しかし子供はどうして障子を破きたがるんでしょうね?
私の息子たちが小さい時から
今に至るまで
私の家の和室の障子は被害に遭い続けています。
最初の孫が1歳の時に破いた時に誓いました
もうこの子たちが大きくなるまで
張り替えるのを我慢しようと・・
まぁしかし何もしない訳にも行きませんから
その都度和紙を買ってきて応急処置をしていました。
あと5~6年はそれで我慢するつもりでした。
ところが
日頃妻がアイロンがけやなんかで入ってる事が多い和室
入院したために
誰も入る人がいなくなりました。
ガランとなった空間に
破れた障子は目立ちます。
で思った訳です。
今やろう
と
孫たちには強く言い聞かせて
絶対に破かせない
そんな事を考えながら
思い切って業者に電話しました。
するとすぐに来てくれて
張り替えてくれました。
これで
和室が綺麗になり
気持ちよくなる
筈でした
ところが
実際には全く逆になりました。
障子が綺麗になると
和室が汚く見えるのです。
まぁ厳密に言えば
畳と襖ですね
障子がボロボロだったために
そこに目が行き
以前は畳の古さや襖のシミが気にならなかったのに
純白の障子紙が
これを耐えられない位に汚く見えるように変えてしまうのです。
で
結局
畳も襖も替えました
想定してなかった出費となりました。
まぁ大金がかかっても
イグサの匂い
良いですね。
最近は
和室に一人で寝転がったりしています。
しかし
家ってそんな物ですよね。
一つ綺麗にすれば
他の古さが目立って
気になるのです。
今回私の和室は綺麗になりましたが
今度は
廊下やリビングのクロスの汚れが気になります。
でクロスを代えると
今度は流しや食器棚の古さが気になります
流しや食器棚を買い替えれば
次は電子レンジやトースター
って感じで
次々にお金が出て行く
これがリフォームの恐ろしさです。
洗面台だけを変えようと思って
リフォーム会社にお願いしたら
結局次々に気になり
最終的には数百万のお金が出て行く
良くある話です。
ですから
リフォームは最初からそれを想定して始めないと危険なんです。
私は今回は和室で止めましたが
これから家のリフォームをする人は
是非この話を頭に入れた方が良いですね。
家の一部を新しくすると
それまで気にならなかった所の古さが気になる人間の脳
実は私がいつも意識してるのは
会社経営です。
まぁしかし意識はしていますが
これまでそんな事は全く起きませんでしたね。
何を意識してるのか?
って言うと社員です。
当社の社員は
全員合格点ですが
そこに優秀な社員が入ったとすると
それが基準になり
合格点が上がり
それまでいた社員達が無能に見えてしまう
この可能性があるのです。
ただ
これは破滅の公式ですからね。
会社は優秀な人一人だけで成り立つ訳ではありません。
特に零細企業は
そこに飛びぬけて優秀な人が入ると
間違いなくガタガタします。
その結果
それまでいた社員が全員辞めて
優秀な社員だけ残っても
会社は存続できません。
私はそれが分かってますから
社員には優秀さを求めないのです
目標もノルマもありません
強いて言えば
会社が成り立つだけの売り上げが確保できなければ
閉鎖します。
言ってるのはそれだけです。
普通の能力の人で成り立つ組織
長く存続するには
それが一番だと思っています。
ですから
私に取っては
凡庸が一番
って訳です。
ただし
私自身が凡庸ですからね
優秀な社員も来ませんから
その心配もありませんが・・・
それよりも何よりも
あまり社員が優秀だと
私が追い出されますからね
大変恐ろしい事になります。