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株式会社 ハウスショップ 東京都町田市

やっぱり最後は美味しい物を食べたい

2022年06月12日 | プライベート

最近朝食を自分で作るようになって

良く作る物は卵焼きです

簡単だと言うのが一番の理由ですが

これ毎日食べても飽きないのです。

ただ

私が作る卵焼きは

お母さんたちが子供の弁当に入れる

厚い卵焼きではありません。

単にお箸でかき混ぜた卵を

油を敷いたフライパンに入れて焼く訳です。

ですから薄く広がる卵焼きです

まあオムライスのタマゴに似てるかも知れません。

しかも味付けは

ただ塩を入れるだけ

これを熱いご飯の上に乗せて食べると

本当に美味しいのです。

でも私は何でこんな物がそんなに美味しいのでしょうか?

理由も良く分かっています。

子供の頃ろくな食べ物を食べてませんでしたが

ニワトリを飼ってる親戚のお婆さんの家に行くと

いつもそれを食べさせてくれたのです。

まあ美味しかったですね。

その味が

この歳になるまで脳にしっかり刻まれて

毎日食してる訳です。

私の朝食は

今の時代では質素

って事になりますが

牛乳もついてきますから

昔であれば

大変なご馳走なんです。

そんな感じで

毎朝シンプルな食事をして思いますが

今の時代は

本当に食材が有り余っていますね。

私の家では

妻が大量に買って

しかも私も自分の口に入れる事が無い

そんな食材が溢れています。

いずれ廃棄する事になりますが

妻も貧しい環境で育ってますからね

毎晩念を押して来ます。

お父さん○○は賞味期限を過ぎてるから早く食べて

で私は言う訳です。

賞味期限を過ぎたのであれば

私に食べさせようなんて考えずに

捨てなさい

でも妻は中々捨てられずに

冷蔵庫はそんな物でパンパンになっています。

まぁこんな事でケンカもしたくないですからね。

私は黙って残された僅かの空間に

買って来た納豆を押し込んだりして

なんとか毎日の朝食の食材を確保しています。

そんな感じで

我が家の冷蔵庫も

食べられる事の無い食材でパンパンですが

ウクライナから

空爆で自宅に帰れない市民が

寒い中

屋外で薪を焚いて

かき集めた食材で命をつないでる

なんて映像を見ると

罪悪感も湧いてきますね。

ただ

そのシーンを見て

瞬時に思った事があります。

そこに映し出されたスープ

食べて見たいと・・

つまり

寒い屋外で

ススで真っ黒になった鍋に

色んな物を入れて

薪でグツグツ煮だってるスープ

本当に美味しそうに見えるのです。

実際食べてる人たちの表情を見ると

多分間違いなくもの凄く美味しいのです。

あの人たちは

爆弾が落ちて直撃すれば

もしかしたら

最後の食事かも知れません。

また

命は助かったとしても

翌日食材を確保でき保証もありません。

そんな環境の中

やっと口にしたスープ

どんなに美味しいんだろう

って思いますよね。

ただ

その人たちも

いずれ戦火が止み

日常が戻ってくれば

また私たちと同じで

大量の食材に囲まれた生活

そんな日が戻って来るんでしょうね。

そうなると

あの戦火の中で食べたスープの美味しさ

懐かしくなるはずです。

同じように避難生活を体験した私の母親

極限状態の中で口にした

芋屑とかイナゴとかセミ

美味しかった

って良く懐かしげに語ってましたからね。

皮肉な事に

食事は豪華になりましたが

実際には

本当に美味しい物は逆に減って行ってる

毎日卵焼きを食べながら

実感として思っています。

食事は

食材よりも

自分の脳の記憶

これに大きく影響されますから

これからも

なるべく貧しかった子供時代の事を思い出して

あれこれチャレンジしようと思います。

妻が

捨てそうな鍋があれば

それを取っておいて

ウクライナの人のように

自宅の庭で

薪でボロボロージューシー

作って食べて見たい

寒い中

屋外でフーフー言いながら

冷たい芋を片手に食べる

それを想像すると

嫌いな冬が待ち遠しくなったりしています。

コメント
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