「福田平八郎と日本画モダン」展でフォトコンテスト開催!

トリミングの極致、福田平八郎の「雨」を大胆に用いたチラシでも話題の「福田平八郎と日本画モダン」展。



いよいよ今月26日より山種美術館で開催されますが、それにあわせて同館初、誰でも応募可能な「フォトコンテスト」が始まりました。

「福田平八郎と日本画モダン」展の関連企画として、下記のとおりフォトコンテストを開催いたします。
平八郎は、身近な風景や自然、都市のなかにあるモティーフを大胆に切り取り、斬新で近代的な感覚で表現しています。なにげない日常の中にも美を見出す平八郎的視点で、「モダン」な写真を撮影してみませんか?あなたの個性あふれる写真をお待ちしています。
受賞者には、すてきな賞品をプレゼントいたします。ふるってご応募ください!

応募方法は3つ。まず一番簡単なのはfacebook上の特設ページに写真を投稿することです。

「福田平八郎と日本画モダン」フォトコンテスト応募ページ

審査員は同館の山崎館長と顧問の山下先生、さらにジャーナリストのフクヘンさんこと鈴木さんです。会期中、上記ページに投稿作品が全て掲載された上、会期終了後、お三方によって選定されたグランプリ以下、計4つの賞が授与されます。

グランプリ:平八郎賞=1名
審査員特別賞:山下裕二賞、フクヘン賞、山種美術館館長賞=各1名
優秀賞:ポピュラー賞=1名
入選:奨励賞=50名

受賞者には美術館オリジナルの「すてき」な賞品をプレゼントしていただけるとか。福田平八郎と言えば晩年の斬新極まりない構図、また半ばデザイン的な感覚が評価されるところですが、その辺を考慮しながら写真を撮影、また投稿すると良いのかもしれません。


福田平八郎「筍」1947年 山種美術館

当然ながらモチーフは風景云々を問いません。私も最近は拙いながらインスタグラムなど、写真に接する機会がとても増えましたが、これからは平八郎イメージを頭に入れながらシャッターを切ってみようと思います。

またfacebookをお持ちでない方は郵送、もしくはメールでの応募も出来ます。詳しくは下記リンク先、美術館のサイトをご参照下さい。

「福田平八郎と日本画モダン」展の関連企画 フォトコンテスト開催のお知らせ


福田平八郎「漣」1932年 大阪市立近代美術館建設準備室

なお移転後、展示以外でも意欲的な企画の続く同美術館ですが、本展でもこれまたおそらくは同館初となる「展示対談・解説動画」をWEB上で配信しています。

特別展「福田平八郎と日本画モダン」関連動画の配信を開始しました。
 第一部:山下裕二が語る「福田平八郎の魅力」(聞き手:山崎妙子)(9分)
 第二部:特別対談 山下裕二×鈴木芳雄(12分)

軽妙な語り口ながらも平八郎の魅力を鋭く抉った見応えのある内容です。こちらも是非ご覧ください。

前にも書いたことがありますが、福田平八郎は京都国立近代美術館での回顧展(2005年)に接して以来、私にとっては忘れられない画家の一人となりました。


前田青邨「おぼこ」1944年 東京国立近代美術館

また今回の山種の展示では関連の画家も紹介しながら、同時代の「モダン」な日本画の諸相を追う内容となるそうです。心待ちにしたいと思います。



そう言えば今月の山種美術館のカレンダーは福田平八郎の「芥子花」でした。

応募期限は展覧会終了日の7月22日(日)までです。この滅多にない美術館主催のコンテスト企画、まずは奮ってご応募下さい!

「特別展 生誕120年 福田平八郎と日本画モダン」
会期:2012年5月26日(土)~7月22日(日) *前期(5/26~6/24)、後期(6/26~7/22)
会場:山種美術館
主催:山種美術館・日本経済新聞社
時間:午前10時から午後5時(入館は4時30分まで)
休館:月曜日(但し7/16は開館、翌火曜日は休館)
料金:一般1200円(1000円)・大高生900円(800円)・中学生以下無料
*( )内は20名以上の団体料金、および前売り料金。
*障害者手帳、被爆者手帳をご提示の方、およびその介助者(1名)は無料。

【参考エントリ】(開催中のさくら展については以下のリンク先にまとめてあります。)
「桜・さくら・SAKURA 2012」 山種美術館(~5/20)
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