Hanews-はにゅうす

ウィーン歌曲歌手、「はにうたかこ」の毎日のちょっとしたことを書いています

フォルクスオパー「ヘンゼルとグレーテル」27.12.2007

2007年12月28日 05時03分03秒 | Weblog
今日は、おなかが空いていたので、朝一番にスーパーに行きました。朝8時開店なんですが、昔は6時半からだったのです。早寝早起きの国も、だんだん遅寝遅起きになってきたようです。(私はもっとひどいですけど)

で、商品はそろっていないだろうなぁと思ったら、意外とそろっていました。でも、油断はできません。クリスマス前からずっとそこにあった可能性もあります。特に「Aktion」なんて書いてある物はよくよく見ないといけない。(というより怖くて買えない。)久しぶりに食べたパンはおいしかったです。

そして午後。同時に音楽家映画が2本放送されていたので、最初「どっちにしようかなぁ」なんて迷いながら、チャンネルプチプチしてみていました。どっちもどっちで、一つは「いかにもアメリカが作りました風ヨハンシュトラウス恋物語」シュトラウスの友人はホーフブルグに住んでいるのか?その書き物机はシシィーの机ではないのか?一般人が普通の食事をシェーンブルンでするのか?それはドナウ川ではなく、ザルツブルグ奥にあるハルシュタット湖観光船だろ!そして極めつけは、「美しき青きドナウ」を含めて、全部英語で歌うな~!だんだん腹が立ってきました。救いは唯一吹き替えのドイツ語がじゃっかんウィーン風だったこと。

もう一つは、「オタッキーな脚本家と演出家が組んで作った、神経症で病的な部分を思いっきりクローズアップしたシューベルト物語」ドイツの作品なので、ドイツ語なのはいいのですがシューベルトだけでなく、まわりの人間みんなどこかおかしい。いったい1時間半でシューベルトは何言葉しゃべったのか?と思われるくらい、くら~い話。

どっちにしようと思いながら、1分ごとにチャンネルプチプチしてしまい、でも決められなくて、気がつけば1時間過ぎてました。そこで見るのをやめました。こんなの見てるより、練習したほうがためになる。

さて、夜はまた「ヘングレ」に行ってきました。今日は「こんな日もあるわさ。だってオーストリア人だし、休日後だし。きっとクリスマスにはめはずして、酒飲み過ぎたのよ。」と思いました。

その1:魔女がヘンゼルに向かって「グレーテル」と叫んでいました。
その2:魔女のアリア前、下手袖でスタンバっている「魔法のほうき」さんが、
   フライングしそうになって、見えてました。(ちなみに私は下手にいました。なので相当フライングしたと思われます。)
その3:焼きたての魔女クッキーが出てきた時には割れてました。合唱が必死に押さえていました。
その4:舞台をはけさすために引っ張っている紐が今日は丸見えでした。
その5:魔女クッキーをかまどに入れるスタッフのおじさんも見えてました。

ま、そんなところです。なんとも…愛嬌があるということで…かたづけて…いいのかどうか…まぁオーストリアだし…ってところでしょうか?ははは…

ところでフォルクスを知っている人はお母さんみてください。シュタインスキーです。色気のある役で昔主役張ってたはず。お母さんまでこなしてました。意外とよかったですよ。この人、2月にチャルダッシュの女王でも歌うということで話題になっています。(すでに25年現役みたい。すごいですね。)


指揮Leopold Hager
お母さんUlrike Steinsky
ヘンゼルIsabel Seebacher
グレーテルAndrea Bogner
砂の精Elisabeth Musger
露の精Lidia Peski
お父さんMorten Frank Larsen
魔女Kurt Schreibmayer
子どもたちHochschulchor











コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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がんばってるね! (Megumi)
2008-01-02 22:55:17
シュタインスキーもだけど指揮者のレオポルド・ハーガーも長いよね。

フォルクスは年末、サントリーホールでジルベスターコンサートをやったそうですが、その時もゆっくりめの曲で弦と管がばらばらになって、観客をひやひやさせたそうです。←観客の証言
返信する
それがいいところなのかも (はに~)
2008-01-03 07:20:42
そういうダメな所がいいところだったりするのよね。確かにハーガーも長い。私が名前知ってるくらいだから、そうとう長いね。
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