北京には、空気がえげつない日もあれば。
ミラクルな晴天の日もあります。
(横一直線は飛行機雲!)
この日も、脳内に組み込まれた『晴天=おでかけ』という方程式に従って、南鑼鼓巷へ。
というのも。
しばらく工事中だった南鑼鼓巷がリニューアルだよ~という記事を読んだから。
相変わらずの人気観光地。
リニューアルしてどこがどう変わったのかな?
ん?? 見たことがないスポットが。
どうやら、昔ながらの文化を実演付きで紹介するスペースらしい。
この、息を吹きながら形作る飴。
通常はおっちゃんの息で形成された芸術的な飴が売られているのだけど、自分の息なら買いやすい・・・ってこと?
(とはいえ、形成するのはおっちゃんの手!)
こちらは、一度くらいは書いてもらいたいな~と思っているものです。
自分の名前をこんな風に絵画的にアレンジしてくれます。
数か月に一回くらい、様子を見に来る南鑼鼓巷。
そのたびに店舗の移り変わりが激しくて。
なんだか日本料理屋風のお店も。
オープン前みたいですが、とってつけたようなドラえもんの人形が、若干不安を感じさせる・・・。
こちらは?
何かの博物館と書いてあるけど、なんやろ?
単なるお土産屋さん、しかも観光地にありがちな残念感あふれる店舗。
しばいたろか。
こちらは、北京のおやつとか、ちょっとこじゃれたお菓子を販売。
おっ!? なんだか日本っぽい店構え?
っていうか、日本っぽいキャラクターがいるんですけど。
中国でも大人気のくまモン。
・・・って、こんな感じでしたっけ?
肉球から判断するに、めっちゃ内股なんですけど、こんなんでしたっけ?
私には???なポイントが相変わらず多い南鑼鼓巷ですが、やっぱり大人気。 平日の午前中でこの人だかり。
ちなみに今回の修繕で、南鑼鼓巷の通り沿いの店舗をグレーの壁に合わせるなど、景観にも気を配ったそうですが。
グレーのレンガ風・・・の布で覆われた店舗。
間に合わなかったんか? それとも、このままそれでいくんか???
さてさて。 うろうろしている間に、ランチタイムとなりました。
この近辺でどこか評判の良いお店はないかな?
と検索してみると。
『菊兒人家』
南鑼鼓巷小菊兒胡同63号
こじんまりしたお店ですが、さっそく入ってみましょう。
店舗、ちっちゃ!!! 人、多っ!!!
めっちゃ繁盛店です。
メニューを見ると、ど~んと最初に『魯肉飯』(煮込み豚肉かけご飯)が。
確かに口コミでもこれが一番人気らしく、周りのテーブルはほぼこれを注文している。
が、壁にはもう一枚張り紙があって、そこには。
「残したら10元罰金!!!」
の文字が。
そもそも、そこまでお肉が大好き!というわけではない私。
もしも好みの味ではなく食べきれなかったら、お店の人たちにさんざんこっぴどく叱られた上に罰金かい・・・。
と、マイナスの想像を働かせ、結果。 静かに注文。
「(2番人気の)“菊香プリン”と“柚子茶”くださぁ~い!」
ま、注文というよりは、お店のおばちゃんに大声で注文を叫ぶ!って感じでしたが。
で、その数秒後には。
プリン、来た~!!!!! 早っ!!!
もぐもぐ。
もぐもぐ、もぐもぐ。
・・・・・うん。
普通の牛乳プリンやな。(菊やら香やらはどこ行った?)
がしかし。
一緒に頼んだ“柚子茶”はどうした? いつまで経っても来ないぞ?
いいのか? プリン食べ終わってしまうけど、いいんか???
良くありません。 催促しました。
「柚子茶、早く持ってきてもらえます~???」 (←遠慮気味)
すると。
「あ、ごめ~ん! 煮込み豚肉かけご飯 まだやった?」
いやいや、いやいや。
頼んでへんし。 煮込み豚肉かけご飯!!!
確かに周りを見回すと、老若男女ほぼみ~んな煮込み豚肉かけご飯。
子供ですらそれを食べている。
一方私は・・・。
あんた、何しに来たん?みたいな注文。
店内を観察していると、次から次へとやってくるお客さん。
中でも、ご近所の親子連れとかお年寄りとかも多く、とにかく店員さんとお客さんが家族のような雰囲気のこのお店。
うん、アットホームなこの雰囲気。 人気があるのもよくわかる!
が。
そんな中で、ひとり。 場違いな注文をする外国人(つまり私)。
いやぁ、めっちゃアウェイ感を味わいました。
(こんなことなら煮込み豚肉かけご飯を注文しとけばよかったか?)
さらに、隣りのおこちゃまが私のプリンを見て「あれ食べたい、あれ食べたい」と騒ぎ出し、気まずいのなんのって・・・。
評価の高いローカル店は心してかかるべし!?
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