六義園で紫陽花が見頃!

いつも展覧会の感想ばかり書き散らしているので、今日は少し趣向を変えて、拙いながらお花の写真でも。

というわけで駒込は六義園にて見頃の紫陽花を楽しんできました。



言うまでもなく六義園は元禄年間、将軍綱吉から柳沢吉保に下屋敷として与えられた土地を、吉保自らの設計により、回遊式として整備した庭園で、主に紀州の和歌浦を模した景観が随所に配されています。



と概要を書いてみたものの、私自身、六義園へ出かけたのはおそらく10年ぶり。鬱蒼とした木立と開けた池の周囲との対比、そのダイナミックな景観に驚きつつも、随所に咲く紫陽花をカメラにおさめてきました。


ガクアジサイ

この六義園のアジサイの特徴を一言で表すと「和のアジサイ」です。



つまり一般的な西洋アジサイの「手まり型」ではなく、日本古来より自生する「ガク咲き」と呼ばれるものが多いのが特徴で、中央に本来の花である両性花が、その周囲にはいわゆる花びら風の装飾花がついた形になっています。



ちなみに解説によると手まり型は必ずしも西洋に限らず、日本にもあったそうですが、ガク咲きのこじんまりとしつつ、どこかもの静かな味わいも、また興味深いものがありました。


花火

一番惹かれたのは花火と呼ばれるこのアジサイです。ガクアジサイの一種ですが、確かにまるで線香花火がパチパチと音をたてて灯っているような風情があります。


ヒメアジサイ

手まり型ではヒメアジサイも可愛らしいのではないでしょうか。花びらは小さめでした。


ブルースカイ

西洋アジサイの一種、ブルースカイの青みはさすがに目を引きます。雨上がりもあったのか、より発色も際立っているように感じられました。



それにしても日本画のモチーフとしてはよく手まり型が取り上げられますが、ガク咲きを素材とした絵というものはあるのでしょうか。そんなことも気になりました。



さてさて少し話は飛びますが日本画とくれば日本画専門の山種美術館、そして写真と絡めれば福田平八郎展で開催中のフォトコンテストです。

「福田平八郎と日本画モダン」 山種美術館(プレビューの様子です)
「福田平八郎と日本画モダン」展でフォトコンテスト開催!(拙ブログ)


以前、拙ブログでもコンテストの応募についてまとめましたが、フェイスブック上の特設ページをのぞくと、続々写真が集まっているようです。

「福田平八郎と日本画モダン」展の関連企画 フォトコンテスト開催のお知らせ(山種美術館)
「福田平八郎と日本画モダン」フォトコンテスト応募ページ(フェイスブック専用サイト)




平八郎のトリミング精神、簡単なようで実はかなり難しいかもしれませんが、募集期限はまだしばらく先、展覧会終了日の7月22日です。私も何とか応募してみようと思います。
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