先週末。
気になっていた場所へ行ってきました。
「京西古道」
北京中心部から地下鉄&タクシーで約2時間。
古道自体は数千年の歴史があるらしく、数えきれないほどの人や馬が行き来した道。
ほとんど下調べせず来たのですが、いきなり。
坂、急やな・・・。
ぽこぽこと続く石の道。
京西古道は北京の西に何か所か点在していて今回訪れた「牛角嶺関城」は軍事要塞でもあった場所。
軍事物資の運搬はもちろん、商いをする人々による数えきれないほどの往来がありました。
この、ボコボコは???
これ、蹄の跡なんです。
馬の蹄を守るため蹄鉄をつけるのですが、そうなると石の上を歩いた時に滑りやすい。
すると馬は、これまでについた足跡のくぼみを選んで歩くようになるらしく、その結果このような蹄の跡が出来上がったのだそう。
蹄の跡を見ると、内側の角度でどちらの方向に進んだかもわかるんですって。
このエリアには300ものボコボコが存在し、深いものは30センチにもなるのだとか。
ここを往来した人々の息遣い、馬の足音まで聞こえてくるようです。
およよ? これは何?
80元も払わないと入れないこのエリアの向こうには・・・。
山肌にはりついたガラスの廊下だ~!!!
中国では時々目にします。
歩いてみたい気持ちはありましたが、いかんせん遠い。
しかも行ったら戻ってこないといけないというわけで、ここで高らかに宣言します。
勇気ある撤退~!!!
というわけで、登山口まで戻ってきました。
そのすぐそばには博物館があって。
この周辺の古道の多さにびっくり。
この博物館、資料もきちんと揃っていて見ごたえがあるのですが、なぜか最後に。
遊園地の乗り物のような馬。
なんでや。
さらに私たちを「なんでや!?」と悩ませたのがこちら。
コレハ ナンデスカ?
博物館のすぐ隣り。不思議な入り口から恐る恐る入ってみると。
軍事バー?????
中は驚くほど広く、奥へ奥へと続きます。
?????
はて・・・?
どうやら軍事をテーマにしたバーらしいのですが、ちょっとかび臭いし営業している様子はなし。
こういう「はてな?」に遭遇するのも、中国生活の醍醐味です。
紅葉というよりは枯れ葉が多かったのですが。
何千年も続くという古道、印象深い光景でした。
正直もっと平坦な道が続くと思っていたので、あの坂道にはひるんでしまったのですが、そんなヘタレな私をすいすいと追い抜いて行ったのが。
わんことラジコンカー。
・・・って、なんでここでラジコンカー!?