メモリアルイヤー・美術編 2008

クラシック音楽に次いでの美術編です。

生誕年

80年 イヴ・クライン(1928-1962) 澁澤龍彦(1928-1987) アンディ・ウォーホル(1928-1987) フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー(1928-2000) ドナルド・ジャッド(1928-1994) ベルナール・ビュフェ(1928-1999)
100年 バルテュス(バルタザール・クロソフスキー・ド・ローラ)(1908-2001) 東山魁夷(1908-1999) 田中一村(1908-1977) アンリ・カルティエ=ブレッソン(1908-2004)
150年 フェルナン・クノップフ(1858-1921)
200年 オノレ・ドーミエ(1808-1879)
350年 尾形光琳(1658-1716)
450年 本阿弥光悦(1558-1637)


没後年

15年 猪熊弦一郎(1902-1993) 杉山寧(1909-1993) 
20年 小磯良平(1903-1988) イサム・ノグチ(1904-1988) 
30年 岡鹿之助(1898-1978) ジョルジョ・デ・キリコ(1888-1978) 東郷青児(1897-1978) 安田靫彦(1884-1978)
35年 横山操(1920-1973) パブロ・ピカソ(1881-1973)
40年 藤田嗣治(1886-1968) マルセル・デュシャン(1887-1968)
45年 ピエロ・マンゾーニ(1933-1963)ジャン・コクトー(1889-1963)
50年 ジョルジュ・ルオー(1871-1958) 横山大観(1868-1958) モーリス・ド・ヴラマンク(1876-1958)
60年 松本竣介(1912-1948)
70年 エルンスト・キルヒナー(1880-1938) エルンスト・バルラハ(1870-1938)
80年 佐伯祐三(1898-1928)
90年 エゴン・シーレ(1890-1918) グスタフ・クリムト(1862-1918)
100年 橋本雅邦(1835-1908)
150年 歌川広重(1797-1858)
400年 狩野光信(1565-1608)

 

まず身近なのは、今月末より国立新美術館で展示も始まる、大観の没後50年でしょうか。「生々流転」をはじめとする代表作がズラリと揃う内容とのことで、改めて彼の画業に注目が集まることかと思われます。また日本画家つながりとしては、今年生誕100年を迎える東山魁夷にも注目です。大観とは微妙に会期が異なっていますが、こちらも東近美での回顧展が予定されています。見応えのある展示となりそうです。

「横山大観展」@国立新美術館(1/23-3/3)
「東山魁夷展」@東京国立近代美術館(3/29-5/18)

私としては生誕200年のドーミエにも注目したいところです。彼の作品を回顧的に見る展示にはなかなか接することが出来ませんが、2月より福島県立美術館にて「風刺の巨匠 ドーミエ版画展」と題した展覧会も予定されています。巡回の有無は不明ですが、一度まとめて見てみたい作家の一人です。

「風刺の巨匠 ドーミエ版画展」@福島県立美術館(2/16-3/13)

 

さて最後に是非挙げておきたいのが、光琳の生誕350年、光悦の生誕450年です。私も昨日初めて教えていただいたのですが、それぞれの生誕も記念しての展覧会、「大琳派展 - 継承と変奏 - 」が本年秋、東京国立博物館にて会期一ヶ月の限定で開催されます。これはメインの光琳を軸に、サブタイトルにもある「継承と変奏」、つまりは宗達、光悦、乾山、抱一、其一らと言った、まさに琳派の王道の絵師たちの作品を一堂に展観するもので、それぞれの代表作が計200点余りほど集まるようです。また琳派関連では、熱海のMOA美術館でも仮称「琳派展」が予定されています。琳派ファンにはたまらない一年となりそうです。

「大琳派展 - 継承と変奏 - 」@東京国立博物館(10/7-11/16)
「(仮称)琳派展」@MOA美術館(12/6-12/24)

音楽編同様、記念年の作家があればどうぞ情報を寄せて下さい。お待ちしております。

メモリアルイヤー・クラシック音楽編 2008

*関連エントリ
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