米中の首脳同士が関税の引き上げで突っ張り合った。ドナルド・トランプ78歳、習近平71歳。ともに杜甫のいう「人生七十古来稀」を過ぎている。カラ元気かもしれぬが、一見、元気だ。石破日本首相68歳、スターマー英首相62歳、マクロン仏大統領47歳。とんだとばっちりを受けて年甲斐もない奴だ、と嘆いているかもしれぬ。
国債の行方が不安になり、トランプは景気よくぶちあげた高関税を、対中国を除いて90日間の執行猶予にした。決める前によく考えよ、と若手は渋い顔だ。
日本はコメの値段が高止まり、食品も便乗と疑いたくなるほどの値上げだ。食いつめて栄養失調になる人が出るかもしれない。ガザの飢えを見つめ、ここは臥薪嘗胆でしのぶしかない。来年にはアメリカの中間選挙がある。運がよければ、しばらくの我慢だ。
(2025.4.13 花崎泰雄)
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