ても 
 
自営業者の親を持つ子は自営業に進みますし 
 
工場の労働者の家に育った子は 
 
工場に就職する 
 
私の身内を見ても 
 
明らかにその傾向があります。 
 
私が耕運機も動かせませんから 
 
私の3人の息子達も機械音痴ですが 
 
大きな機械で農業をしてる兄の子供達は 
 
全員ビックリするような大きな重機を乗りこなしています。 
 
そんな感じで 
 
私たちは子供の頃将来の夢の作文を書かされると 
 
サッカー選手になりたいとか 
 
私たちの時代であればパイロットになりたいとか 
 
そんな言葉が並びますが 
 
実際の選択は 
 
親の職業に近い道を選ぶ事が多いって訳です。 
 
この人間心理を巧みに利用する人達は 
 
顧客に選択を迫るときに 
 
オプトインとかオプトアウトとか 
 
そんなテクニックを使うようです。 
 
専門用語はだんだん難しくなっていきますので 
 
ボロが出ないようにこの位にしますが 
 
いずれにしても 
 
私達人間は 
 
決断する時には 
 
その一番の力になるのは 
 
目標でも目的でも願望でもなく 
 
デフォルテ 
 
これはしっかり頭に入れて 
 
日々営業の場面で生かしていきましょう。 
 
 
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ひと口で言えば農耕型零細企業

2018年02月20日 | 社内事情

今度の日曜日に 
 
地元の市長選挙と市議会議員選挙がありますが 
 
日頃見かける事のない先生方 
 
一斉に駅前に繰り出して演説を始めました。 
 
ご本人達は真剣にお話していらっしゃいますが 
 
足を止めて聴く人はほとんどいません 
 
一体こんな事をして票につながるんだろうか? 
 
と私は大いに疑問を持っていますが 
 
なぜ選挙になると議員の皆さんが立ち会い演説をやるのか 
 
その理由は良く分ります。 
 
なんせ選挙が始まった明治の初期は 
 
テレビもラジオもありませんから 
 
大衆に訴えるには 
 
立ち会い演説会しかない訳です。 
 
中学の頃の歴史の教科書に 
 
国民を弾圧するために 
 
警棒を持った警察官が 
 
立ち会い演説会を警察が解散させてる風刺画がありましたが 
 
逆に言えば立ち会い演説を止めさせれば 
 
治安も安定したのだろうと思います。 
 
ですから 
 
その名残で今でも立ち会い演説が惰性的に続いてる 
 
そんな側面は間違い無くあると私は考えています。 
 
こんな話しを書くと 
 
駅前で演説してる人は良く当選します 
 
って意見が出てきそうですが 
 
その通りです。 
 
駅前で演説する人はよく当選します。 
 
ん?何がなんだか解らない 
 
でしょうね 
 
では説明しましょう 
 
駅前の演説が有効だったり無効だったり 
 
同じ演説でも違いが出るのはどうしてでしょう。 
 
それは 
 
継続です 
 
つまり 
 
民主党の元首相の野田さんみたいに 
 
選挙とは関係なく 
 
年から年中駅前で演説してれば 
 
今回のように民進党がバラバラになっても 
 
また本人の顔がアバタ顔で不細工でも 
 
選挙ではビクともしないのです 
 
ん? 
 
アバタ顔の不細工は失礼ですね 
 
訂正して撤回させていただきます。 
 
そんな訳で日頃から駅前に立って居れば 
 
それだけで応援したくなる選挙民はいます。 
 
ところが 
 
選挙の時だけ 
 
駅前にノコノコやって来て声を張り上げても 
 
私はあまり効果はない 
 
そんな風に思います。 
 
この原理 
 
私はビジネスにおいても同じだと考えています。 
 
私たちの家主さんに相続があると 
 
色んな不動産屋が飛び込んできますが 
 
まず取られる事はありませんね。 
 
私たちは長い間 
 
入居者のクレームやら家賃滞納やら 
 
地道に処理しています。 
 
ですから 
 
家主さんとの信頼関係はガチガチです。 
 
そんな所に他の業者が 
 
地主さんが亡くなって相続が発生した 
 
なんて話しを耳にして 
 
喜び勇んでやってきても 
 
門前払いとなります。 
 
最近は大きな取引がよくまとまりますが 
 
これは私たちが長年コツコツ細かい仕事をやってきたから結実したのです。 
 
ですから 
 
社員の皆さんは 
 
改めて私の経営方針 
 
これをしっかり頭に入れて欲しいと思います。 
 
私の経営スタイルは 
 
農耕型です。 
 
コツコツ畑を耕して 
 
タネを捲き 
 
時間をかけて水と肥料を与え続け 
 
そして最後に実るのです。 
 
農業に一番向いてないのは 
 
収穫を焦る人です 
 
当社は不動産業界では珍しいかも知れない 
 
農耕型会社だって事を 
 
再度しっかり意識して 
 
焦らずじっくり仕事に取り組んで下さいね。 
 
そのために 
 
低い売り上げにも耐えられる 
 
そんな質素な道を選んでる訳です。 
 
キャバクラも海外旅行もありませんが 
 
そんな私の理念を理解していただいて 
 
じっくり一緒にコツコツ歩みましょう。 

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賃料を払う人がいてこその資産家

2018年02月19日 | 大家さん

私がこの世界に入った頃には 
 
不動産登記はほぼ今の形式になっていましたが 
 
しかし調べると法務局が登記簿として現在の形で管理するようになったのは 
 
割りと新しいんですね 
 
昭和35年と書かれていますから 
 
私はすでに生まれた後の事です。 
 
この不動産登記 
 
実務に携わってると分りますが 
 
まだ完全ではありませんね。 
 
土地の面積も登記簿と一致しない事がありますし 
 
境界自体が分らない 
 
なんて土地も結構あります。 
 
それと今一番問題になってるのは 
 
所有者不明の土地が爆発的に増えてるって事ですよね。 
 
登記は申請主義ですから 
 
放っておけば 
 
所有者が亡くなっても名義人はそのままです。 
 
そんな状態で数十年も放置されれば 
 
相続人が莫大な数になり 
 
もうどうにもならなくなります。 
 
最近になってやっと法整備の動きが出てきましたから 
 
いずれ改善されると思いますが 
 
こんな事も含め 
 
まだまだ不動産登記は問題がある 
 
って事を感じる訳です。 
 
不完全ですが 
 
しかし少し歴史を遡れば 
 
登記自体が行われるようになったのは明治になってからですから 
 
それ以前はどうしてたんでしょうね? 
 
まぁ今の不動産屋の発想からは湧いてきませんが 
 
昔の日本においては不動産の私有の意識は無かったんですね 
 
所有権の意識が無かったと言っても良いかもしれません。 
 
土地は農民が耕して 
 
そして年貢を納める 
 
この機能が求められるだけですから 
 
本来所有権はどうでも良い訳です。 
 
逆に言えば 
 
土地があっても耕す人がいなければ 
 
その土地は無価値 
 
って事になります。 
 
つまり人があっての土地 
 
これが昔の不動産の持つ意味です 
 
昔の殿様は 
 
石高でその領地の大きさを表現しますが 
 
その石高は田畑の面積で年貢決めます。 
 
しかし 
 
実際にはそれを耕す領民が確保できなければ 
 
年貢は確保できません。 
 
身分制度で武士の次に農民を位置づけたのも納得でますよね。 
 
そんな感じで人と土地の関係で考えると 
 
土地は元々生産手段であり 
 
人がいなければ無価値 
 
だから所有権に無頓着だった 
 
そんな風に言えるのかも知れません 
 
で 
 
時代は変わり 
 
この土地の持つ意味は大きく変わりました 
 
都市部での土地は 
 
生産の手段と言うより 
 
富の蓄積として意味合いが強くなっています。 
 
ですから 
 
その生産性より所有する事に意味がある 
 
って事になります。 
 
そして地価が値上がりする事によって 
 
その所有した土地は 
 
その価値を何倍にも引き上げる 
 
そんな風になった訳です。 
 
私たちの地域は元々農村でしたが 
 
今農業で生活してる人はいません 
 
農家の皆さんはアパートを建てて 
 
資産家になったのです。 
 
つまり 
 
元々労働によってしから収益を上げられなかった土地 
 
これが不労所得を生み出す手段に変わりました。 
 
お金は欲望を満たす魔法みたいなものですから 
 
この魔法の手段をを奪い合うようになった 
 
これが今の時代に相続争いが頻発する理由です。 
 
時代の発展によって 
 
土地の持つ意味 
 
これが変化したのは別に不思議ではありませんが 
 
しかし 
 
私はこの仕事していてつくづく思いますが 
 
やはり不動産は人があっての物 
 
そんな原理は変わらないと思いますね 
 
生産手段としての意味合いは失っても 
 
そこから収益を上げるためには 
 
借りる人がいなければ成り立ちません 
 
つまり 
 
昔の封建領主が農民を大切にしたように 
 
家主は 
 
賃借人を大切にする 
 
この意識は強く持つべき出でしょうね。 
 
その気持がないと 
 
農民を搾取の対象としてしか見なかった領主が 
 
一揆が起りお家取りつぶしになったように 
 
あまりにも強欲な家主は 
 
不動産屋からも賃借人からも見放されます 
 
それよりも 
 
資産があるからと言って 
 
不動産屋や賃借人を見下した態度を長く続けると 
 
その態度は子孫に伝染します。 
 
このパターンで 
 
家族が崩壊した人達 
 
残念ながら 
 
当社の家主でもいくつもあります。 
 
人を見下せば 
 
殿様でも務まらない訳ですから 
 
にわか資産家の皆さんは 
 
資産が増えれば 
 
人に対する敬意 
 
これを意識する事が 
 
転落を防ぐには大切 
 
最近そんな事を考えるようになりました。 

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専門家でも分らない事が多いのです

2018年02月18日 | 世間一般
ITの進化はトラブルの多発を伴いながらここまで来ましたが 
 
しかし最近つくづく思いますが 
 
コンピューターは進化するに従い 
 
人体に似てきましたね。 
 
具体的には専門家でも簡単には解決できない事が増えました。 
 
最近もクラウドに不具合があって 
 
コールセンターとやり取りしましたが 
 
もう相手もお手上げに近くなっています。 
 
人体と似てると言うのは 
 
人間の病気も高度な医療技術で解決できる事が増えましたが 
 
それでも医者の手に負えない 
 
そんな難病が存在するって事です。 
 
特に私が人体とコンピューターが似てると思うのは 
 
専門家が解決できない事が 
 
実は素人でもふとした事で問題を取り去る事ができる 
 
こんな事が頻繁に起るようになったからです。 
 
昔私の義兄が 
 
指の痛みが取れずに 
 
色々検査した結果 
 
腱の移植手術をする事になりました 
 
で 
 
ベッドで待ってる間 
 
暇なので指を動かしてると 
 
やはり痛むそうです 
 
でももうすぐ手術ですから 
 
試しにいたいのをガマンして 
 
思い切り曲げたそうです 
 
すると 
 
グキッて音が鳴り 
 
その瞬間 
 
信じられない位に痛みがなくなったそうです。 
 
で 
 
手術は中止になり 
 
その後今に至るまで元気です。 
 
パソコンも 
 
先日の不具合は 
 
どうしても直らないので 
 
私が試しに 
 
ソフトをアンインストールして入れ直したら 
 
簡単に解決しました。 
 
そんな感じで 
 
今の時代のITの世界は 
 
それを提供してる専門家と言えども 
 
高度に発達過ぎために 
 
人間の脳がついていけない 
 
そんな事がたくさんある訳です。 
 
そんな時代に生きて行くには 
 
専門家任せではなく 
 
自分自身で考える 
 
これを習慣づける必要があると強く感じます。 
 
私自身 
 
不動産の専門家のつもりですが 
 
それでもお客様に間違った説明をした事もあれば 
 
査定を間違えた事もあります。 
 
また 
 
逆に 
 
弁護士の間違い税理士の間違い 
 
あるいは測量士の間違い 
 
こんな事も何度も指摘した事があります。 
 
そんな体験をしたから 
 
専門家に頼り切る事のリスク 
 
これをいつも感じるのです。 
 
しかし 
 
この専門家のミス 
 
よく犯す人とそうでない人に分かれますよね。 
 
その傾向をもたらすのは性格 
 
これもはっきり分かります。 
 
具体的には 
 
ミスをやらかす専門家は 
 
自分のプライドが高くて 
 
自分が知らない事を正直に言えずにぼやかす 
 
だからミスるのです。 
 
私の知合いで 
 
胃がんで奥さんの命を落とした方がいますが 
 
何度も医者に通ってるのに 
 
単に胃炎だと決め付けてありきたりの胃薬ばかり貰っていましたが 
 
ある日自分から 
 
大学病院を紹介するように強く言ったそうです 
 
で医者は渋々紹介状を書きましたが 
 
それを持って大学病院に行って検査したら 
 
手遅れだったそうです。 
 
そんな訳で 
 
医者ですら自分が知らない 
 
なんて事は中々口にできずに 
 
深刻な事態を招く訳です。 
 
これが 
 
専門家が陥るミスの公式です。 
 
ですから 
 
今の時代に言える事は 
 
たとえ些細な事であっても 
 
不確かな事は 
 
後で調べてお答えします 
 
これを口に出来る勇気 
 
絶対に必要です 
 
不動産の知識は 
 
本当に幅広く要求されますから 
 
お客様に聞かれても 
 
その場では答えられない事が多いはずです。 
 
そんな時に 
 
プライドが邪魔して 
 
分かりません 
 
って言葉が出ないと 
 
高い確率で地雷を踏みます。 
 
社員のみなさん 
 
いつもその辺を意識して 
 
不用意な発言はしないように心がけてください。 
 
 
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寛容な人間に人は集まり 不寛容な人間から人は去る

2018年02月17日 | 人生一般

アメリカの高校でまた銃の乱射事件ですね。 
 
17人もの生徒が亡くなったようです。 
 
アメリカの全土では今年に入ったばかりなのに 
 
すでに18件目だそうですから 
 
つくづく日本は安全 
 
そんな風に思いますね。 
 
しかし日本でも 
 
おととしは相模原市の障害者施設で19人もの入所者が殺害され 
 
昨年は座間市で9人もの自殺願望者を殺害した 
 
何て大きな事件が立て続けにありましたが 
 
いずれも当社の営業地域であり 
 
本当に驚きましたね 
 
と同時に 
 
一人で殺害した人の数としては 
 
日本の犯罪史上1位と2位を占めるかも知れないこの大量殺人事件 
 
どうして同じ地域で同じ時期に起ったのか? 
 
まぁ単なる偶然と言ってしまえばそうかも知れませんが 
 
しかし私は 
 
今の時代の特有の事情 
 
これが影響してるように思えてなりません。 
 
この犯罪を犯した二人は 
 
多分相手を人間として認識してない 
 
そんな心理があるように思います 
 
相模原の被害者は障害者 
 
座間の殺された人達はは自殺願望者 
 
そんな人達を殺しても罪悪感より 
 
何か社会に必要でない物をきれいに掃除した 
 
そんな風に考えてるように思えてなりません。 
 
そして 
 
これが今の時代特有の現象だと思うのは 
 
殺人にまでいかなくても 
 
例えばyoutubeで見ると 
 
差別団体が 
 
“○○人を殺して東京湾に投げ捨てろ” 
 
みたいな言葉を大声で発して集団で行進してるシーンがあります。 
 
私がこれまで生きて来て最近になって初めて目にするようになりました。 
 
大変見苦しく日本人として恥ずかしくなりますが 
 
これが時代の変化によって起った 
 
そんな風に思えてならないのです。 
 
障害者や自殺願望者 
 
あるいは在日外国人をゴミ扱いする人達 
 
多分そんな人格が形成されるのは 
 
多様な人間と接する機会を失って育つからですよね。 
 
昔は 
 
障害者も在日外国人も身近にいて 
 
それと接して成長していきますから 
 
皆人間であると言う事は感覚的に理解できたはずです。 
 
ところが 
 
今は地域社会とのつながりが希薄になっていますし 
 
施設も充実していますから 
 
そんな人達と接する機会が無く成長してしまい 
 
結果 
 
異質な者を排除する圧力が強くなってしまった 
 
そんな事だろうと思います。 
 
言い方を変えれば 
 
経済的豊かさは 
 
不寛容な人間を大量に生み出す 
 
って事だろうと思います。 
 
この今の時代の流れ 
 
これは悪い傾向ですから 
 
一人一人意識して 
 
自分の中にある偏狭な心 
 
これは排除した方が良いですね。 
 
どうしてそう思うかと言うと 
 
不寛容な人間は 
 
障害者や外国人を排除してるつもりが 
 
排除されるのは自分自身になるからです。 
 
私たち人間は 
 
集団の秩序を守らない人達 
 
これを排除すると言う本能を持っていますが 
 
過剰に人を排除する気持が強いと 
 
逆にその人が排除対象になってしまうのです。 
 
ゴルフでもたまにいますよね。 
 
あの人と回るのはいやだとかなんとか 
 
そんな話しばかりしてると 
 
結局その人が誰からも誘われなくなります。 
 
私たちの仕事では 
 
アパートの入居者で 
 
やたら他の人の事に文句ばかり言う人 
 
たまにいます。 
 
夜遅く帰って来るとか 
 
彼女を部屋に入れたとか 
 
とにかく年から年中そんな事ばかり言ってる人が住んでると 
 
他の入居者が出て行きますから 
 
最後は大家さんからその人に 
 
“出て言って下さい” 
 
って話しになります。 
 
そんな訳で 
 
私たち人間の集団は 
 
ルールを守らないのと同じ位に 
 
不寛容な人に対しても 
 
排除圧力が働くって事です。 
 
この事を理解すれば 
 
自分は間違ってないのに 
 
なぜか人生が上手く行かなくなる人 
 
一気に道か開けるかもしれませんよ。 
 
寛容な人には人が集まり 
 
不寛容な人からは人が去ってく 
 
これは人間社会を支配する原理だって事です。 
 
 
 
 

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避花粉の約束された地

2018年02月16日 | 世間一般

今朝は目覚めると 
 
いきなりクシャミ5連発 
 
今年も花粉シーズンの幕開けとなりました。 
 
これから2ヶ月間 
 
時には生きてるのが嫌になるほど辛い思いをして過ごす事になります。 
 
しかしこのスギの木は 
 
子孫を残すためにとんでもない方法を選択したものですね。 
 
膨大な花粉をやみくもに放出して 
 
それで受粉 
 
なんでこんなムチャクチャな道を選んだのか? 
 
不思議ですよね。 
 
まぁしかしこの戦略は効を奏してるんですよね 
 
これまでたくさんのスギが絶滅する事無く命をつないでる訳ですから 
 
このスギ花粉の生き残り戦略 
 
戦争で言えばアメリカの空爆みたいなものですよね。 
 
アメリカは東京でも沖縄でもベトナムでも 
 
雨のように爆弾を振らせたと言われてますから 
 
まさにスギ花粉と同じ数打ちゃ当たる作戦 
 
って事でしょう。 
 
この杉の受粉と比べると 
 
昆虫に甘い蜜を提供して 
 
それで花粉を運んで貰う 
 
なんて植物は 
 
スギと比べるとはるかに進歩してるって感じますよね。 
 
蜜を吸う昆虫に上手く花粉が着く構造の花びらを作り上げ 
 
その着いた花粉を体に付けた昆虫が 
 
雌花に飛んで行ったら 
 
その花粉がめしべに上手い位に触れる 
 
そんな繊細な構造になっています。 
 
しかもこれで終わりではありません。 
 
受粉したら今度は美味しい実を作り 
 
それを鳥に食べて貰い遠くまで運んでもらうのです。 
 
脳が無いのにこんな凄い事をして子孫を残すのです。 
 
これがとても自然に出来た 
 
なんて思えませんね。 
 
この世は何か得体の知れない力が支配してる 
 
ここに思いを巡らす以外にありません。 
 
同じ植物ありながら 
 
人間の迷惑など顧みずにやたら花粉を飛ばす針葉樹 
 
甘い蜜で昆虫をおびきよせたり 
 
甘い実を実らせ鳥に種を運んで貰う果樹植物 
 
どうしてこれほど違う植物がお互い絶滅する事無く共存してるんでしょうね? 
 
中学の時に植物の遷移を習いましたが 
 
最後は杉のような高い木ばかりになって安定しますから 
 
他の植物は絶滅しそうなものですよね。 
 
どうやらそうならないのは 
 
山火事とか火山の噴火とか洪水で 
 
森林の破壊が起るからだそうです。 
 
って事であれば 
 
我々人間からすれば災害と呼んでますが 
 
植物の立場からみれば 
 
いずれも植生を健全に保つための 
 
大切な出来事 
 
って事になります。 
 
まぁしかしこの原理は 
 
地球の全てを支配する原理ですよね。 
 
個人の命を考えても 
 
年寄りが死なないと 
 
新しい命が育つ空間が失われますからね。 
 
今は医学が発達して 
 
少し方向がずれてしまって 
 
死ぬべき人を少しでも長く生きさせる 
 
そんな医療が蔓延してますが 
 
これは自然の原理からすれば 
 
とんでもない話しって事になります。 
 
生まれてくる事と同じくらいに 
 
死ぬことも大切ですが 
 
死をただ悪い事として考えるようになりましたから 
 
高齢化社会の到来って訳です。 
 
まぁしかしいくら悪あがきをしても 
 
自然の摂理には勝てませんから 
 
せいぜいチューブでつながれた寝たきりのお年寄りばかり増やして 
 
平均寿命が延びたなんて自慢しても 
 
その人達は全てすぐに死んで行きます。 
 
この仕事をしていてよく分りますが 
 
どんなに莫大な財を築いても 
 
人に与えられた時間と胃袋の大きさには差がありません。 
 
であれば 
 
限られた人生 
 
どこかで蓄財から本当に大切な物へにシフト 
 
庶民からみれば 
 
お金持ちの皆さん 
 
これを意識した方が良いと思いますが 
 
中々それも出来ませんね 
 
莫大な財を残して死んで 
 
子供は相続で骨肉の争い 
 
ほとんどがこの経過を辿ります。 
 
私自身は 
 
随分前から蓄財への興味は失せ 
 
最後は 
 
沖縄に帰って・・ 
 
なんて夢を見続けていますが 
 
残念ながら 
 
そのゴールは遠のくばかりです。 
 
まぁもっともらしい事を書いてますが 
 
沖縄に帰りたい一番の理由は 
 
花粉から逃れたい 
 
これですね、 
 
沖縄は杉花粉がありませんから 
 
多分私のような重い花粉症の皆さん 
 
移住したくなるでしょうね。 
 
これから沖縄の不動産業界は不況知らず 
 
って事になるかも知れません。 
 

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家主は消費者ではありません 事業者です。

2018年02月15日 | 大家さん

昔の夜逃げと言えば 
 
大八車に布団や鍋などの家財道具一式を積んで 
 
人目の無い夜中にひっそりと逃げる 
 
これが典型的なイメージでしたが 
 
今の夜逃げは全く逆で 
 
本来なら引っ越す時には残置物は一切残さずに出るべき所 
 
鍋釜はもちろん洗濯機から冷蔵庫 
 
家財道具をすべて残して逃げます。 
 
全て残す言う事は 
 
今の時代はその処分に大金がかかるからそうするのです 
 
ですから 
 
家主にとっては 
 
家賃は踏み倒され 
 
残置物は処分代がかかり 
 
大迷惑って事になります。 
 
しかし昔との一番の違いは 
 
かつては夜逃げで家賃を取りはぐれても 
 
被害はそれだけだった訳ですが 
 
今の時代は夜逃げをしても 
 
家主の損害はその段階で終る訳ではありません 
 
時間の経過と共に被害は膨れて行きます。 
 
法律で自力救済禁止って事になってますから 
 
残された残置物を勝手に処分できないのです。 
 
で 
 
裁判所に判決を貰い対応する訳ですが 
 
なんせ裁判は時間がかかりますから 
 
その間次の人にも貸せずに 
 
また裁判費用もかかって 
 
膨大な金額が失われます。 
 
これが今の時代の問題です。 
 
アメリカであれば不良入居者は警察が介入するようですが 
 
日本では民事不介入 
 
警察は取り合いませんので 
 
自分でやるしかありません。 
 
こんな時に大家さんはパニックになり 
 
仲介した不動産屋に責任を取れ 
 
なんて言ってくる事がありますが 
 
残念ながら 
 
こんなケースでも不動産屋に責任はありません。 
 
私たちは入居申し込みがあったときには 
 
大家さんに伺いを立てて 
 
その上で契約の許可を貰ってる訳ですから 
 
あくまでその責任は大家さんです。 
 
逆に言えば 
 
私たちは大家さんの許可を得ずに契約する事はありません 
 
これは例え駐車場1台であっても必ず許可を貰うのです。 
 
と 
 
まぁ私たちはそうなんですが 
 
当社に他社から流れてくる家主さん 
 
たくさんいますが 
 
そんな方達の話しを聞いてると 
 
とんでもない不動産屋がたくさんいる事が分ります。 
 
許可を貰わないどころか 
 
不動産屋が勝手に契約して 
 
契約書すら送ってこないって話しもありました。 
 
一番ひどい話しは 
 
遠方に住む家主が 
 
不動産屋から数年もの間空室が埋まらない 
 
って報告を受けていましたが 
 
上京した折に自分の物件に立ち寄ったら人が住んでいました。 
 
でチャイムを押してその入居者に話しを聞くと 
 
もう2年以上住んでいて 
 
家賃は不動産にきっちり払ってる 
 
って事でした 
 
でその足で不動産屋に行って問いただすと 
 
家賃の送金には振込み手数料がかかるので 
 
まとめて送るつもりだった 
 
なんて小学生並みの言い訳をしたそうです。 
 
で 
 
当社に相談に来ましたので 
 
刑事告訴をチラつかせて全額その不動産屋からは回収しましたが 
 
私たちの同業者には 
 
まだそんなレベルの人もいるって事です。 
 
その時にその大家さんにも言いましたが 
 
この話しですら 
 
家主の責任はあります。 
 
なんせ何年も自分の物件を確認してなかた訳ですから 
 
その意味では怠慢の結果です。 
 
そんな訳で 
 
今空室が埋まらず 
 
特に借金をして不動産投資をしてる家主さん 
 
苦境に陥ってる人も多いですが 
 
だからと言って 
 
何でもかんでも入居者を入れてしまえば 
 
それが致命傷になる事もあるんだって事です。 
 
不動産投資は 
 
楽して金が勝手に入って来る 
 
そんな思いだけで突き進むと 
 
大きな落とし穴に落ちる事があります。 
 
今の時代は消費者保護の機運が高まっていますが 
 
これによって 
 
家主が対不動産屋に対して 
 
消費者気分で何でもかんでも責任追及 
 
なんて人がたまにいますが 
 
家主は原則事業者です。 
 
であれば 
 
自らの責任を問われる事もある 
 
って自覚をしっかり持つべきです。 
 
その自覚がないと 
 
不良入居者や不良不動産屋の被害に遭い 
 
最悪全てを失う 
 
なんて事にもなりかねないのです。 
 

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天動説型人間になりませぬように

2018年02月14日 | 人生一般
私がゴルフをやって良かったと思う事のひとつに 
 
人間のカテゴリー分けをするようになった事があります。 
 
私は以前はネットのゴルフサークルであっちこっち飛び回っては 
 
知らない人とゴルフをしていましたので 
 
本当にたくさんの人とプレーをしました。 
 
今は所属クラブで回る事が多くなりましたが 
 
それでも意識して月に一度は 
 
予約せずに行って他のメンバーと回る事にしています。 
 
つまり 
 
相変わらず見ず知らずの人と回ってるって事です。 
 
この体験は大変貴重で 
 
たくさんの人と一日一緒の時間を過ごすことで 
 
人間の種類がある程度決まってる 
 
これが分かるのです。 
 
気が短い人長い人 
 
あるいは大人しい人、うるさい人 
 
またゴルフの本当の目的は異性探し 
 
なんて人も良くいました。 
 
そんな人間観察の結果 
 
自然とカテゴリーで人を見るようになったのです。 
 
そうやって人間を見ると 
 
自分の過去にはムダな争い 
 
これがたくさんあった事に気づきます。 
 
言い換えれば 
 
私が仲良く出来ないタイプ 
 
これも今ははっきり分かるようになったのです。 
 
ですから 
 
今は 
 
そんな人達と深く交わる事はしませんので 
 
ケンカにもならずに済む訳です。 
 
では私との相性が悪いタイプは? 
 
誤解を恐れずに言えば 
 
理解力が乏しい人です 
 
ただ 
 
理解が乏しいと言うだけで合わない訳ではありません。 
 
私が合わないのは 
 
視野が狭いのに 
 
その狭い視野の中に周りを押し込めようとする人です。 
 
具体的には絶縁状態になったある男は 
 
隣国嫌いが悪化して 
 
自分の考えに沿わない意見には 
 
大声で一方的に相手の意見を封じる 
 
そんな態度に出るようになりました 
 
で 
 
私はそれを正そうとして 
 
口に泡を飛ばして言い争った訳です。 
 
本当に愚かでした。 
 
自分の考えに少しでも反する意見に感情的になるのであれば 
 
その段階で相手にすべきでは無かったのです。 
 
相手にしなければ 
 
ケンカもありませんから 
 
距離を置いて当たり障りのない付き合いはできた 
 
なんて後悔しています。 
 
この私のカテゴリー分け 
 
世の中には私よりはるかに達人がいて 
 
“川端さんは天動説型人間とは合いませんね” 
 
なんて言われた事があります。 
 
まさに言いたい事はそれです。 
 
ガリレオを裁いた人達は 
 
創世記と矛盾する惑星の動きからは目を反らし 
 
ただ違う考えを抹殺した訳ですが 
 
このタイプが私とは合わないのです。 
 
まぁ実際には私と合わない訳ではありません 
 
誰とも合わないのです。 
 
ですからそんなタイプのゴルファーは 
 
身近にゴルフ仲間がいなくて 
 
ネットであっちこっち行く訳です。 
 
私が縁遠くなったある天動説型の人間は 
 
疎遠になったのは私だけではありません 
 
知合いからほとんど距離を置かれます。 
 
ですから 
 
ゴルフで学んだ事は 
 
絶対に天動説型人間になってはいけない 
 
って事です。 
 
そのためには 
 
自分の理解が及ばない世界 
 
これを認めて 
 
誰かを自分の狭い世界に押し込もうとする愚かさ 
 
これに気づく事です。 
 
で 
 
自分の世界を狭くするのは 
 
理解力の欠如だけではありません。 
 
救いようがないのは 
 
自分の好き嫌いで世の中の判断してしまうタイプです。 
 
この視野の狭さは異常で 
 
今は私自身は 
 
最初から相手にしません。 
 
まぁしかし人間は 
 
元々は理解力があっても 
 
加齢と共に脳細胞が減少しますから 
 
視野は狭くなります。 
 
この狭くなる視野が人生に悪影響を及ぼすのを防ぐには 
 
自分の能力の低下を認める事です。 
 
若い頃は普通だったのに 
 
歳をとったら頑固で家族とも合わない 
 
って人達は 
 
悉く 
 
狭くなった世界に周りを引き込もうとするかそうなるのです。 
 
そうならないように 
 
私自身は 
 
還暦を過ぎてからは 
 
社員に対して 
 
あまり押しつけがましい事は言わないように心がけています。 
 
その心がけは間違ってないと思いますが 
 
社員は 
 
“社長たまには怒鳴って下さいよ” 
 
なんて言って来る事がありますね。 
 
残念ながら 
 
もうそんな気力も能力もありません。 
 
穏やかな人生 
 
これが私のこれからの生きる道です。 
 
 
 
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