Hanews-はにゅうす

ウィーン歌曲歌手、「はにうたかこ」の毎日のちょっとしたことを書いています

子供合唱の発表会でした

2010年09月12日 19時43分26秒 | Weblog
宇治の文化会館って、2時間に1本しかバスがないんですよ!考えられませんね。市民の自動車所有率が高いんでしょうか?それとこれとは関係ないと思うんですが。

さて、そこで今日子供合唱がありました。「チキチキバンバン」と「はるか」。

子供たちは、笑顔をふりまいて、楽しそうに歌ってくれました。「はるか」の意味をちゃんと理解している子はいないだろうけど、それでも、要所要所、意味を教えてきたので、そういったところは意味がわかっているような顔で歌っている小学校2年生。最初恥ずかしくって、セリフみたいな歌詞が言えなかった男の子二人。練習についてくることも難しかった4歳児も、しっかり歌っていました。

ものすごく上手いか?っていわれたら、そうではないです。でも、上手く歌うとか、うまく弾くだけが音楽じゃない。彼らには、「またそういう機会があったら歌いたい」「歌は楽しい」「表現することは面白い」と思ってもらいたかったし、合わせて「舞台に立つために、やらなければならないきまりや、心構えがある。」ということもわかってほしかったので、新たに購入はしないけど、みんなでT-シャツにジーンズをそろえようと、衣装合わせまでやりました。

また、舞台衣装と、家から着てくる服は違うのにしてくださいとお願いしました。運動靴でいいから、洗ってくること、ホールに入る前に靴底の砂や泥を落とすことも、その課題にしました。舞台に「おばけ」がいる話もしました。

舞台は、そこに立つ人にとって、特別な場所であるべきだと思います。お茶やお花の人が畳のヘリを踏んであるかないように、小さいときからピアノや合唱をお稽古している子供たちは、舞台でそれを学ぶ必要があります。

最近はピアノの発表会でも普段着の子供が多いのですが、日ごろから先生が、丁寧に教えてらっしゃるから、お教室で一番やんちゃな男の子が、白シャツにエナメル靴で来ていました。ご両親も、そこを特別な場所としてとらえてくださっているのがわかって嬉しかったです。

「歌いたい子供」ではなく、「何が始まるかわからないけど呼ばれた」子供たちに、教えるのは最初とても大変でしたが、最後はみんなで笑顔で終われて、私もとても楽しかったです。



チキチキバンバンの最後のポーズが決まる直前?




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