嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

堂々巡りと甲羅の壁

2004年07月17日 23時55分16秒 | 駄文(詩とは呼べない)
みんな、超えられない壁がある─
僕はそう思った。

そもそも僕が指摘できる他人の壁なんて
その人自身が既に気付いている壁だ。

それを指摘したところで
何かが変わる訳じゃない
だけど言わなければ何も変わらないかもしれない
だから僕はきっとお節介な存在なんだろうと思った。

人は既に今の状態が精一杯なんだという話を聞いた事がある。
だけど本当にそうなのだろうか。
少なくとも、僕は僕自身の限界まで頑張っているとは思えない。

僕と同じ程度に妥協している人は結構多いと思う。
人を励ます事が自分を励ます事に繋がるなら
僕は人を励ましたいと思う。

だけど人が脆いものだって事も一応知ってるつもりだ。
自信は全くないのだけれど。
期待されれば重圧で押し潰される人も居るだろう。

自分はどうだろうか
僕自身は誰かから期待される事を望んでいるだろうか。
僕は望んでいない

それはハッキリとわかる。

僕は人から期待され続ければ簡単に潰れて駄目になってしまう人間だ。
僕はきっと僕自身のためにしか頑張る事はできない。

では何故頑張れないのか。

それは僕自身が僕の価値を見失っているからだ。

僕は一体全体この長い時間を何に費やしてきたのか。
なんにもやっていない
人に誇れるような事は何一つしてない。

意味のある事もほとんど何もしてこなかった。
その事がいつも僕を追いつめる。

今の僕は普通の人が当たり前にこなせる事でさえも
何一つできなくなってしまっている。

自分を奮い立たせるために必要なものはなんだろう。
決意だろうか。
信念だろうか
欲望だろうか。

僕にはそんなものは何一つない。
僕にあるのは僕自身を護るための堅い甲羅だけだ。

それさえも無くしてしまったら
僕はもはや僕で無くなってしまう

僕がもっとも恐れているのは
僕が僕で無くなる事だ。

そんな事を毎日毎日考えてきた。
今も考えている。

考えるたびに甲羅は厚くなる。
そして僕は誰にも届かない孤独の世界へ足を踏み入れ
孤独の海で泳ぎ
孤独の海で溺れ
孤独の海で窒息する

光よりも速くやってくる闇の中で
僕はきっと誰よりも眩しい光に憧れている。

いつかきっと誰かが何かを照らせるように
僕はいつまでも何かを祈り続けている。

全てが癒される日まで
僕は僕を記録します。

願いが、届きますように。