先日、お天気が良かったのでぶらぶら散歩していたら勢いでそのまま。
景山公園へ。
故宮が一望できるスポットなので、観光客率も高し。
空気が綺麗なので、国貿三期もくっきり。
西側の山も輪郭が見えますね。
山に囲まれた北京、周辺の山が見えるかどうかが空気レベルのバロメーター!
時刻は午後4時。
夕日に照らされた故宮が。
美しく輝き始める時間です。
徐々に沈んでいく太陽。
・・・を、ぼ~っと見る私。
ちょっと退屈してきたので、カメラで遊ぼう。
アートフィルター加工した故宮の写真はなんだかおどろおどろしくなってしまい。
現代の若者が昔の故宮にタイムスリップしたような感じになっちゃった。
そんなことしてる間にも。
太陽はどんどん西の空に沈み。
いよいよ、故宮が最も美しく夕日に映える瞬間がやってきました。
赤い屋根、赤い壁が夕日に照らされより一層その輝きを増します。
ただただ、その美しさをぼ~っと見つめる私。
東の空はずいぶん夜の濃い青が広がってきましたが。
16:45。西の空にはまだギリギリ太陽が。
が、日が落ちる時ってなんでこんなにすと~んと落ちていくんだろ?と思うほどのスピードで。
あっという間に姿が見えなくなってしまいました。
太陽が沈むと、観光客は徐々に減っていきますが。
日没後の30分!
このゴールデンタイムを逃すわけにはいきません。
景山公園の北側の道路や街並みにも灯りがともり始めました。
西の空も徐々に濃い青に包まれて。
2日目の月が空に。
時刻は17:30。
刻々と変わる夕景が美しく、なかなか帰るきっかけがないのですが。
東の方はこの通り。 もう夜です。
そして、比較的暖かい日だったとはいえ、この時間になると気温は。
5度。
・・・冷えますな。
というわけで、下山しましょう。
(故宮を見渡せる万春亭は、ちょっとした山というか小高い丘の上にあるのです)
・・・・・。
まっくら。
階段、見えへん。
スマホのライトを照らしながら足元に気を付けて、なおかつこの暗闇にひとりぼっちはさすがに怖いので、同じタイミングで下山してる女の子たちとはぐれないよう気を付けて。
さぁ、あと少しだ!
・・・とその時、いきなり私の目の前に!!!
餌やりおばちゃん、現る!!!!!
・・・びっくりした。
ほんま、びっくりした!!!
暗闇からイキナリ現れるの、ほんまびっくりするからやめて、おばちゃん。
急にぬぼっと現れたおばちゃんは驚く私には目もくれず、次々と手際よく猫の餌を置いていくではないですか!
すると。
景山公園にこんなに猫いたんかいっ!
というほどの数の猫が四方八方から出てくる、出てくる・・・。
そういえば昼間。
白黒ねこさんを1匹見かけたけど、あれはほんの一部だったんや。
というわけで、景山公園。
夜までねばれば、美しい故宮の夕景・夜景以外にかわいい猫たちにも遭遇できるという、何とも魅力的なスポットなのでした。
暗闇からの、ぬぼっとおばさんには、遭遇したくないですな(笑)
フィルター加工した故宮の空・・・どこかで見たような・・・?
と思ったら、映画「陰陽師」で、魔物たちが現れる時の空に似てたんだった(笑)
陰陽師といえば平安時代。
明かりなどほとんどなかった夜の闇のおそろしさは、まさに、暗いとこからぬっとあらわれるおばちゃんが、魔物に思えるほどだったに違いにゃい・・・(笑)
黄昏時は逢魔が時、とは、よく言ったものでござりまする。
ほんとに、あの暗闇からぬぼ~!はかなりびっくりしました。おばちゃんの方は我関せずという感じでしたが(笑)
これまで何度も、私同様びっくりした人がいるでしょうね~。
加工した故宮の写真。そうですね! 陰陽師っぽい!
だから何かおどろおどろしい感じに見えたのかな~。