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news commentary

よくぞ聴いてくれました

2008-12-08 23:30:05 | Weblog
2008年12月8日のNHKニュースによると、NHK世論調査で麻生内閣の支持率が25%に急落した。不支持は65%に急上昇した。

同じ日の朝日新聞朝刊の同社世論調査では、支持22%、不支持64%と、似たような数字だった。

小泉、安倍、福田、麻生と自民党世襲議員の総理が続いた。小泉は「ぶっこわせ」と叫んで、郵便局、国立病院、国立大学などを国の直営からはずして、民間の強欲を組織運営の基本にした。安倍、福田、麻生はひ弱な世襲議員で、小泉に蹴散らかされて混乱をきたした社会機能の修復が何一つできなかった。

そこへ、アメリカの強欲市場経済が破綻した。どうしていいかわからず、日本国首相が右往左往する姿が日々ニュースで流された。支持率20%台への急落は当然だ。

そんな当たり前の話はさておき、NHKの世論調査で一番面白かったのは、次の衆議院選挙後の総理大臣に、現在総理の麻生と、民主党代表の小沢代表のどちらがふさわしいか尋ねたところ、麻生が18%、小沢が22%で、「どちらもふさわしくない」回答が回答者の過半数54%に達した点だ。

朝日の世論調査は首相に相応しいのは麻生か小沢か、という二者択一で質問している。NHKの「麻生」「小沢」「どちらもふさわしくない」という回答の選択肢は、常識的な世論調査の手法からは違例だが、その違例さゆえに、現在の国民のしらけ気分を見事に数量化することができた。

この稿の筆者なども、先日の衆院での小沢・麻生の党首対決を見ていて、政治の世界のどうしようもない人材不足を感じたものだ。

そういうわけで、2008年の暮れは寒々しく、救いがない。

(2008.12.8 花崎泰雄)
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