都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「フェルメールへの招待」(朝日新聞出版)
監修に國學院の小池先生を迎え、一部解説執筆と全体の編集を「青い日記帳」のTakさんが担当された朝日新聞出版の「フェルメールへの招待」を読んでみました。
光沢感のある上質な「真珠の耳飾りの少女」の表紙からして思わず感心された方も多いかもしれません。
見開きには厚紙に印刷され、切り離してポスターにも使用可能な耳飾りの少女があるのも心憎いところですが、オールカラーでB5版、全96ページ、フェルメール全作の解説と図版、また充実したコラムなども掲載されて1200円とは相当にお得だと言えるのではないでしょうか。
「初めてでも楽しく鑑賞できる」という帯の謳い文句の通り、終始平易な語り口ながらも、多角的にフェルメールの魅力を味わえるような内容となっています。
まず充実しているのは、人気6作品(真珠の耳飾りの少女、牛乳を注ぐ女、手紙を読む青衣の女、絵画芸術、真珠の首飾りの女、デルフトの眺望)の「パーフェクト解説講座」です。
ここでは絵画のエッセンスを「ここがポイント!」として分かりやすく読み解いていますが、嬉しいのは作品が何と一部拡大されて原寸大になっていることでした。
また通常、やや分かりにくくさえあるフェルメール絵画のスケール感を一目瞭然にした、全37作のサイズ比較ページも見逃せません。
身近な牛乳パックと作品を並べることで、その大きさを体感的に掴み取ることが出来ました。
読み物として面白いのは、怖い絵シリーズでもお馴染みの中野京子さんによる「真珠の首飾りの少女」を何と聖母マリアに重ねて読む、「光に包まれてうっとりする少女は受胎告知される聖母マリア?」のコラムです。
また贋作事件や作品自体の真偽にかけても何かと話題となるフェルメールだけに、その辺についての内容もかなり突っ込んだ記述がなされています。
それにフェルメール全点を年代別に解説した「誌上ギャラリー」や、フェルメールと同時代の画家などを紹介し、さりげなくメツーまでを引用した「ちょっと美術史」など、ビギナー向けとは言えども、かなり読み応えのある内容だという印象を受けました。
ずばり世に数多あるフェルメール関連本の中で、おそらくは最も親しみやすく、しかもコストパフォーマンスに優れた一冊としても過言でありません。
「フェルメールへの招待/朝日新聞出版」
さて先日もお知らせしましたが、本書の発売を記念し、『フェルメールへの招待』出版記念パーティを3月3日に開催します。
Takさんのフェルメールのスライドトーク、またビンゴ大会など、盛りだくさんの内容にするつもりです。なお会場では本書を特別割引価格で発売します。
ご参加希望の方は下記いずれかの方法でお申込み下さい。3/1をもって受付を締め切らせていただきました。
フェルメール、アート好きの集うカジュアルな会を目指しています。それでは改めまして皆さんのご参加をお待ちしております。
光沢感のある上質な「真珠の耳飾りの少女」の表紙からして思わず感心された方も多いかもしれません。
見開きには厚紙に印刷され、切り離してポスターにも使用可能な耳飾りの少女があるのも心憎いところですが、オールカラーでB5版、全96ページ、フェルメール全作の解説と図版、また充実したコラムなども掲載されて1200円とは相当にお得だと言えるのではないでしょうか。
「初めてでも楽しく鑑賞できる」という帯の謳い文句の通り、終始平易な語り口ながらも、多角的にフェルメールの魅力を味わえるような内容となっています。
まず充実しているのは、人気6作品(真珠の耳飾りの少女、牛乳を注ぐ女、手紙を読む青衣の女、絵画芸術、真珠の首飾りの女、デルフトの眺望)の「パーフェクト解説講座」です。
ここでは絵画のエッセンスを「ここがポイント!」として分かりやすく読み解いていますが、嬉しいのは作品が何と一部拡大されて原寸大になっていることでした。
また通常、やや分かりにくくさえあるフェルメール絵画のスケール感を一目瞭然にした、全37作のサイズ比較ページも見逃せません。
身近な牛乳パックと作品を並べることで、その大きさを体感的に掴み取ることが出来ました。
読み物として面白いのは、怖い絵シリーズでもお馴染みの中野京子さんによる「真珠の首飾りの少女」を何と聖母マリアに重ねて読む、「光に包まれてうっとりする少女は受胎告知される聖母マリア?」のコラムです。
また贋作事件や作品自体の真偽にかけても何かと話題となるフェルメールだけに、その辺についての内容もかなり突っ込んだ記述がなされています。
それにフェルメール全点を年代別に解説した「誌上ギャラリー」や、フェルメールと同時代の画家などを紹介し、さりげなくメツーまでを引用した「ちょっと美術史」など、ビギナー向けとは言えども、かなり読み応えのある内容だという印象を受けました。
ずばり世に数多あるフェルメール関連本の中で、おそらくは最も親しみやすく、しかもコストパフォーマンスに優れた一冊としても過言でありません。
「フェルメールへの招待/朝日新聞出版」
さて先日もお知らせしましたが、本書の発売を記念し、『フェルメールへの招待』出版記念パーティを3月3日に開催します。
「フェルメールへの招待」出版記念パーティ
開催日:2012年3月3日(土)
時間:19:15~21:15(受付:19:00~)
場所:渋谷Fiesta(渋谷区神南1-8-18 神南フラッツB1)
交通:渋谷駅、原宿駅より徒歩7~8分。渋谷消防署の裏です。
参加費:5000円
開催日:2012年3月3日(土)
時間:19:15~21:15(受付:19:00~)
場所:渋谷Fiesta(渋谷区神南1-8-18 神南フラッツB1)
交通:渋谷駅、原宿駅より徒歩7~8分。渋谷消防署の裏です。
参加費:5000円
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参加ご希望の旨、メールでお知らせ下さい。メールアドレス:harold1234 アットマーク goo.jp
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