俺の後頭部に釘を刺して
金槌で叩き続ける
誰かの音がする
あるいは自分で
死ね死ね死ね
起きろ起きろ起きろ
気付け気付け気付け
って後頭部から殴り続けている
その拳の痛みがまったくわからずに
音だけが反響して
耳に届く
そんな気がする
自分が何をしてるのか
まったくわからない
ただ、まちがいなく
無意味に生きているだろうということだ
俺は立派な生き方をしたと
胸を張って言える人の
生き方を真似る事無く
そこから何かを学ぶには
一体何が必要なのだろう
素直さ?
誠実さ?
健康?
どうもいまいち
おれは自分が何を考えているのか
掴めずにいるようだ
俺は…一体何が言いたい?
雷に撃たれるのを待っているのかな
助けて!
や
痛い!
と
叫ぶ前に
誰にも気付かれずに死んでしまうんじゃないかという不安は
いつも消えない。
この不安をかき消してくれるものは
どこにあるのか
それを見つけねば
僕はずっとこのままで
のたうちまわって生きるという事なのか
前進…?
前進ってなんだ?
子供…?
女…?
生物としては正しいと言わざるを得ない
だが、俺としてはどうなのか。
このクソみたいな真っ暗闇に
無責任に子供を残す事が前進と言えるのか
俺には無理だ。
この世界は美しくない。
この世界を認めるくらいなら
死んだ方がマシだ。
だからこそ、雷撃の革命を待っているという事なのか
奇跡を起こせと?
正解が見つからないのではなく
正解を認めないだけ?
馬鹿馬鹿しいね
聞き飽きた。
夢が見たくて、俺は眠る道を選んだ。
今日も俺は再インストールのヒントを探す。
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