北京暮らしを始めてみれば ふたたび

2012年1月から再び北京生活が始まりました。(前回は2003.1~2006.1)

2024.1本帰国しました。

1000年以上の歴史がある「京西古道」へ

2021-11-04 21:15:22 | 北京暮らし おでかけ編

先週末。

気になっていた場所へ行ってきました。

 

 

「京西古道」

北京中心部から地下鉄&タクシーで約2時間。

古道自体は数千年の歴史があるらしく、数えきれないほどの人や馬が行き来した道。

 

 

 

ほとんど下調べせず来たのですが、いきなり。

 

 

 

 

坂、急やな・・・。

 

 

 

 

ぽこぽこと続く石の道。

 

京西古道は北京の西に何か所か点在していて今回訪れた「牛角嶺関城」は軍事要塞でもあった場所。

軍事物資の運搬はもちろん、商いをする人々による数えきれないほどの往来がありました。

 

 

 

 

この、ボコボコは???

 

 

 

 

 

これ、蹄の跡なんです。

 

馬の蹄を守るため蹄鉄をつけるのですが、そうなると石の上を歩いた時に滑りやすい。

すると馬は、これまでについた足跡のくぼみを選んで歩くようになるらしく、その結果このような蹄の跡が出来上がったのだそう。

 

 

 

 

蹄の跡を見ると、内側の角度でどちらの方向に進んだかもわかるんですって。

このエリアには300ものボコボコが存在し、深いものは30センチにもなるのだとか。

 

 

 

 

ここを往来した人々の息遣い、馬の足音まで聞こえてくるようです。

 

 

 

 

およよ? これは何?

80元も払わないと入れないこのエリアの向こうには・・・。

 

 

 

 

 

山肌にはりついたガラスの廊下だ~!!!

中国では時々目にします。

 

歩いてみたい気持ちはありましたが、いかんせん遠い。

しかも行ったら戻ってこないといけないというわけで、ここで高らかに宣言します。

 

 

勇気ある撤退~!!!

 

 

 

というわけで、登山口まで戻ってきました。

そのすぐそばには博物館があって。

 

 

 

 

この周辺の古道の多さにびっくり。

 

 

この博物館、資料もきちんと揃っていて見ごたえがあるのですが、なぜか最後に。

 

 

 

遊園地の乗り物のような馬。

なんでや。

 

 

 

さらに私たちを「なんでや!?」と悩ませたのがこちら。

 

 

 

 

コレハ ナンデスカ?

 

 

博物館のすぐ隣り。不思議な入り口から恐る恐る入ってみると。

 

 

 

 

軍事バー?????

 

 

 

中は驚くほど広く、奥へ奥へと続きます。

 

 

 

 

?????

 

 

 

はて・・・?

 

 

どうやら軍事をテーマにしたバーらしいのですが、ちょっとかび臭いし営業している様子はなし。

こういう「はてな?」に遭遇するのも、中国生活の醍醐味です。

 

 

 

紅葉というよりは枯れ葉が多かったのですが。

 

 

 

 

 

何千年も続くという古道、印象深い光景でした。

 

 

正直もっと平坦な道が続くと思っていたので、あの坂道にはひるんでしまったのですが、そんなヘタレな私をすいすいと追い抜いて行ったのが。

 

 

 

わんことラジコンカー。

 

・・・って、なんでここでラジコンカー!?