Hanews-はにゅうす

ウィーン歌曲歌手、「はにうたかこ」の毎日のちょっとしたことを書いています

言葉を音楽にのせる難しさ

2007年03月24日 23時23分14秒 | Weblog
今日、松井山手の駅前に行ったら、なんとスタバができていた。それもドライブスルーもできるスタバ。本当に急激に都会化している山手近辺です。びっくりでした。その斜め前にあるカフェ。ここがつぶれてしまわないか心配です。このお店はコーヒーもケーキもどちらも合格点です。雰囲気もいいし。そして今日カフェ飯たべてごはんもかなり美味しいと言うことがわかりました。私が頼んだのはヒヨコマメとミンチ、チーズのタコメシ。タコが入っているのかと思ったら、はいってなかったので、たぶんチリ風タコスのタコかなぁ。ご飯の上に豆とミンチとレタスの千切り、チーズをとかして、パプリカの辛いふりかけでした。他にもカフェだなぁと思うメニューばかり。おもしろいですよ。

今日の本題。今日はシュリッテ、オペラの音楽稽古2回目。日本語なので楽譜から音を読んだらすぐ歌えてしまう。だから、みなさん音符に振り回されてしまっています。もっと日本語でよく考えてから音楽にのせないと、「オペラ歌手」みたいなオペラになってしまう。これではいけない。なんか日本語みたいなんだけど…でも何言っているのかわからないし、本当にそんな風に言ってるのかなぁ。みたいな感想しかもらえないです。言葉をよ~く考えると、そのうち作曲家がなぜその音で作曲したか見えてきて、なるほど!と納得がいき、音楽がスムーズに流れ出します。そうしたらこっちのものです。無理をしなくても言葉もきれいに聞こえます。そして音楽と感情がちゃんとつながってきます。ブレスだけが無意味になされるようなことはありませんよ。まずはそのへんめざしてがんばってください。

この作品は、私にとっても大きな挑戦です。今まで演出してきたものは、どこかで他の誰かが作ったものを見たことがある。しいて言えば創作ミュージカルの「ぼくの初恋」は私の演出だと思うけど、他のはウィーンのだったり、ドイツのだったり、今までに見てきたものを私なりに、そして、その予算なりに組み立てただけの物が多い。でも、今回はまったく私だけの演出になるので、「はに~はどこまで作れるのか?」という自分への挑戦になるのかな。

ただ、私の作り方は、全部決まっているものを伝えるのではなく、何度かやっているうちにその人の中に見えるものを一緒に作っていく方法なので、本職の人とは違うのだろう。だから、演者が違えば、演出が変わると思う。そんないいかげんな演出なのだ。でも誰がどの役をやっていても、最後にはすっきり収まっているのだから不思議なものだ。

何度か書いているけれど、私自身はダイコン役者なので、役者としてはあまり世間様のお役にやっているようには思えない。舞台に立っているよりは、こうして誰かが作るのを手伝っているほうが、よっぽど自分を有意義に使えているように思うのだ。でも歌うのはやめられない。これが人間。


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2 コメント

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おお! (あづみん)
2007-03-26 00:31:21
ついに松井山手にスタバが・・・
私は西宮の臨港線のドライブスルーのスタバを経験しましたが、あれは病みつきになりますわ。
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病みつきですか (はに~)
2007-03-26 00:52:37
う~ん恐るべきスタバ。本当に最初にスタバを見た時、「この店来るな。」と思いました。その時にお金持ちだったらきっと株を買っていたと思います。でも今はもう落ち着いて第2期に入っていると思います。少しイケイケムードからは離れて、じっくり定着できる土地を探している感じですね。
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